温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

長野県の目次

2011年05月27日 | 長野県
2023.7.4更新

現在当ブログで記事にしてきた長野県の温泉などを一覧にしました。
【野】:野湯やそれに準ずる温泉
【路線名・駅名】:駅から徒歩圏内の温泉とその路線名・駅名

一部には温泉と関係のない記事もあります。
【食】:飲食店の記事(「食べログ」連携)
【旅・登】:旅行記や登山記など



●北信(北信地域)
ほたる温泉 長寿乃湯 【閉鎖】
熊の湯温泉 熊の湯ホテル
志賀高原 木戸池温泉ホテル
発哺温泉 西発哺温泉ホテル
某所 ヒューム管の硫黄泉風呂
角間温泉 共同浴場めぐり(その1 大湯・源泉井)
角間温泉 共同浴場めぐり(その2 滝の湯・新田の湯)
角間温泉 傳習館
みやま温泉 わくわくの湯
沓野温泉 くつの館
渋温泉 外湯めぐり(その1) 初湯・笹の湯・綿の湯
渋温泉 外湯めぐり(その2) 竹の湯・松の湯・目洗の湯
渋温泉 外湯めぐり(その3) 七操の湯・神明滝の湯・大湯
渋温泉 いかり屋旅館
渋温泉 多喜本旅館
渋温泉 石の湯(おまけ:薬師堂の手水鉢)
安代温泉 開花湯
安代温泉 安代大湯
安代温泉 安代館
 前編(客室・龍宮風呂)
 後編(古代風呂)
穂波温泉 湯の原旅館  【長野電鉄・湯田中駅】
穂波温泉 つるや旅館  【長野電鉄・湯田中駅】
湯田中温泉 鷲の湯  【長野電鉄・湯田中駅】
湯田中温泉 滝の湯  【長野電鉄・湯田中駅】
湯田中温泉 綿の湯 【長野電鉄・湯田中駅】
湯田中温泉 翠泉荘すぎもと  【長野電鉄・湯田中駅】 【現在は別旅館になっています】
湯田中温泉 大湯  【長野電鉄・湯田中駅】
湯田中温泉 白樺の湯  【長野電鉄・湯田中駅】
新湯田中温泉 中華料理栄楽  【長野電鉄・湯田中駅】
箱山温泉
長嶺温泉
夜間瀬温泉 日新乃湯
夜間瀬温泉 遠見乃湯
野沢温泉 真湯
野沢温泉 秋葉の湯
野沢温泉 新田の湯
野沢温泉 十王堂の湯
苗場山に登って高山の花を楽しむ 2012年7月(その1) 【旅・登】
苗場山に登って高山の花を楽しむ 2012年7月(その2) 【旅・登】
苗場山に登って高山の花を楽しむ 2012年7月(その3) 【旅・登】
小赤沢温泉 楽養館
切明温泉 雄川閣
切明温泉 川原の露天風呂 【野】

●北信(長野地域)
蕨温泉 ふれあいの湯
山田温泉 大湯
 山田温泉 大湯 2018年春 再訪
松川渓谷温泉 滝の湯
七味温泉 山王荘
七味温泉 (渓山亭)恵の湯 【閉館】
七味温泉 紅葉館
五色温泉 五色の湯旅館
奥山田温泉 山荘しなの木
奥山田温泉 レッドウッドイン
若槻温泉
裾花峡温泉 うるおい館 
豊野温泉 りんごの湯 【信越線および飯山線・豊野駅】
延徳温泉
おぶせ温泉 穴観音の湯 【長野電鉄・小布施駅】
松代温泉 寿楽苑 【長野電鉄・松代駅】 【閉館】
加賀井温泉 一陽館 【長野電鉄・松代駅】
新戸倉温泉 戸倉国民温泉  【しなの鉄道・戸倉駅】
新戸倉温泉 戸倉観世温泉  【しなの鉄道・戸倉駅】
新戸倉温泉 湯のさと ちくま 白鳥園  【しなの鉄道・戸倉駅】
上山田温泉 かめ乃湯
上山田温泉 瑞祥 上山田本館
上山田温泉 山風荘
上山田温泉 国楽館 戸倉ホテル
半過観音・大慈の湯

