オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

寅次郎14才 がんばれ  私50才 がんばらんと 明和池公園

2016-06-16 05:30:18 | 寅次郎
GWが明けて一週間ほどたったくらいから寅次郎の様子が変になりはじめ、全然元気がない日が続きました。

散歩に行っても腰が抜けたように急にへたばってしまったり、家でもほとんど動かなくなってしまいました。

オシッコも散歩の時間まで我慢できなかったのか、知らない間にガレージでしていたりと加齢に伴う事とも思ったのですが、餌も食べようともせず、
散歩に行ってもウンチすらしなくなりました。


寅次郎も14歳。人間で言うと70歳代。
生き物が食べ物を食べなくなるというのは命の終わりを意味していて、何があってもおかしくないと頭の片隅にいつもそれがあります。



これまで丸一日食べないことはあったのですが、さすがに三日続いたため動物病院に連れて行きました。

診察の結果、心臓はまだしっかりしていると言われましたが、血液検査で貧血がひどい事が分かりました。
数値的に高いものはあるけれど重篤なものは今はないということで貧血の薬と食欲を増進させる薬を処方してもらいしばらく様子を見ることになりました。

食欲が無い話をして何か良いドッグフードがないか聞いてみましたが、食べたい物を見つけてそれを食べさせてあげてくださいと言われました。


知り合いの夫婦がそんなとき、一生懸命餌を作って与えていたのを思い出しました。
自分達には真似できないほど献身的だったのを改めて深く思わされました。



とら母がササミや牛の赤身をゆでたもや、ヨーグルトやカボチャ、ブロッコリーなどを作ってくれて食べさせました。
今は少し体調も良くなって、散歩にも行けるようになりました。

歳をとって後ろ足の脚力も衰えているので、昔みたいに走り回ったりはできませんが、それでも一緒に歩くくらいのスピードで散歩ができて、我が家も少し暗い雰囲気を脱しました。



近所を走るJRに貨物のターミナルがができて、線路の一部に公園ができたのですが、電気工事やGWの準備で忙しかったり、寅次郎のことで行けずじまいでした。



寅次郎も一緒に散歩できるようになったので、みんなで行ってみました。

狭くて低いガードを抜けないと行けなくて、まさに「家を建てたけど玄関作り忘れた」みたいな感じです。








自分達が小さい頃、ここには元々貨物の操車場がありました。
この辺りが少し高くなっていて、後ろから電気機関車が押してきて、頂上で行き先別にポイントを切り替えて貨車を切り離し仕分け作業をしていました。
夜中まで作業があって、周辺から苦情があったみたいで、随分前に新大阪に移転しましたが大阪駅周辺の再開発でまたこの地に帰ってきました。







一番あったときより2Kgくらい痩せて今は15Kg。

なでるたびに感じる骨の感触が切なくなります。







千里丘駅、岸辺駅、吹田駅の3駅にまたがって線路沿いに歩道ができて、公園となったこの辺りには公園を抜けるように遊歩道が付いています。









3駅間の距離は約3キロちょっと。










寅次郎ととら母、とわねを公園で遊ばせている間、遊歩道がある区間をランニングしてみました。
距離にして6.5km。

私も先日で50才になりました。
週二回のランニングは今も続いていて、昔は家の近所を走っていたのが何年か前に吹田の万博外周になり、今は会社の前の池の周りを走るようになりました。

気持ちが弱くなって家に帰ってから走り出す事ができなくなって、会社の帰りがけに万博に寄っていたのが、やがてその気持ちも折れて
テンションが下がらないうちにと言うことで会社の前に変わってしまいました。

自分にとって走るというのが好きでもなくて、楽しいものでもありません。

ただ一つくらい、つらいことをしておいた方が精神修練になるかと思って、です。








寅次郎を洗ってやりました。
少しちっちゃくなった気がします。
オッサンですが顔を見ると可愛いと感じてしまいます。








ときどきこうやって三人で昼寝しているときがあります。
家族です。







暑くなってきてコンクリートの床が気持ち良いみたいです。







寅次郎も14才でがんばっているので、自分もがんばらないとと思います。
のっそり動く寅次郎であっても、いてくれるだけでありがたいです。






このひと月はちょっと落ち着かない日が続きました。
ではまた