11月28日(水)曇り
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学生時代、お嬢様とお友達になった。
当時はバブルブクブクの頃。
デザイナーズブランドなるものに、若者はこぞってむらがっておった。
ま、貧乏学生だったワタクシには無縁の話だったが。
このお友達(以後『お嬢』と呼ぶ)いつも全身ピンクハウスだった。(←ワタクシの憧れだった)
色白で、すっごく可愛くて、チョー似合っていた。
ホントにお人形さんみたいだった。
そのくせ、ずばずばとモノを言うところがまたワタクシ好みであった。
同じクラスに、こてこての、「ミニ大阪のおばちゃん」って感じの子がいた。
う~ん。。。仮に、○ちゃんと呼ぼう。
この○ちゃん、『お嬢』の洋服をいつもからかったりしていた。
「プードルの絵、ついとるでぇ~子供服やん!ピンクハウスというよりもミキハウスやんなあ(笑)」
そのくせ、翌日には何となく『お嬢』のコーディネートを真似した感じのお洋服でやってくる。
悲しいかな、真似っこと、センスの悪さと、安物感丸出しなところが痛々しい。
「あたしは、服にそんな大金かけんと、上手に、それっぽく着てるやろ」って言いたげだが
なんともお粗末な感じであった。
『お嬢』は「○ちゃんのだささが許せへんわ」とばっさり。
少しだけ時は流れ・・・
いつだったか「笑っていいとも」に江口洋介が出てて(この辺りも、トレンディドラマ全盛期を彷彿とさせますなあ)
彼は、当時歌とかも歌ってて、ライブもやっていた。
そのライブには、長髪にキャップをかぶった「似非江口洋介」がいっぱいいるんだってねえという話をタモリがふると
「うれしいっすよ、オレと同じものが好きなんだねって肩を叩きたくなる。」(というようなことを言った)
ひよぇ~~~っ。なんとまあ心が広いのだ!
そういう考え方もできるんだねえと驚き、従妹のkemiちゃんに話すと
「あら、あたしも、自分の真似してもらえると嬉しいと思うなあ。」
ををっ!ここにもいた!
そういう考え方もあるんだねえ~と思いつつ、
なぜに『お嬢』はあんなにイラついてたのか振り返るに
○ちゃんには、真似する対象の『お嬢』に、リスペクトの気持ちがなかった。
ひがみとか、ねたみの感情の方を強く感じた。
それゆえ、『お嬢』は○ちゃんのことを許せなかったのだ。
またまた時は流れ・・・
我が娘がぐちぐち愚痴る。
サークルの先輩女子が、娘の持っているもの(ほとんどが猫グッズ)を褒め、
娘の洋服を褒め
娘の読んだ本、見た映画、その他諸々に、いちいち絡んでくるらしい。
「いいじゃん、その先輩、あなたのセンスが好きなんだよ、きっと。」と言うと、複雑そうな顔。
『あたしも猫のものが好きなの。』
『あたしも古着っぽい洋服が好きなの。』
『あ、その映画、あたしも見た見た!』
しかし、娘に言わせると、先輩の持っている猫グッズは娘の趣味とは全く違うらしい。
その気持ちはわかる。猫好きは猫グッズにうるさいのだ。
猫だったら何でもいいかっていうと、そんなことないのだ。
かえって、猫ものにはこと細かくうるさい。
メルヘンな猫は嫌い。顔にも細かい注文をつける。いっそフォルムだけのほうがマシだったりする。
フォルムでも、少し胴が長過ぎ!とか、ホント細かいこだわりがあるのだ。ワタクシも娘も。
だから、先輩が「この猫のポーチ可愛いでしょ」と言わんばかりの態度にも
全くもって娘の趣味ではないので、なんと言っていいのか言葉に詰まるらしい。
洋服もしかり。
う~む・・・相手にはリスペクトの気持ちはあっても、センスが気持ち悪くズレていると
「許せん!」となるのか。
先日「パクる」ことについて書いた。
『「リスペクト」が、知らず知らず真似ることになるケースもあるし、
真似ることによって技術を向上させることは、生きていく上で必ず経験することだ。』
と書きながら、横文字に弱いワタクシ、ちょっと不安になって『リスペクト』を検索。
すると『リスペクト』には「パクる」という意味があると言うではないか。
ビックリしてしまった。
『「元となるものを尊敬するという建前からパクっている」という免罪符として、
パクリが正当化されるような錯覚に陥る。
この言葉を使うときは注意したほうがいいのかもしれない。』とある。
あわてて「リスペクト」を「敬意」に直す。
久しぶりに目にした「免罪符」という言葉は、少し心に刺さったが、
ワタクシは、純粋に「敬意」からの模倣(真似というより少し格が上がらない?)