●中信(大北地域)
姫川温泉 ホテル朝日荘  【大糸線・平岩駅】
姫川温泉 ホテル白馬荘  【大糸線・平岩駅】
姫川温泉 瘡の湯  【大糸線・平岩駅】
 (小ネタ)長野県姫川温泉で新たな温泉浴場が建設中?(2013年9月25日投稿。「瘡の湯」開業前の簡単なレポート)
湯原温泉 猫鼻の湯
白馬塩の道温泉 倉下の湯
白馬八方温泉 第一郷の湯
白馬八方温泉 みみずくの湯  【大糸線・白馬駅】
白馬鑓温泉
登山初心者の登山記 2011年初秋 白馬岳 その1「前夜(栂池ヒュッテ)」 【旅・登】
登山初心者の登山記 2011年初秋 白馬岳 その2「栂池ヒュッテ→白馬大池→小蓮華山→白馬岳」 【旅・登】
登山初心者の登山記 2011年初秋 白馬岳 その3「白馬山荘→杓子岳→白馬鑓ヶ岳→白馬鑓温泉」 【旅・登】
登山初心者の登山記 2011年初秋 白馬岳 その4「白馬鑓温泉→猿倉」 【旅・登】

●中信(松本地域)
浅間温泉 港の湯
浅間温泉 仙気の湯
浅間温泉 坂本の湯旅館
浅間温泉 目の湯旅館
浅間温泉 栄の湯旅館
 前編(客室・貸切風呂)
 後編(大浴場)
浅間温泉の散策して外湯や源泉を見学
扉温泉 桧の湯
中の湯温泉旅館
 前編 宿泊・食事・家族風呂
 後編 大浴場
中の湯温泉旅館 卜伝の湯
坂巻温泉旅館
さわんど温泉 梓湖畔の湯
白骨温泉 煤香庵
白骨温泉 笹屋
乗鞍高原温泉 せせらぎの湯
 乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 2015年7月再訪

●中信(木曽地域)
御嶽明神温泉 やまゆり荘
あららぎ温泉 湯元館
二本木温泉 二本木の湯

●南信(諏訪地域)
上諏訪温泉 まるみつ百貨店 なごみの湯 【中央本線・上諏訪駅】 【閉館】
上諏訪温泉 大和温泉 【中央本線・上諏訪駅】
 上諏訪温泉 大和温泉 2015年夏再訪
上諏訪温泉 衣温泉 【中央本線・上諏訪駅】 【閉館】
 上諏訪温泉 衣温泉 2015年夏再訪
上諏訪温泉 (湯の脇)平温泉 【中央本線・上諏訪駅】
上諏訪温泉 宮の湯
毒沢鉱泉 沢乃湯
下諏訪温泉 旦過の湯 【中央本線・下諏訪駅】
 下諏訪温泉 旦過の湯(リニューアル後 2014年4月訪問)
下諏訪温泉 菅野温泉 【中央本線・下諏訪駅】
下諏訪温泉 新湯 【中央本線・下諏訪駅】
下諏訪温泉 みなみ温泉 【中央本線・下諏訪駅】 【閉館】
下諏訪温泉 矢木温泉 【中央本線・下諏訪駅】
下諏訪温泉 高木温泉 【閉館】
蓼科温泉 共同浴場(プール平温泉浴場)
富士見温泉 ゆーとろん水神の湯
蓼科三室源泉 小斉の湯
 前編(内湯・岩間の湯)
 後編(見晴しの湯)
八ヶ岳縄文天然温泉 尖石の湯
奥蓼科温泉郷 渋・辰野館
 前編(大浴場・薬湯)
 後編(森の温泉)

●東信(上小地域)
別所温泉 大師湯 【上田電鉄・別所温泉駅】
別所温泉 大湯 【上田電鉄・別所温泉駅】
霊泉寺温泉共同浴場
霊泉寺温泉 遊楽
鹿教湯温泉 町・高梨共同浴場
鹿教湯温泉 ふぢや旅館
田沢温泉 有乳湯
田沢温泉 ますや旅館 2つの貸切風呂
千古温泉
渋沢温泉
布引観音温泉
中棚温泉 中棚荘
小諸市某所の温泉スタンド

●東信(佐久地域)
本沢温泉
稲子湯鉱泉 稲子湯旅館
春日温泉 国民宿舎もちづき荘 (そして源泉公園)
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新潟県の目次

