訳あって、昨日から九州に帰省中。
朝の飛行機に乗り、実家には1時過ぎに着く予定ですと事前に母には伝えていた。
前日に母から電話。
「プールに行っていい?二時くらいには帰ってくるから。」「どうぞどうぞ。」
母は、健康の為、老人対象の市民プールに毎日通っているのだ。
今回、帰省する旨を伝えた時、真っ先に言われたことが
「お土産を六個くらい買ってきて。そうね〜佃煮とか。ナッツが入った様な。」
と、指示まで具体的。
プール仲間からいつもいろいろいただくらしく、 そのお返しらしい。
可笑しくなって夫に話す。
「この、年取ってからのコミニティーってのが大事なんだろうね。
純粋に健康の為プール行きたいんだったら、午前中でもいい訳じゃない?
でも大体、時間で来るメンバーが決まってんだろうね。だからこの時間じゃなきゃ行く意味がないんだろうね。」
ワタクシが働いている教室はショッピングモールに入っており、スーパーの他、小さな店舗がいくつか入っており、その中には、中年以上の女性達を対象にしたジムもある。
そこは10時に開くのだが、その20分くらい前になると、ガラスのドアの向こうにおば様方がわらわら。
そのジムのシステムは、色々なマシンが輪のように配置されて順繰りにこなして一周して終了、らしい。
その、朝イチで待ってる人達ってのは、大体メンバーが決まってて、30分の体操が終了したらそのままお茶飲み行ったりおしゃべりしたり、それが楽しみというのがあるのかも。
我が夫と結婚が決まった頃、義母が、親戚が集まった時の為に掃除しなきゃと言うので、じゃあお手伝いに行きますよと、車で2時間かけて夫の実家に行った。
すると、義母が申し訳なさそうに 「グランドゴルフに行っていい?」
「どうぞどうぞ」
グランドゴルフはチームプレイだし、休むと詮索されたりするのかもしれないし、純粋にグランドゴルフがしたかったのかもしれない。
その時には少々の違和感感じながらせっせと夫になる人の実家の床の雑巾掛けした記憶がある。
今なら少しわかる。
年とってからのコミュニティの大事さ、それが、いかに生活の中で大きな比重を占めるか、そこに健康という要素が加わると一気に優先度が上がるということが。
そして、ワタクシは、少しそういうのが苦手だ。
年とって、そういうコミュニティに属さない自分の老後の生活 ってのがどんな感じになるのかなあと考えたりする、介護生活1日目の夜。