1月28日(月)曇り
昨日は、福士に泣かされ、白鴎VS朝青龍に盛り上がった方も多かったのでは?
という、ワタクシはリアルタイムでは千秋楽は見ませんでした。
なぜなら、夫のお誕生日で、近所のお鮨屋さんへ行ったから。
ここは安くて上手いと大評判のお店なので、早い目に並んでないと、
すんごく待たされるのだ。
だから、5時の開店を待って、即入店するのだ!
美味しいお鮨をつまみながら、お酒をいただく。
くーーーぅっ!しあわせ~っ!
しまいには手酌で呑み出す妻に「俺が主役なのに・・・」とぼやく夫。
今、一番の興味の対象が「らっどうぃんぷす」の娘。
ライブ見に行きたいという話から、妻、得意の思い出話が始まる。
高校一年の頃の話。
サザンオールスターズが九州に来る!ということで、友人Aと「見に行こう!」と盛り上がる。
たまたまワタクシの父のツテで、チケットが手に入り、
ワクワクしていたある日、ワタクシ宛に手紙が届く。
友人Aの妹からだ。
年子の妹Sちゃんとは、それほど親しくもなく、いや、その時はまだ会ったことすらなかった。
Sちゃんも、お姉ちゃんAの影響かサザンの大フアン。
で、コンサートのチケットを譲ってほしいという内容の手紙。
「私の方が、アナタよりサザンの事が好きだ」とか、
「このことが、おねいちゃんに知られると怒られるので内緒にしてほしい」とか、
今思えば「勝手な事ほざくんじゃねーよっ!」ってことが綿々と延々と綴られている。
しかし、当時も今も「強い人」に弱い、自信のないワタクシは、
「とっても悲しいけど、彼女が言う通り、私は彼女ほどはサザンの事好きじゃないかもしれない」と思い、譲ることにする。
そして、友人AにこのことがばれてSちゃんが怒られないように、
「突然その日どうしても行けなくなったから、誰か他の人と行ってくれない?」と言う。
友人Aは、ビックリするわ、ムッとするわ。
ものすごーく不機嫌ながらも、「妹と行くわ」ということに落ち着き、
私は何とも言えない物悲しい気持ちで泣く泣くチケットを譲ったのであった。
その後も友人Aとは仲良しで、ワタクシが転校して地方へ引っ越した後も交流は続き、
夏休み、冬休みの度におうちにお邪魔しては泊めてもらったりしたものだ。
そんな時もSちゃんとワタクシはどちらもその話に触れることなく、
しかしSちゃんが全力でワタクシに感謝してるのはひしひしと感じたので
ワタクシも「このことは一生Aには内緒にしておこう」と思って今に至る。
でも・・・あの時サザンのコンサートに行かなかったのは、やはり後悔しているし、
その後もず~っと熱烈にサザンフアンなAに比べ、フラフラとしているのは、
悪の根源がそこにあるんじゃないかとすら思うほどだ。
ひいては、「何事にも自信のない自分」のスタートラインがそれだったのではないかと思ったりもする。
タイムマシンがあれば、帰りたい過去ベストテンのひとつに間違いなくあげるであろうあの日である。
なんて話をすると、娘と夫の反応が違うのがおもしろい。
娘は「何?その子?うざいっ!何様?」罵詈雑言悪態つきまくってくれる。
これはこれで、ちょっとうれしい。
夫は「でもその子はすごーーーく感謝してると思うよ。」とおだやかに、ワタクシのしたことを褒めてくれる。
これもまたこれで、心地いい。
悲しい思い出だけど、話す事で、気持ちが救われた感じ。
いい誕生日の夜でありました(・・・って、俺の誕生日なんだけど・・・)
昨日は、福士に泣かされ、白鴎VS朝青龍に盛り上がった方も多かったのでは?
という、ワタクシはリアルタイムでは千秋楽は見ませんでした。
なぜなら、夫のお誕生日で、近所のお鮨屋さんへ行ったから。
ここは安くて上手いと大評判のお店なので、早い目に並んでないと、
すんごく待たされるのだ。
だから、5時の開店を待って、即入店するのだ!
美味しいお鮨をつまみながら、お酒をいただく。
くーーーぅっ!しあわせ~っ!
しまいには手酌で呑み出す妻に「俺が主役なのに・・・」とぼやく夫。
今、一番の興味の対象が「らっどうぃんぷす」の娘。
ライブ見に行きたいという話から、妻、得意の思い出話が始まる。
高校一年の頃の話。
サザンオールスターズが九州に来る!ということで、友人Aと「見に行こう!」と盛り上がる。
たまたまワタクシの父のツテで、チケットが手に入り、
ワクワクしていたある日、ワタクシ宛に手紙が届く。
友人Aの妹からだ。
年子の妹Sちゃんとは、それほど親しくもなく、いや、その時はまだ会ったことすらなかった。
Sちゃんも、お姉ちゃんAの影響かサザンの大フアン。
で、コンサートのチケットを譲ってほしいという内容の手紙。
「私の方が、アナタよりサザンの事が好きだ」とか、
「このことが、おねいちゃんに知られると怒られるので内緒にしてほしい」とか、
今思えば「勝手な事ほざくんじゃねーよっ!」ってことが綿々と延々と綴られている。
しかし、当時も今も「強い人」に弱い、自信のないワタクシは、
「とっても悲しいけど、彼女が言う通り、私は彼女ほどはサザンの事好きじゃないかもしれない」と思い、譲ることにする。
そして、友人AにこのことがばれてSちゃんが怒られないように、
「突然その日どうしても行けなくなったから、誰か他の人と行ってくれない?」と言う。
友人Aは、ビックリするわ、ムッとするわ。
ものすごーく不機嫌ながらも、「妹と行くわ」ということに落ち着き、
私は何とも言えない物悲しい気持ちで泣く泣くチケットを譲ったのであった。
その後も友人Aとは仲良しで、ワタクシが転校して地方へ引っ越した後も交流は続き、
夏休み、冬休みの度におうちにお邪魔しては泊めてもらったりしたものだ。
そんな時もSちゃんとワタクシはどちらもその話に触れることなく、
しかしSちゃんが全力でワタクシに感謝してるのはひしひしと感じたので
ワタクシも「このことは一生Aには内緒にしておこう」と思って今に至る。
でも・・・あの時サザンのコンサートに行かなかったのは、やはり後悔しているし、
その後もず~っと熱烈にサザンフアンなAに比べ、フラフラとしているのは、
悪の根源がそこにあるんじゃないかとすら思うほどだ。
ひいては、「何事にも自信のない自分」のスタートラインがそれだったのではないかと思ったりもする。
タイムマシンがあれば、帰りたい過去ベストテンのひとつに間違いなくあげるであろうあの日である。
なんて話をすると、娘と夫の反応が違うのがおもしろい。
娘は「何?その子?うざいっ!何様?」罵詈雑言悪態つきまくってくれる。
これはこれで、ちょっとうれしい。
夫は「でもその子はすごーーーく感謝してると思うよ。」とおだやかに、ワタクシのしたことを褒めてくれる。
これもまたこれで、心地いい。
悲しい思い出だけど、話す事で、気持ちが救われた感じ。
いい誕生日の夜でありました(・・・って、俺の誕生日なんだけど・・・)