2011年05月27日 | 新潟県
2020.8.5更新

現在当ブログで記事にしてきた新潟県の温泉などを一覧にしました。
【野】:野湯やそれに準ずる温泉
【路線名・駅名】:駅から徒歩圏内の温泉とその路線名・駅名

一部には温泉と関係のない記事もあります。
【食】:飲食店の記事(「食べログ」連携)
【旅】:旅行記・鉄道関係など


●下越
勝木・ゆり花温泉 交流の館 八幡 【羽越本線・勝木駅】
瀬波温泉 恵みの宿 夕幸の森
瀬波温泉 磐舟
西方の湯
湯沢温泉(関川村) 共同浴場 【米坂線・越後下関駅】
湯沢温泉 角屋旅館 【米坂線・越後下関駅】
湯沢温泉 荒川いこいの家 【米坂線・越後下関駅】
高瀬温泉 あらかわ荘 【米坂線・越後下関駅】
高瀬温泉 古川舘 【米坂線・越後下関駅】
雲母温泉 雲母本館 【米坂線・越後下関駅】
 雲母温泉 雲母共同浴場 (2014年6月再訪)
雲母温泉 共同浴場 【米坂線・越後下関駅】
雲母温泉 上関共同浴場 【米坂線・越後下関駅】
越後下関駅の丁寧な職員さんと料金補充券 【旅】
砂浜の垂れ流し温泉@梅雨時の下越地方某所 【野】
月岡温泉 浪花屋旅館
月岡温泉 さかえ館 【現在は「湯宿あかまつ」としてリニューアル】
新発田市佐々木 ヘルス天神 【白新線・佐々木駅】 【閉館】
出湯温泉 華報寺共同浴場
咲花温泉 柳水園 【磐越西線・咲花駅】
咲花温泉 湯元館 【磐越西線・咲花駅】 【閉館】
咲花温泉 ホテル平左エ門 【磐越西線・咲花駅】
三川温泉 湯元館
新三川温泉 寿の湯
かのせ温泉 赤湯
新津温泉 【新津駅】
弥彦桜井郷温泉 さくらの湯


●中越
赤湯温泉 山口館
 その1・現地までの道程
 その2 露天風呂
苗場温泉 雪ささの湯
五十沢温泉 五十沢温泉(ゆもとかん)旧館
 五十沢温泉 ゆもとかん旧館 2015年2月再訪
六日町温泉 大和屋旅館  【上越線・六日町駅】
六日町温泉 湯らりあ  【上越線・六日町駅】
六日町温泉 山岳荘 【閉館】
六日町温泉 龍氣別館  【上越線・六日町駅】
島新田温泉 金城の里
折立温泉 大鼻旅館 【閉館】
駒の湯温泉 駒の湯山荘
栃尾又温泉 自在館
 その1(宿泊編)
 その2(うえの湯)
 その3(したの湯)
 その4(うさぎの湯・たぬきの湯)
 その5(うけづの湯)
(松之山温泉郷)兎口温泉 露天風呂 翠の湯 【廃止】
松之山温泉 十日町市高齢者憩いの家
松之山温泉 旅館明星
松之山温泉 民宿みよしや
松之山温泉 ひなの宿ちとせ
 前編「ほんやらの湯」
 後編「月見の湯」
松之山温泉 ひなの宿ちとせ(2017年再訪) 
 その1 客室・お食事編
 その2 大浴場と露天風呂
 その3 2つの貸切風呂
松之山温泉 ナステビュウ湯の山
桜湯温泉 健康増進施設ゆあーず  【飯山線・越後田沢駅】
宮野原温泉 宝山荘  【飯山線・森宮野原駅】
原町温泉 ゆくら妻有
千手温泉 千年の湯
えちご川口温泉
フレンド ジャスコ店 【食】
寺宝温泉
長岡市 桂温泉
長岡温泉 湯元館


●上越
蓮華温泉 (2009年9月連休)
姫川温泉 ホテル國富翠泉閣  【大糸線・平岩駅】
妙高池の平温泉 元気村温泉ハウス
関温泉 登美屋旅館
関温泉 朝日屋
称明滝の下の露天風呂
燕温泉 山の湯宿 針村屋
赤倉温泉 滝の湯
赤倉温泉 赤倉ホテル
 前編「有縁の湯」
 後編「楽々の湯」


