通勤に使っているヴェクスター125のお話し。
長年乗っていると色んなところの調子が悪くなってきます。
ヘッドライトはホンノリ温かさを感じるような裸電球のような明るさになり、ホーンは周囲に迷惑にならないようなブザー音程度の音量になって、
ウインカースイッチは中高年の関節のように固く・・・・
人間もバイクもおっさんになるとポンコツです。
以前、バッテリーの寿命を延ばそうと付けたパルス充電ユニット。
これでバッテリーの交換頻度が延びるだろう・・・・
ケーブルは延ばさない方がいいらしいので
バッテリーケース内に収まるように・・・・
電子工作の定番ケース。
基板固定用のネジ受けのダボも邪魔。
出っ張りとかがあったら擦れて摩耗するとよろしくないので・・・
おもてなしの精神で丁寧に余計な部分をカット。
こんな感じでいかがでしょうか。
収まり具合を何度もチェック。
だれも褒めてくれるわけでもないような改造なのに、バッテリーの寿命が延びるという期待に気持ちも高ぶり、自己満足は頂点へ。
ここからが本題。
あれから数ヶ月。
別にこのユニットが悪いわけではないのですが、こいつは常時10mAくらい電気が流れます。
エンジンが掛かっている時も、そうで無い時も。
乗ってない時の電力消耗が無視できない状況でしたので外しました。
短い「永遠のお供」。
弱ったバッテリー。
端子電圧は12Vを切ってしまっています。
音色がおかしいだけでなく、ホーンボタンを押しても鳴らないときがあって、これはまずいというのでハンドルスイッチのハーネスを
交換することにしました。
ブザー音のようなホーンのコネクター部で電圧を測ると更にドロップして11Vを切ってしまっています。
以前コチラで買っておいた中華スズキ製の部品。
ヘッドライトのON、OFFの切り替えができるハーネスで、おまけに左側のウインカースイッチの方まで一式になっていて2500円ほど。
コネクターの形状もピンアサインも同じなので差し替えるだけで使えるのですが、一箇所取り付ける爪の形が違うところがあって
修正が必要でした。
横から見ると金属製の爪の形が違うことがよく分かります。
説明にはヤスリで削ってとありましたが、削ると地金が露出して錆びるとか、いろいろ頭によぎったので、ペンチで同じ形状になるように
整形しようとしたところ・・・・
力を入れすぎて変形“大”。
涙がでました。
修正しようとしましたがペンチで挟んだ傷で私の心も傷だらけ。
修理する方法をあれこれ検討した結果、古いスイッチからこの金属部分を外して新しい方に移植することにしました。
新しいスイッチを分解。
真鍮製の軸があってシーソーのようにスイッチが切り替わるのですが、外す際に軸のカシメ部分がダメになって再使用不可。
また悲しくなりました。
なかば呆然としながらも、この軸の修理方法の検討です。
2500円をもう一回出して買い換えればと悪魔がささやきましたが、やらかしたのは自分なので修理しないとあかんだろうと。
持つべきモノは「材料」。
真鍮のロッドがあったので軸を作ることにしました。
面倒な作業に削り初めは何度も2500円がよぎりました。
カシメの部分には穴があいてあって潰れやすくなっていたので真似てみましたが、普段こんなミニチュア部品を造らないのでセンターから逃げないか
気を揉みました。
でけた。
比較。
手前が作ったほうです。
左側端部は穴にはまっているだけなので抜け落ちないように長めに作ってあります。
カシメOK
無事復活。
ついでにホーンも交換。
でも音色が変。
期待外れで気持ち的にぶぶ~。
ばらしたついでに、割れていた足下のカバー類も予備品と交換。
テンションあがって、古くて白化したプラスチックもバーナーであぶって修正。
黒色が復活して気持ちいいです。
古いヴェクスターのお決まりのメーター内の化粧枠の反り。
ばらすまで接着剤が剥がれて化粧板が浮き上がったものだと思っていたら、単なる平板ではなくて立体的な化粧枠だった。
ボンドで付け直しでいけるかとおもったけど、プラスチックが縮まってしまっててバーナーで炙って修正したけど元の大きさには戻りません。
外観もリフレッシュできて、破損させたスイッチの部品も2500円払い直さなくてすんだので気持ち的には上々。
12万3153Km
ポンコツおっさん&バイクの話でした。
