キッチンユニット周りにキッチンパネルを貼ったのが前回のお話。
次はキッチンユニットを据え付け。
今回床はフローリングにしようと思っているのですが、犬がオシッコをしてしまってそれが継ぎ目に染み込んでしまったり、傷んでしまった時に
フローリングを交換したいと思っても、普通ならキッチンユニットがあって面倒になります。
なのでキッチンユニットがある部分の床とその他の部分の床で縁を切っておいて、あとからフローリングをやり替える際にキッチンユニットを分解せずに
交換できるようにしておくことにしました。
縁の切れ目は目立たないようにキッチンユニットの足元に少し飲み込む(差し込む)ように縁切りしたのですが、実際にフローリングを差し込んでみたら
悲しいかな狭くて入りませんでした。
12mm厚の合板とフローリングが同じ厚みだと思い込んでいたのですがフローリングは12.5mmほどあって、おまけに合板も実測11.5mmほどしか
ありません。
策としては敷板(スペーサー)を入れて浮かすか、差し込む部分を削ってしまうかなのですが、スペーサーを入れる面積よりも削る面積が少なく思え
手ごろそうだったので削ることにしました。
各ユニットは両側面の板で荷重を受けていて前面は化粧的なもの。なので前面側は一律に削っても問題ないですが側面部分は部分的に削らなければなりません。
側面部はトリマーで削ろうとしましたが、安定して保持できなくて綺麗に削れないと思ったのでフライス盤で削ることにしました。
大げさな作業のように見えますが、段取りや安定性、仕上がりを考えるとやっぱりフライス盤が適していました。
前面部は一律削ってもいいので、テーブルソーで切ってもいいのですが我が家のはテーブルが小さくガイドも短いので安定して押し出せず長いモノを
綺麗に切るのには向いておらず、試しにやってみましたがやっぱり蛇行した切断面になってしまいました。
結局これもフライスで削りなおしました。
削ってフローリングを飲み込ます隙間を確保しました。
削ってしまったのでまたニスを塗らなければなりません。
並べてそれっぽくなったキッチンユニットがまたバラバラ。
仕事から帰って来て一度目を塗って、風呂上りに二度目。晩御飯を食べ終わって三度目。娘を寝付かせたら四度目を塗って、寝る前に最後の五度目。
今日は右半分を組み立てて明日は左半分を組もう・・・
工作友達のkagayakiさんからは「3歩進んで2歩下がるで1歩進みましたね」って言われますが自分的には「1000歩進んで999歩下がる」の1歩のように思えます。
リフォームという規模の大きなことをしているのに、やっていることは細かな事ばかり。自分の性格を疎むこともありますがそれが自分なので仕方がないこと。
一つ一つ目の前の課題をこなすしかないと思いながら続ける日々。
差し込んだフローリングがスッと入った。
苦労が報わる一瞬。
幼なじみが遊びに来た時にキッチントップを運ぶのを手伝ってもらいました。
2.7×1.8mのL型キッチンなのでそれなりにデカいです。
隣の母屋の狭い廊下に置いてあって途中の開き戸の高さは低くて1.8mなく、そのままでは通りません。
L型なのでどうしようかと思ったのですが、さすがだと思ったのは私があれこれ指示する間もなく、色んなところに目をやって気遣いながら
「起こして通そうか」ってことになってV字に立てながらドアをクリアして難なく運ぶことができました。
これは現場でいろいろと経験しているからこそできるのだと思います。
試しに乗せてみました。
リアル感が増してキッチンぽくなったように思えました。
それっぽくなったと言ってもまだ設置位置の確認や床の縁切り、それにユニットの固定があります。
キッチントップが乗っかったのでいろんなことが見えてきました。
分からなかったことがクリアになっただけでなく、課題もまた見えたりして・・・・
続きはまた今度。
ではまた。