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高湯温泉 花月ハイランドホテル

2011年05月27日 | 福島県

先日久しぶりに高湯温泉の「花月ハイランドホテル」へ日帰り入浴目的で訪れたところ、いつの間にやら露天風呂がリニューアルされていたので、その辺りを含めて記事にさせていただきます。
駐車場は車で埋め尽くされており、余程混んでいるのかと思いきや、そのナンバーを見ると、その多くが「いわき」ナンバーでした。入館して知ったのですが、このホテルでは南相馬市から避難してきた方を受け入れているため、駐車場の車は避難者の方のものなんですね。

 
玄関入って階段を上がりロビーへ。ロビー手前には日帰り入浴専用の券売機が設置されており、ここで料金を支払うとともに、靴をスリッパに履き替えます。

 
ロビーで券を渡して館内奥へ。
浴室は大浴場(内湯)と露天で別れており、両方利用するには一旦着替えて館内を移動する必要があります。通路上の分岐点にはなぜか菩薩像が。この分岐の手前が露天風呂で、奥へ更に進んだところにあるのが大浴場(内湯)です。
まずは大浴場へ。


分岐点から大浴場へ至る通路。さすが綺麗に整備されていますね。画像右壁に見える額に納められているのは、明治20~30年頃のこの付近の様子を描いた「高湯温泉場全図」です。


ウッディーな脱衣所。床はフローリングで、梁や柱には太い材木が使われていおりなかなか立派。浴室との境は大きなガラスで仕切られており、明るくて開放感があります。

 
広々とした内湯には大きな浴槽が据えられています。外に面したところは大きなガラス窓なので屋内ながら開放感ばっちり。梁や柱などに木材を用いて温かみを演出しています。湯口裏には硫化水素中毒を防ぐために換気扇が設けられていました。明るくて広く天井も高いので、内湯ながらとっても気持ちよく湯浴みできますよ。
お湯は青白く弱く濁り、やや透明のようにも見えます。白い細かい湯の華が湯中で沢山舞っています。若干熱めの湯加減。お湯は掛け流しですが、排湯は浴槽の湯面に突き出たパイプへ流れてゆくので、オーバーフローはしません。


洗い場のカランはシャワー付き混合栓が7基用意されています。



  
さて今度は露天風呂へ行きましょう。こちらの脱衣所は大浴場より天井が低め(というか一般的)ですが、改装したばかりなので綺麗で明るく清潔です。

 
露天風呂とはいえ屋内に洗い場が用意されています。シャワー付きカランが4基あり、その背後に広がる余剰スペースには、たしか以前真湯でカルキ臭の強い内湯があったように(私の弱いオツムは)記憶しています。今では白いイスが置かれているだけですが、余計なものがない現状の方がいいかもしれませんね。

 
以前の露天風呂は「岩の湯」と称され、階段を下ったところに勾玉のような形状をした石造りの浴槽がありましたが、リニューアル後は桧と石材をうまく調和させたシンプルなお風呂になりました。浴槽自体は石板貼りですが縁は桧が用いられています。よくある石造りのお風呂よりこのような桧風呂の方が、湯浴みしている際に浴槽に寄りかかりやすいので私は好き。お風呂の手前に格子のような目隠しが立てられているのは、ホテル客室棟からの視線を遮るためかと思われます。格子が無い部分からは吾妻連峰とそのなだらかな山裾が一望でき、山の清涼な風が入り込んできてとっても爽快です。
内湯と同じ源泉を引いているはずですが、外気に冷やされているためか、灰色に青が混じったような白色に強く濁り、透明度は20cmほど、収斂する酸味を有していますがそれほど強いものではなく、これに苦みとえぐみが加わります。タマゴ的な硫化水素臭が明瞭に香っています。40℃くらいの湯加減なのでいくらでも長湯できます。1時間以上長湯した私は手足の指先がブヨブヨになり、湯上り後も肌や髪に硫黄臭がしっかりこびりついてしまいました。この残り香にうっとりする私はやはり変わり者でしょうね。
この露天風呂のリニューアルは2010年10月に完成オープンしたばかりなんですね。道理でどこもかしこも綺麗なはずだぁ。このリニューアル、私としてはとってもGOODです。


湯花沢3番
酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)
50.0℃ pH2.8 溶存物質1.134g/kg 成分総計1.643g/kg

福島駅より福島交通バス高湯温泉行で約40分、ハイランド前下車
福島県福島市町庭坂字神の森1-20  地図
024-591-1115
ホームページ

日帰り入浴7:00~22:00(最近受付時間が拡大されたみたいです)
600円
貴重品ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★