あるいは、意識しての模倣と
敬意なき真似っこあるいは無意識過ぎるパクリとは一線を画してほしい。
是非そうして欲しい。(二度言う)
・・・って誰に訴えておるのかは、リスペクト~2~へ続く。
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学生時代、お嬢様とお友達になった。
当時はバブルブクブクの頃。
デザイナーズブランドなるものに、若者はこぞってむらがっておった。
ま、貧乏学生だったワタクシには無縁の話だったが。
このお友達(以後『お嬢』と呼ぶ)いつも全身ピンクハウスだった。(←ワタクシの憧れだった)
色白で、すっごく可愛くて、チョー似合っていた。
ホントにお人形さんみたいだった。
そのくせ、ずばずばとモノを言うところがまたワタクシ好みであった。
同じクラスに、こてこての、「ミニ大阪のおばちゃん」って感じの子がいた。
う~ん。。。仮に、○ちゃんと呼ぼう。
この○ちゃん、『お嬢』の洋服をいつもからかったりしていた。
「プードルの絵、ついとるでぇ~子供服やん!ピンクハウスというよりもミキハウスやんなあ(笑)」
そのくせ、翌日には何となく『お嬢』のコーディネートを真似した感じのお洋服でやってくる。
悲しいかな、真似っこと、センスの悪さと、安物感丸出しなところが痛々しい。
「あたしは、服にそんな大金かけんと、上手に、それっぽく着てるやろ」って言いたげだが
なんともお粗末な感じであった。
『お嬢』は「○ちゃんのだささが許せへんわ」とばっさり。
少しだけ時は流れ・・・
いつだったか「笑っていいとも」に江口洋介が出てて(この辺りも、トレンディドラマ全盛期を彷彿とさせますなあ)
彼は、当時歌とかも歌ってて、ライブもやっていた。
そのライブには、長髪にキャップをかぶった「似非江口洋介」がいっぱいいるんだってねえという話をタモリがふると
「うれしいっすよ、オレと同じものが好きなんだねって肩を叩きたくなる。」(というようなことを言った)
ひよぇ~~~っ。なんとまあ心が広いのだ!
そういう考え方もできるんだねえと驚き、従妹のkemiちゃんに話すと
「あら、あたしも、自分の真似してもらえると嬉しいと思うなあ。」
ををっ!ここにもいた!
そういう考え方もあるんだねえ~と思いつつ、
なぜに『お嬢』はあんなにイラついてたのか振り返るに
○ちゃんには、真似する対象の『お嬢』に、リスペクトの気持ちがなかった。
ひがみとか、ねたみの感情の方を強く感じた。
それゆえ、『お嬢』は○ちゃんのことを許せなかったのだ。
またまた時は流れ・・・
我が娘がぐちぐち愚痴る。
サークルの先輩女子が、娘の持っているもの(ほとんどが猫グッズ)を褒め、
娘の洋服を褒め
娘の読んだ本、見た映画、その他諸々に、いちいち絡んでくるらしい。
「いいじゃん、その先輩、あなたのセンスが好きなんだよ、きっと。」と言うと、複雑そうな顔。
『あたしも猫のものが好きなの。』
『あたしも古着っぽい洋服が好きなの。』
『あ、その映画、あたしも見た見た!』
しかし、娘に言わせると、先輩の持っている猫グッズは娘の趣味とは全く違うらしい。
その気持ちはわかる。猫好きは猫グッズにうるさいのだ。
猫だったら何でもいいかっていうと、そんなことないのだ。
かえって、猫ものにはこと細かくうるさい。
メルヘンな猫は嫌い。顔にも細かい注文をつける。いっそフォルムだけのほうがマシだったりする。
フォルムでも、少し胴が長過ぎ!とか、ホント細かいこだわりがあるのだ。ワタクシも娘も。
だから、先輩が「この猫のポーチ可愛いでしょ」と言わんばかりの態度にも
全くもって娘の趣味ではないので、なんと言っていいのか言葉に詰まるらしい。
洋服もしかり。
う~む・・・相手にはリスペクトの気持ちはあっても、センスが気持ち悪くズレていると
「許せん!」となるのか。
先日「パクる」ことについて書いた。
『「リスペクト」が、知らず知らず真似ることになるケースもあるし、
真似ることによって技術を向上させることは、生きていく上で必ず経験することだ。』
と書きながら、横文字に弱いワタクシ、ちょっと不安になって『リスペクト』を検索。
すると『リスペクト』には「パクる」という意味があると言うではないか。
ビックリしてしまった。
『「元となるものを尊敬するという建前からパクっている」という免罪符として、
パクリが正当化されるような錯覚に陥る。
この言葉を使うときは注意したほうがいいのかもしれない。』とある。
あわてて「リスペクト」を「敬意」に直す。
久しぶりに目にした「免罪符」という言葉は、少し心に刺さったが、
ワタクシは、純粋に「敬意」からの模倣(真似というより少し格が上がらない?)
あるいは、意識しての模倣と
敬意なき真似っこあるいは無意識過ぎるパクリとは一線を画してほしい。
是非そうして欲しい。(二度言う)
・・・って誰に訴えておるのかは、リスペクト~2~へ続く。