お久しぶりです。
娘からアニメ「鬼滅の刃」に出てくる禰豆子(ねずこ)が入る箱を作ろうって言われ、そちらに"全集中"しておりました。
その話はまた後日・・・・。
キッチンリフォームですが引き戸が付く出入口の間仕切り壁の施工をしていて、戸枠の本固定とプラスターボードを貼っていこうかと言う所です。
戸が一枚の「片引き戸」は戸が開いた際に納まる側の壁は戸の厚み分だけ他の壁より薄くなります。それを「小壁」と呼ぶそうなのですが、
石膏ボードを貼る手順も他と少し違います。
通常壁は下地を組んだ上に貼っていきますが、ここは戸枠の両側から貼っていけないため裏側の石膏ボードをカットして仮置きしてから下地を作って貼り付けし、
最後に表側の石膏ボードを貼っていきます。
この壁の横に水屋(食器棚)を置こうとしたのですが幅がギリギリで、出来るだけ薄い壁にしたかったのですが、この「小壁」の存在が気になってしまいました。
購入したリクシルの引き戸は壁の厚みに合わせて戸枠幅が変ってきて、階段周りの壁と同じ65mm幅のスタッド(軽天材)で下地を作った場合
小壁の下地厚さがちょっとしかありません。
下地の木材の用意のこともあって絵にかいてどうなるか見てみました。
上側の絵が65mmのスタッドで組んだ場合で、小壁の下地の厚さは10.5mmしかなく、12mmの合板も入りません。
下側の絵が100mmのスタッドで組んだ場合で、小壁の下地の厚さも28mm取ることができます。
この壁にテレビラックを吊ろうと思っていたので、100mmのスタッドで行くことにし、水屋を設置幅が不足する件は壁を外側に追い出すことにしました。
壁の下地の厚みが28mmということで、27mmの「ホワイトウッド間柱」というがあったので、それで小壁の下地を作りました。
室内側の壁の面(つら)に合うように小壁の下地を固定し、次いで端材の石膏ボードを戸枠との間に挟みんで戸枠の位置決めをします。
石膏ボードをアチコチ挟み込んで隙間が空かないように何度も確認して戸枠を本固定しました。
戸枠を本固定したので、小壁の外側の石膏ボードをカットしてはめ込んでいきます。
戸枠には石膏ボードの切断面が見えないように凹みがあり、そこに飲み込ませてやります。
外側の石膏ボードをカットして取付け。と言ってもただ置いているだけなので倒れたら絶望的に悲しくなります。
組んでいた下地を置いて、これから室内側の石膏ボードを貼っていきます。
ここでちょっと照明の方を先にすることにしたので、とりあえずここはここまで。
投光器で作業していますが、作業しずらいので先に照明器具をつけることにしました。
照明器具は電気工事屋の幼なじみに相談し、スッキリしたオシャレな感じになるダウンライトにして、部材をお願いしました。
天井は会社の事務所なんかで見かける「ジプトーン」というやつです。
大理石調かなんかに見立てた柄らしいのですが、ひとによっては模様が気持ち悪いという人もいるやつです。
事務所や学校でよく見かけるのは石膏ボードに柄が付いているので貼るだけで仕上げまでできるというので、コスト的に優れているのが
理由ですが、反面安っぽいです。
ダウンライトは直下のみが明るいというので、上手に配置しないと暗いと感じるらしいです。
幼なじみに聞くと壁から50センチほど離したところから1mピッチくらいで配置すればよいと教えてもらい、調光対応の100Wの昼白色を6個と
二回路にするので調光器を2個、取り寄せてもらいました。
ダウンライトを扱うのは初めてなのですが、ずいぶん値段も下がって非調光で60Wなら1000円ほどしかしません。
壁から50センチで1mピッチと教えられましたが、いざ天井を見上げて位置決めしようとしたら吊戸棚が有る所はそこから50センチ離すと良いのか
でも、手元が明るい方がいいので、もっと寄せる方がいいのか・・・・。
初めてで知らないことを考えるのでまとまりません。
なので配光がどんな感じになるか実際に点灯させてみて見たりしました。
寄せすぎると吊戸棚の影が出来てしまったり、他の照明の明かりで緩和されそうだったり、レイアウトを決めるのに随分悩みました。
(ちなみに点灯させたら昼白色ではなく電球色でした。問屋が間違ってたらしいです。)
結局、6個では足りない気がして3個追加し9個にしました。
シーリングライトですが私はあまり気にならないですがデザイン的にはダウンライトに及ばずですが、上部にも配光されるので、天井からの反射もあって
無難な明かりだと思いました。
水屋を置くところは壁から50センチだと被るので少しずらしたり、シンクや調理するところに影が出来ないようにしたり、あれこれ必死で考えて
場所を決め、天井裏に潜って天井の下地に当たらない場所に割り振りしたりして何とか穴あけ場所を決めました。
天井に穴をあけると頭から埃をかぶるのでダウンライトの穴開け用の工具も借してもらいました。
知ってはいましたが現物を見るのは初めて。
ダウンライトのサイズって規格品なので、それに合うように目盛を合わせれば2つの刃が連動して動いてくれるので調整が楽でした。
穴あけ深さも調整機構があって余計に深く切り込まないようになっていました。
刃はワンウエイクラッチが付いていて、ドリルが止まるとセンターのキリも一緒に止まりますが、刃は慣性で回り続けました。この機構の意味はちょっと分かりませんでした。
いざ穴あけをしてみましたが、やっぱり道具です。
これは無いとダメだと思う工具でした。
借りれなかったら頭から埃をかぶるだけでなく、そこら中埃まみれになる所でした。
道具のおかげで穴あけは実にスピーディーで、久しぶりに道具の恩恵を感じる作業でした。
ということで、このあと禰豆子の箱作りに専念したのでリフォーム作業は中断してしまいました。
その話は次回にしたいと思います。
ではでは。