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沼尻温泉 沼尻高原ロッジ

2011年05月26日 | 福島県

沼尻温泉は源泉地帯である安達太良山中の沼尻元湯が大好きで、そこばかりに行って途中のお宿には行ったことがなかったのですが、元湯から引湯されて麓で供給されるお湯はどんなものだろうという小さな興味が湧いたため、気持ちよく晴れた春の某日、沼尻温泉のお宿のひとつである「沼尻高原ロッジ」を日帰り入浴で訪れてみました。

 
目の前は沼尻スキー場のゲレンデ。雪が無い時期は広大な原っぱが広がり、この上なく爽快です。子供達を連れてきて、ここで全力で走らせてあげたいですね。いくら駆けっこしても暴れても大丈夫。

 
私が尊敬する田部井淳子さんが運営するログハウス風のロッジ。玄関には手書きで「温泉500円」と書かれた板が立てられていました。この手作り感がいいですね。料金も沼尻温泉では最安値のはずです。


館内には暖炉が置かれ、ヨーロッパの民宿を思わせるようなとっても洒落た雰囲気。受付では若い男性の方が快く爽やかに対応してくださいました。

 
内湯です。ほぼ半円の浴槽には沼尻元湯から引かれてきた硫黄のお湯が張られています。
溶岩を模したような湯口から温泉が投入されていますが、熱いために全て注がれているわけではなく、湯量を絞るために半分近くは木の樋に流れてそのまま捨てられていました。
なお洗い場にはシャワー付き混合栓が4基。強い酸性の温泉を含む排水を公共の下水に流すことができないためか、お風呂の排水はそのまま川へ流しており、そんな事情ゆえボディーソープは環境負荷が少ない備え付けのものを使ってくださいとのこと。


こちらは露天。屋根がかかっているので雨天や雪でも大丈夫ですね。6人は入れそうな大きさです。特に展望がひらけているわけではありませんが、高台なので圧迫感は無く、森の中での静かな湯浴みを楽しむことが出来ました。内湯同様、露天も湯口からお湯を直接投入せず、樋で迂回させて冷ました上で浴槽へ注がせており、半分近くは捨てられていました。それでもちょっと熱め。

薄いレモンイエローで透明のお湯は、口に含むと歯がキシキシするような強い酸味を帯び、それとともに渋み・えぐみも感じられ、硫化水素の匂いもはっきりと鼻を刺激します。加水加温循環消毒一切なし。浴槽の中には白い沈殿がちらほら。強い酸性泉によくみられるヌルヌル&ツルツルの浴感が得られます。源泉地帯の元湯で入浴するときは、沢の水で薄まってちょうどよい湯加減の所を狙って入るわけですが、こちらは引湯されているとはいえ源泉そのままを投入しているのですから、元湯で入るよりも濃い状態のお湯であると言え、実際に入ってみた感触としては元湯の野湯よりも酸性っぽさ(知覚や刺激)が強いように感じられました。

この沼尻温泉、最近の調査によると、湧出量が毎分13,400Lにも及び、秋田の玉川温泉を凌いで日本一である可能性が出てきたそうです。数値をきちんと精査して改めて日本一が証明されれば、沼尻は俄然脚光を浴びるかもしれませんね。沼尻には何軒かのお宿がありますが、アウトドア派の方やお子さん連れの方にはこの「沼尻高原ロッジ」がおすすめです。


沼尻元湯
酸性-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
71.8℃ pH1.9 10000L/min(自然湧出) 溶存物質3002mg/kg 成分総計3002mg/kg 

福島県耶麻郡猪苗代町蚕養字沼尻山甲2855  地図
0242-64-3722

11:00~18:00(繁忙時は16:00でclose)
500円
ロッカー有料(100円)、ドライヤー・ボディーソープ(シャンプー兼用型)あり

私の好み:★★★

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瀬波温泉 磐舟

2011年05月25日 | 新潟県
 
瀬波温泉の海岸沿いに建つ大規模旅館「大観荘」が運営する日帰り入浴施設兼そば処です。客室が14室あって宿泊もできるみたいです。
施設名の磐舟とはこの辺りの地名である岩船の旧称のことを指しているものと推測されます。日本史が好きな方なら「日本書記」の中で越の国の城柵として登場する磐舟柵や渟足(沼垂)柵などをご存知かと思います。場所は「大観荘」の斜め前の丘側。県道沿いなのでかなりわかりやすい立地です。

