ハイエースを買うことになって色んな人の動画やブログを見ました。
検索すると良く出てきたのがローダウンやホイールを換えたりワイドトレッド化でした。
自分はあまりローダウンやワイドトレッドに興味が無く、それよりもそこに写る下回りやタイヤのハブの錆が気になってしまいました。
特にハブの錆はひどく、無塗装なのかサビサビ。
「ハイエース ハブ 錆」で検索すると結構ヒットします。
引用:Google
中には錆を気にする人がいて塗装でもしようものならコメントで「ブレーキの熱が加わるから塗装はダメ」とか、「ホイールとの面当たりの面の精度が落ちる」とか
「塗装が痩せたらボルトがゆるむ」とかで渋めのコメントの嵐。
車好きにハブの錆の話をしたら「あ~錆るのが当たり前なところなので」とか、「そんな錆、気にしたらあかんで」と皆さん心の広い事。
その昔バイク好きと車好きでカスタムで思考が全然違うと思ったことがありました。
車はボディに覆われているためか見える所が重要で、見えない所はさほど重要視されていない印象でした。
対してバイクは元が覆われていないのでちょっとした錆も気になってボルトをステンレスに変えたり、錆びないようにパーツも鉄にメッキじゃなくてステンレス製品を選んだり。
そんな生い立ちのせいか錆には寛容さがありません。
車が来たら錆対策をしようと思う箇所でした。
タイヤを外して塗りたいところですが時間もないので取り急ぎハブのセンターの防錆だけでもすることにしました。
新車でも錆びている言われるハブ。自分のも少し錆が出ていました。
使った塗料はローバル。
簡単にマスキングして筆でチョチョッと。
タイヤをはめたまま塗れるのはセンターくらい。あとはタイヤを外さないと無理。
タイヤを外すにはフロアジャッキがあれば便利そう。
ハイエースは冬でも出かけようと思っていたので、そうなるとスタッドレスにも履き替えることがあるかも。
ということでフロアジャッキを買おうと思いました。
乗用車クラスの2トンのフロアジャッキは持っていましたが、さすがのハイエースは2トン超。
荷重分散を考えると2トンが掛かることはないけど、剛性(安定性)を考えるとちょっと貧弱。
3トンクラスを探すことにしたのですが、新品はどれも輸入品ぽい。
油圧機器はやっぱり日本製と思ってしまう方なので、古くてもいいので日本製を狙ってオークションを徘徊。
ほどなくして立派な形をしたヤツが近所から出品されているのを発見。
「【1円スタート!】油圧ジャッキ ガレージジャッキ 動作良好 」
近所なので送料も掛からない、これは"運命"だ!! そう勝手に思って終了日を心躍らせて待ちました。
で、めでたく落札しました。7150円也
受け取りは平日のみなので仕事をフレックスで切り上げて軽トラで意気揚々と出品者の元へ。
前にも落札したことのある所で、新幹線沿いの倉庫や工場が多いところ。
まよわず到着するとそこに"これだ"と思しきフロアジャッキが置いてありました。
モノを見たときの第一印象が"やってしまった"でした。
デカすぎました。
久しぶりに「大きさ」でブルーになりました。
巨大なものは買わないと誓ったはずなのに・・・・。
モニターではもう少し小さく見えたんですよ。
「運命」という気持ちが妄想へ導いてしまったようでした。
軽トラから降ろすのも大変でした。
詳細は不明とあったのですが銘板をよくよく見ると
"ゆみへん"の文字に「栄」の難しい書き方の文字。
文字検索して似たような文字がでてきたのが"彌"でした。
で「彌栄工業」と検索すると彌榮精機が出てきて、株式会社イヤサカに辿り着きました。
"MODEL"をよく見ると「RJ100」と刻印されているように見えるような。
で株式会社イヤサカに同型があって、最大使用荷重10トンってなってました。(そりゃデカいわ)
動作良好と書かれてありましたが、動かした感じではシリンダーの動きはスムーズで下降時は"チィ~"って油圧機器特有な軽快な音がしてました。
ただ重い。
それに取り回しが大変でゴロゴロうるさい。
リフト系は小は大を兼ねないので大きいことは良い事。なはず。
ハイエースに入れてみようとしたら高さがあってバンパーにギリギリ。
それでもってジャッキポイントまで届きません。(あかんやん)
スロープに上らせたら使えそうですが、気持ちが折れたのでそこまでする気力がわきません。
とっととオークションで売っ払いたい気持ちになりました。売れなかったらスクラップ屋行きでもいいと思うくらい心が折れました。
「他人の不幸は蜜の味」どうぞ笑ってやってください。
ではまた