9月18日(日)台風

久しぶりに「まっぽし」という鹿児島弁を聞いたなあと呑気に思っていたのは昨日のこと。
「まっぽし」とは、まともに、とか真正面に、という意。
今度の台風はまっぽし来るねえというツィッターを見て懐かしくて笑ったのだったが、まぢでまっぽし来た。
昨夜から、突然防災サイレンが鳴ったり、スマホの警報音が鳴ったりでビビってる上に、今朝あたりから、気象台の方の説明が怖くてだんだん滅入る。
我が家は築80年超えの筋金入りのボロ家だ。
震度6が来たら耐えられないかもなあと地震の心配はしていたが、まさか台風で吹き飛ばされるかもしれんという心配は想定外だった。
風速70mとか、想像できん。
そんな中、従姉のKemiちゃんからラインがくる。
余談だが、彼女のうちは高台の住宅街にある。
その少し上には風力発電の風車があるくらいだ。
今頃恐ろしいくらいにぐるぐる回って、発電量半端ないのではないか。
(と後で夫に言ったら、止めるに決まってるじゃないかと言われた。ごもっとも!)
n「うち、ボロいから瓦が飛んだらアウトだよね。家に風が吹き込んできたら、オズの魔法使いばりに飛ばされそう。
そうなったら、あたしゃドロシーの気分でイチを抱っこしてどろっどろになりながらおばあちゃんちに避難しようと思ってます。」
kemiちゃん「我が家はパッカリ半分に割れるんじゃないかとドキドキさ〜
なら、我が家は桃太郎」
ブホッ!思わず吹き出す。
そう言えばだいぶ前からkemiちゃんは、リビングの壁に謎のヒビが入ってるのを気にしておった。
家が真っ二つに割れるんじゃないかと。
「メルヘンちっく!」とウケると、Kemiちゃん「桃の中から黒猫抱いた婆さん出るんだよ、ホラーだよ。」
kemiちゃんちにも黒猫ちゃんがいるのだ。
どっちも黒猫抱いた婆さんがヒロイン!!!
じゃあ、あたしゃミュージカル仕立てにするよ。
嵐の中、黒猫抱いて婆さんが高らかに「オーバーザレインボー」を歌い上げる。
そうそう!朝起きた時、どうせ今日一日、どこにも出かけないんだし、このままの格好(Tシャツにステテコ状パンツ)でいいかと思ったけど、家が倒壊して着の身着のまま逃げるのを考えたらゾッとして動きやすいパンツに着替えた。
「よって、派手目のパンツ、穿いてますよ」と言うとkemiちゃんが
「私はお風呂上がりで、ノースリーブの涼しげなワンピースだけど、避難する時は、スカート裾をブルマー風にパンツに入れ込むスタイルにする!」
ワタクシの脳内には、鉄棒の前で逆上がりするときのスタイルが再生される。
あれは小学女子、それも低学年女子にだけ許されるスタイルではないのか。
ちびまる子ちゃんの、あのスカートのみ許されるのではないのか。
ひとしきり爆笑した後、避難する時にはこの時の会話を思い出して、泣きながら笑いながら逃げる自分を想像した。
そして、お互いのこれからの健闘をたたえ合いラインを終わるのであった。
東京に住む娘からもラインがくる。
「社長から、実家が心配なら今日は仕事を休んでもいいって言われたけど、ここで何かできるわけでもないので仕事してます」
母「働いてくれ!もしうちが倒壊したら金が必要だ!」と返信しておく。
そういう東京も雨がすごいらしい。
東京の友人達からも続々と心配のラインをいただく。
皆様、どうかこのボロ家が倒壊しない事を祈ってください。
現在午後9時30分。
7時頃、鹿児島市に上陸したと報道があってすぐに台風の目に入ったらしく、いきなりの静けさ。
思わず外に出て、台風の目に挨拶しておいた。
この後、吹き返しがやってくるのだろうが、今のところ、だいぶ風の勢いがおさまった気がしてホッとしている。
いやいや、まだまだ油断はできぬ。
あと少しだ、頑張れ、ボロ家!!!(声援はありがたいがボロいボロい言うのはやめれ!←築80年超えの我が家心の声)
今日のタイトルは鹿児島弁で、「台風が、まともに来るから、用心をしなさいよ。」の意。

久しぶりに「まっぽし」という鹿児島弁を聞いたなあと呑気に思っていたのは昨日のこと。
「まっぽし」とは、まともに、とか真正面に、という意。
今度の台風はまっぽし来るねえというツィッターを見て懐かしくて笑ったのだったが、まぢでまっぽし来た。
昨夜から、突然防災サイレンが鳴ったり、スマホの警報音が鳴ったりでビビってる上に、今朝あたりから、気象台の方の説明が怖くてだんだん滅入る。
我が家は築80年超えの筋金入りのボロ家だ。
震度6が来たら耐えられないかもなあと地震の心配はしていたが、まさか台風で吹き飛ばされるかもしれんという心配は想定外だった。
風速70mとか、想像できん。
そんな中、従姉のKemiちゃんからラインがくる。
余談だが、彼女のうちは高台の住宅街にある。
その少し上には風力発電の風車があるくらいだ。
今頃恐ろしいくらいにぐるぐる回って、発電量半端ないのではないか。
(と後で夫に言ったら、止めるに決まってるじゃないかと言われた。ごもっとも!)
