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パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

読まず嫌い

2012年07月02日 | 衣・食・住
7月2日(月)晴れ

先日、食べ物の「好き嫌い」についてエラソーに書いたが
ぢつはワタクシ、本とか、漫画とか、映画とか、音楽とかに関しては
ものすごく好き嫌いが激しい。
さらには「食わず嫌い」によるものが大きい。
そして、最近は寄る年波のせいか、めったに本も漫画も映画も音楽も聴かなくなってきた。
テレビや新聞などの情報だけで、ただただ嫌いな人が増えていく日々である。
たとえば・・・
先日たまたまついてたテレビに出てた「村山由佳さん」
ワタクシ常々申しておるが「奔放」な人が苦手。
特に恋愛関係に関して。
「篤姫」の脚本家田渕久美子氏と同じような匂いがする。
もっとタチが悪いのは、純愛とかピュアとかナチュラル派の代表からの転向。
白村山だか黒村山だかしらんが(黒のだめと違ってまったく可愛いと思えん!)
こういうのが作家なのか。
書くためなら何でもアリなのか。
あ、すいません、そのテレビ見てない人には意味がわからないでしょう。
この人の小説は初期の頃のいわゆるピュアな恋愛小説を読んだことがあるが
ほとんど記憶にないからワタクシの好みではなかったのであろう。
ま、こういうケースは「食わず嫌い」ではないですね、ホントに嫌いなんだわ。

次に・・・少し前の話になるが芥川賞をとった「田中慎弥氏」
授賞時の記者会見が話題になったあの人である。
あの時、ワタクシは不快感を感じた。
石原知事のことも嫌いだが、それとこれとは話が違う。
選考委員と選考される側の立場が同等とは思わない。
そもそも、生まれてこのかた社会に出て働いたことがないというのも、「人」としてどうなんだろうと思ったりもした。
受賞作の「共喰い」も、きっとワタクシはおもしろいとは思わないだろうなあと
手に取ることさえしていない。
しかし・・・朝日新聞の土曜版beで、いろんな作家が食べ物にまつわるエッセイを書くコーナーがあるのだが、
それに田中慎弥氏が登場。
これがねえ・・・言いたかないけど、結構普通で、ちょびっとおもしろかったりもしたのだ。
なんというか、新しいクラスに「変りもん」で有名な子がいて、遠巻きに眺めてたら
意外と普通だったという感じ(・・・その例え話、要る?)
遅ればせながら彼の本、一冊くらいは読んでみようかなと思ったりした。

最後に・・・これまた「作品」よりも「人となり」が話題になった西村賢太氏。
ぜ~ったいこの人の書くものを読む機会は来ないと確信するほどワタクシの嫌いなタイプ。
そもそも私小説ってのが嫌いなのさ。
先週だったか、いつも行く図書館のリサイクルコーナーに、去年の雑誌「新潮」5月号があった。
トイレで読むにはちょうどいいかな、くらいの気持ちでもらってくる。
見ると「西村賢太氏芥川賞受賞第一作 寒灯」
読んでびっくりした。
ワタクシの持っていたイメージが少し、あくまで少しだけど、変わった。
もっと赤裸々で、粗暴で、粗野で、暴力的で、非社会的で、ダメ人間で、
知的とかけはなれた文章で・・・って、どんだけ酷いイメージだったんだか・・・
まず「主人公」が『僕』っていうのに驚く。
ぼくぅぅぅ???
次に、知性溢れる文体に驚く。
いや、単に、ワタクシの読めない漢字、普段使わない高尚な言い回しなどが出てくるからなんですけどね。
「筦爾(かんじ)と笑う」なんて言う?
「慊りない点」、さあ、何と読むでしょうか?
そして、話の内容は、予想通りというかイメージ通りというか。
こんな男はいやだ!こんな女も嫌だ!という登場人物たちの、とるに足らない痴話喧嘩の話だ(・・・身もふたもない言い方・・・)
その、ギャップがいいのだろうか。
高尚な文体に、下世話な私小説。
これまた、もう一冊くらい彼の本を読んで、「やっぱり好きにはなれないわ」と確信しなければと思っている今日この頃。

今日の一枚は・・・まったく関係ないんだけど
今、頑張ってる広島カープの堂林くん。
そう!あの、中京大中京の堂林くんです。
我が娘が一時期「彼と出会うために女子アナになる」と宣言した、あの堂林くんです。
テレビの画面を撮るなんて女子中学生みたいなことをしたら、意外と芸術的な写真が撮れた。
娘の野望はあっという間にしぼんだが、彼は今シーズン、大活躍。
ホームランも量産体勢に突入。
ナイター中継なんぞをあえてゴールデンタイムに見るなんて、子どものとき以来だわさ。
コメント (6)
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