携帯電話が普及し腕時計の必要性が減り、若者の"腕時計離れ"は相当なものだそうです。
私自身も携帯やスマホで事足りていた方で、腕時計を買おうなんて全然思ってなかったのですが、数年前から始めた歩き旅で時間を見る機会が増え、
"ポケットからスマホを取り出してカバー開いて時間を見る"ってのがもどかしく思え、腕時計の必要性を改めて感じ、ここ一年くらい
ネットで腕時計を見てきました。
今の時代、腕時計と言えば「アップルウォッチ」をはじめとするスマートウォッチみたいで、腕時計の話をしても「メールが来たのが分かる」とか
「寝てる間の心拍数が分かる」といった話ばかり出てきます。
ただ自分としてはそんな"小洒落た"やつじゃなくて欲しいのは普通の腕時計。
遊びで使うので腕時計と言えば「PRO TREK」か「G-SHOCK」。
「PRO TREK」は何か高そうな印象がして、アウトドア系の"意識高い系の人がしそう"とか"子洒落た大人がしそうな時計"と勝手に思う私。
対して「G-SHOCK」は数千円からあるので"実用的な時計"とか"庶民的"とかこれまた勝手に思ったのでG-SHOCKでいいのが無いか見ることにしました。
で、CASIOのサイトでG-SHOCKを見たんですが、これが何種類あるのってくらいいっぱいあって、おまけに似たようなのが多くて
さっぱりわかりません。
引用元:CASIO https://www.casio.com/jp/watches/gshock/
腕時計といえば「パっと見ただけで何となく時間が分かる"アナログ"でしょう」って思う私。
希望は「電波ソーラー」で"秒"が読めるやつでした。色はシブいブラック系。
で、ありました。
黒いベゼルに文字盤も黒(左)。液晶の反転表示が更にシブさを増すようで「これだ!!」と思いました。
ですがレビューを見ると口々にこの反転表示が見えにくいと書かれてありました。
「おしゃれは我慢」ピーコさんの名言が思い出されましたが、やっぱ見えてナンボ。
で意気消沈し諦めることにしました。
引用 CASIO GAW-100B-1AJF https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GAW-100B-1A/
で少し小ぶりですがベゼルも文字盤も黒で液晶は普通の表示を発見。
買い物に行ったついでに時計屋さんを巡ってたある日。現物を見つけました。
さて実物はどんな感じかな? ちょっとウキウキした気持ちで見たんですが、そこで悲しい現実を知ることになりました。
引用 CASIO AWG-M100SBB-1AJF https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.AWG-M100SBB-1A/
うぅ~・・・・
"秒"の文字がかすんで読めへん。
そう老眼で見えませんでした。
この世の中は残酷です。
そんな殺生な。そう思いました。
敵は外にはおらず内にいました。
・・・・悲し。
デザインとかアナログとか関係ないやん。「おしゃれは我慢」とかも関係ないやん。
私には選ぶ権利はなく、G-SHOCKが私を選ぶのでした。
悲しみをこらえ、ちゃんと"秒"まで読めるG-SHOCKを探したら隣のデジタル表示のG-SHOCKが私に微笑みかけてくれました。
「やっぱG-SHOCKと言えば"デジタル"やん。」
昔から一貫してそう思ってきたのに気付きました。
「何か浮気心出してたみたいで、ごめんなデジタル。」
そんな感じでデジタルのG-SHOCKを探していると、お気に入りのアメリカのテレビドラマ「ザ・ラストシップ」に出てくる海軍の兵士の多くが
デジタルのG-SHOCKをしているのに気付きました。
撮影用の支給品なのかもしれませんがみんなが同じじゃなくそれぞれ違う腕時計をしていました。
引用: ワーナー ブラザース ジャパン合同会社 https://warnerbros.co.jp/company/outline.html
ザ・ラストシップ https://warnerbros.co.jp/tv/thelastship/
ブルーレイ&DVD『ザ・ラストシップ<ファースト・シーズン>』トレーラーミリタリー編 2月10日リリース
このドラマは本格的な軍事アクションが見れるのと、出てくる人みんなかっこいいんです。
特にこの人、「テックス・ノーラン」っていうんですがシブいんです。
目を皿にしてどのG-SHOCKを付けているのか探しました。
多分これだと思います。
やっぱ、反転表示の液晶ってカッチョええ。
「おしゃれは我慢」またピーコさんの名言が出てきました。
すぐに夢から覚めて、普通の表示のG-SHOCKを探すことにしました。
そう、時計は見えてナンボ。
で、結局決めたのはこれ。GW-9300-1JF
防塵・防泥で方位磁石が付いたモデル。
"秒"だけでなく"日付"も"曜日"も見えました。
ザ・爺ショック (by kagayakiさん)
あんまりモノを買ってもあからさまに喜びを表に出せない性格なんですが、久しぶりにとら母(嫁)に「カッチョええやろ」って見せびらかしてしまいました。
これを付けて年末、福知山線の廃線跡(武田尾~生瀬4.7Km)から阪急中山観音までの15Kmの歩き旅に行ってきました。
その話はまた書きたいと思います。
オッサンの時計を買ったたわいもない話にお付き合いくださりありがとうございました。
ではまた