キッチンリフォームの続きの話。
消防法によりレンジからレンジフードまでの間隔が80センチ以上必要という規制があることが分かり、レンジフードの高さを上げようとしたところコンセントボックスや壁の不燃材の問題が
出てきて中断したのが前回までのお話。
レンジ周りの壁は不燃材でなければならず、レンジフードを上方へ移動したことで露出した合板を石膏ボードに替えなければならなくなりました。
レンジフードの高さを考えながら石膏ボードに切り替えるラインの確認。
合板の貼り替えに石膏ボードの貼り替え。
進んでいた作業がまた逆戻り。
テンションがた落ちで、心が一時漂流状態。
とりあえず合板剥がして一晩寝て、日を変えて合板切り出して・・・と一つずつ階段を上るように心のウオーミングアップ。
ふ~
近所のコーナンプロで買ってきた合板。
コンセントボックスの穴をあけたら出てきた鬆(す。空洞ってことです)。
合板なのでベニヤ材を積層しているわけですが、裏返したらパッチを当てたようなつぎはぎだらけだったり、切断したら紐が出てきたりと品質に疑問を感じることが
多いです。
違う系列のホームセンターに行ったものの同じような普通合板がなく、やむを得ず良さそうなのを選んで買ってきましたがコレなんでつまらんです。
輸入品らしいですが少し高価になっても良いので高品質なのもラインナップしてほしいです。
コンセントボックスを上方へ移動させて、石膏ボードはレンジフードの位置を多少上げても露出しないように上方へ多めに取っておきました。
石膏ボードは継ぎ足してもよかったのですが、気にくわないので新しく切り出しました。
壁にビチビチに寄せていた吊り戸棚を引っこ抜いたので、スンナリ入るんだろうかと気をもみながらの作業。
つくづくモノ作りに向かない性格だと思います。
レンジフードを取り付けてみました。
本来なら吊戸棚の下端と面一(つらいち)のレンジフードが10センチほど上がっています。
重たい電動昇降吊り戸棚の取付が気がかりで、レンジフードの排気のことなんか全く考えていなかったのですが、ここに来てまた消防法の規制が出てきました。
排気ダクトの施工についてネットで検索していたら、施工しやすくて多用されているジャバラ(フレキ)ダクトはそのジャバラの凹凸に油が溜まって火災の原因になるということで
東京消防庁では使用を禁止しているとありました。
といってもネットで調べると業者さんも平然とフレキで施工しているのを紹介してたりしていますし、反対にリフォーム中の家主さんがそれを心配してブログに書いている人も見かけました。
電気工事屋の幼馴染みにその話をしたら新築現場でもジャバラ使ってるよって話していたので、建築業界では理屈と現実の差がかなりあるのかもしれません。
これについては東京であろうが大阪であろうが火災の原因は同じなので地元の役所に問い合わせはしませんでした。
とりあえずスパイラル管の90°管 を買ってきて確認してみることにしました。
悲しいことに、そのままエルボーで壁を貫通させようとすると柱が干渉して抜けず、一旦横に逃げてから貫通しようとすると間柱に干渉。
(コンセントボックスの右隣に間柱があります)
何より天井に当たってしまうので、スパイラル管を単純に繋いでいけばと言う施工では無理と言うことが分かりました。
フレキならグニャグニャと曲げれば何とかなるかも知れませんが、それでもタイトな状況。
エルボーを切った貼ったするしかないようです。
と言うことで、続きはまた今度。