n「うち、ボロいから瓦が飛んだらアウトだよね。家に風が吹き込んできたら、オズの魔法使いばりに飛ばされそう。
そうなったら、あたしゃドロシーの気分でイチを抱っこしてどろっどろになりながらおばあちゃんちに避難しようと思ってます。」
kemiちゃん「我が家はパッカリ半分に割れるんじゃないかとドキドキさ〜
なら、我が家は桃太郎」
ブホッ!思わず吹き出す。
そう言えばだいぶ前からkemiちゃんは、リビングの壁に謎のヒビが入ってるのを気にしておった。
家が真っ二つに割れるんじゃないかと。
「メルヘンちっく!」とウケると、Kemiちゃん「桃の中から黒猫抱いた婆さん出るんだよ、ホラーだよ。」
kemiちゃんちにも黒猫ちゃんがいるのだ。
どっちも黒猫抱いた婆さんがヒロイン!!!
じゃあ、あたしゃミュージカル仕立てにするよ。
嵐の中、黒猫抱いて婆さんが高らかに「オーバーザレインボー」を歌い上げる。
そうそう!朝起きた時、どうせ今日一日、どこにも出かけないんだし、このままの格好(Tシャツにステテコ状パンツ)でいいかと思ったけど、家が倒壊して着の身着のまま逃げるのを考えたらゾッとして動きやすいパンツに着替えた。
「よって、派手目のパンツ、穿いてますよ」と言うとkemiちゃんが
「私はお風呂上がりで、ノースリーブの涼しげなワンピースだけど、避難する時は、スカート裾をブルマー風にパンツに入れ込むスタイルにする!」
ワタクシの脳内には、鉄棒の前で逆上がりするときのスタイルが再生される。
あれは小学女子、それも低学年女子にだけ許されるスタイルではないのか。
ちびまる子ちゃんの、あのスカートのみ許されるのではないのか。
ひとしきり爆笑した後、避難する時にはこの時の会話を思い出して、泣きながら笑いながら逃げる自分を想像した。
そして、お互いのこれからの健闘をたたえ合いラインを終わるのであった。
東京に住む娘からもラインがくる。
「社長から、実家が心配なら今日は仕事を休んでもいいって言われたけど、ここで何かできるわけでもないので仕事してます」
母「働いてくれ!もしうちが倒壊したら金が必要だ!」と返信しておく。
そういう東京も雨がすごいらしい。
東京の友人達からも続々と心配のラインをいただく。
皆様、どうかこのボロ家が倒壊しない事を祈ってください。
現在午後9時30分。
7時頃、鹿児島市に上陸したと報道があってすぐに台風の目に入ったらしく、いきなりの静けさ。
思わず外に出て、台風の目に挨拶しておいた。
この後、吹き返しがやってくるのだろうが、今のところ、だいぶ風の勢いがおさまった気がしてホッとしている。
いやいや、まだまだ油断はできぬ。
あと少しだ、頑張れ、ボロ家!!!(声援はありがたいがボロいボロい言うのはやめれ!←築80年超えの我が家心の声)
今日のタイトルは鹿児島弁で、「台風が、まともに来るから、用心をしなさいよ。」の意。