ではまた
長年乗っていると色んなところの調子が悪くなってきます。
ヘッドライトはホンノリ温かさを感じるような裸電球のような明るさになり、ホーンは周囲に迷惑にならないようなブザー音程度の音量になって、
ウインカースイッチは中高年の関節のように固く・・・・
人間もバイクもおっさんになるとポンコツです。
以前、バッテリーの寿命を延ばそうと付けたパルス充電ユニット。
これでバッテリーの交換頻度が延びるだろう・・・・
ケーブルは延ばさない方がいいらしいので
バッテリーケース内に収まるように・・・・
電子工作の定番ケース。
基板固定用のネジ受けのダボも邪魔。
出っ張りとかがあったら擦れて摩耗するとよろしくないので・・・
おもてなしの精神で丁寧に余計な部分をカット。
こんな感じでいかがでしょうか。
収まり具合を何度もチェック。
だれも褒めてくれるわけでもないような改造なのに、バッテリーの寿命が延びるという期待に気持ちも高ぶり、自己満足は頂点へ。
ここからが本題。
あれから数ヶ月。
別にこのユニットが悪いわけではないのですが、こいつは常時10mAくらい電気が流れます。
エンジンが掛かっている時も、そうで無い時も。
乗ってない時の電力消耗が無視できない状況でしたので外しました。
短い「永遠のお供」。
弱ったバッテリー。
端子電圧は12Vを切ってしまっています。
音色がおかしいだけでなく、ホーンボタンを押しても鳴らないときがあって、これはまずいというのでハンドルスイッチのハーネスを
交換することにしました。
ブザー音のようなホーンのコネクター部で電圧を測ると更にドロップして11Vを切ってしまっています。
以前コチラで買っておいた中華スズキ製の部品。
ヘッドライトのON、OFFの切り替えができるハーネスで、おまけに左側のウインカースイッチの方まで一式になっていて2500円ほど。
コネクターの形状もピンアサインも同じなので差し替えるだけで使えるのですが、一箇所取り付ける爪の形が違うところがあって
修正が必要でした。
横から見ると金属製の爪の形が違うことがよく分かります。
説明にはヤスリで削ってとありましたが、削ると地金が露出して錆びるとか、いろいろ頭によぎったので、ペンチで同じ形状になるように
整形しようとしたところ・・・・
力を入れすぎて変形“大”。
涙がでました。
修正しようとしましたがペンチで挟んだ傷で私の心も傷だらけ。
修理する方法をあれこれ検討した結果、古いスイッチからこの金属部分を外して新しい方に移植することにしました。
新しいスイッチを分解。
真鍮製の軸があってシーソーのようにスイッチが切り替わるのですが、外す際に軸のカシメ部分がダメになって再使用不可。
また悲しくなりました。
なかば呆然としながらも、この軸の修理方法の検討です。
2500円をもう一回出して買い換えればと悪魔がささやきましたが、やらかしたのは自分なので修理しないとあかんだろうと。
持つべきモノは「材料」。
真鍮のロッドがあったので軸を作ることにしました。
面倒な作業に削り初めは何度も2500円がよぎりました。
カシメの部分には穴があいてあって潰れやすくなっていたので真似てみましたが、普段こんなミニチュア部品を造らないのでセンターから逃げないか
気を揉みました。
でけた。
比較。
手前が作ったほうです。
左側端部は穴にはまっているだけなので抜け落ちないように長めに作ってあります。
カシメOK
無事復活。
ついでにホーンも交換。
でも音色が変。
期待外れで気持ち的にぶぶ~。
ばらしたついでに、割れていた足下のカバー類も予備品と交換。
テンションあがって、古くて白化したプラスチックもバーナーであぶって修正。
黒色が復活して気持ちいいです。
古いヴェクスターのお決まりのメーター内の化粧枠の反り。
ばらすまで接着剤が剥がれて化粧板が浮き上がったものだと思っていたら、単なる平板ではなくて立体的な化粧枠だった。
ボンドで付け直しでいけるかとおもったけど、プラスチックが縮まってしまっててバーナーで炙って修正したけど元の大きさには戻りません。
外観もリフレッシュできて、破損させたスイッチの部品も2500円払い直さなくてすんだので気持ち的には上々。
12万3153Km
ポンコツおっさん&バイクの話でした。
ではまた