 
付近には大観荘源泉や磐舟源泉の櫓がそびえ立ち、シューシューと勢いよく湯気を上げていました。「磐舟」ではこれらの源泉を混合して使っているそうです。


和風旅館のような玄関を入り、帳場で料金を支払います。玄関は県道沿いですが湯屋は丘の上に位置しているので、そこから長い階段を登ってゆくことになります。


階段を登りきると小さな休憩スペースがあり、その左右に男女の浴室がわかれています。


瀬波を代表する旅館が運営しているだけあって、脱衣所は綺麗で使い勝手良好です(とはいえアメニティが充実しているわけではなく、至って普通なつくり&備品)。

 
内湯は日本海を見下ろす展望風呂です。海岸までの間に県道や民家などを挟んでしまいますが、しっかりとした眺望が得られました。洗い場のカランはシャワー付き混合栓が4基のみで、ちょっと少ないかもしれませんが、基本的に観光客向けの施設で地元の人の利用は少なく、著しく混雑するようなことが無いため、この程度の数で大丈夫なのかもしれません。
浴槽のお湯は加水の上で掛け流し。窓側の溝へ溢れ出て排湯されるようになっていました。

 
こちらのお風呂の売りはやはりこの露天でしょうね。内湯同様に日本海を展望しながら爽快な湯浴みが楽しめるわけですが、この辺りの海岸は海に沈む夕陽がとっても美しく、訪問時はまさに真っ赤に燃え滾った太陽が大海原に沈まんとしていた時だったため、この夕陽を眺めながら温泉に入ろうとする私のような魂胆のお客さんで、この露天風呂は大混雑でした。
画像は夕焼けタイムが過ぎ去った後に撮ったもので、太陽が沈みきって辺りが急に暗くなると、お客さんも一斉に浴室から出て行って、露天風呂は私以外誰もいない状態になってしまったのであります。お風呂自体はどこにでもあるタイル貼りなので、あまり風情はありませんが、でも屋根など上を覆うものが無く、とっても開放的なので、夜の帳が下りた後でも、宵の明星をはじめ、広い夜空に輝く星々がとっても綺麗に眺められました。波の音を耳にし、お湯に浸かりながら星空を見上げるのも、なかなかオツなもんです。

お湯は無色透明ながら微かに灰色っぽく霞んでいるようにも見えます。クレゾール的な油臭とヨードに似たような匂いが混ざって漂い、しょっぱい味と焦げたゴムのような苦味・渋みが感じられます。濃い食塩泉によくあるツルツルスベスベ浴感がとっても気持ち良いです。湯中には綿埃のような湯の華がたくさん浮遊し、一部は固まって底に沈殿していました(あまり事情を知らない人はゴミと勘違いしてしまうかも)。


湯上り後はお蕎麦をいただいてみました。食堂は長い階段の途中(2階)です。

 
注文したのはざる蕎麦&お刺身、そして烏賊ソーメン。サーモンは美味かったけど、この魚介類は多分地の物じゃないでしょうね(ホッキなんて遠隔地の冷凍物に決まってる)。烏賊も真っ白で東京で食べるのと大して変わらないじゃん…。かつて青森県で浜に揚がったばかりのイカを毎日のように食っていた私は、イカにはとっても煩いのであります。ま、休日なので仕入れの面である程度は仕方ないわけでして、その他は特筆するような点は無いものの、蕎麦は観光客相手の店にしてはなかなか美味しいものでした。

瀬波には他に「湯元龍泉」という有名な日帰り入浴施設があり、大きな露天風呂を用意して多くのお客さんを受け入れるキャパシティを有していますが、対する「磐舟」は小規模ながら日本海の眺望と源泉掛け流しで差別化を図っているようです。どちらが良いかは悩ましいところ。こうした競争が活発化するのは、客としては喜ばしいものですね。
ただ、両者とも新潟県の温泉施設にしては料金設定がちょっと高く、それに見合っただけの満足感が得られるかは微妙だと思います。



大観1号・大観2号・ラピス2号井・噴湯(元湯)・元湯2号、以上5源泉を混合
ナトリウム-塩化物温泉 81.5℃ 溶存物質3870mg/kg 成分総計3870mg/kg

新潟県村上市瀬波温泉3-2-30  地図
0254-50-7488
ホームページ

10:00~22:00(受付21:00まで)
700円
貴重品ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★



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