パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

秋の・・・その4

2022年09月10日 | おでかけ
9月10日(土)晴れ

タイトル長すぎなので略すズボラ者。
正式には『秋の大鹿児島旅行(仮称)に向けての下見〜その4』です。
いや、正確に言うと、老母が希望した「そうめん流し」に行ったついでに下見をしたと言う話です。
亡父は学校の先生であったため県内各地を転勤して回っており、そのせいでワタクシも転校二回、高校受験も二回する羽目になったわけだが、その後、定住生活をすることになると、世の転勤族が羨ましかったりする。
老母は社交的な人なので、どこに行っても楽しく暮らし、かと言って縛られるわけでもなく、軽やかにこの転勤生活を楽しんでいたようだ。
先日テレビで、自分たちの住んだ事ある街のそうめん流しの施設を見て驚く。
あたしゃ知らないよ、あたし達が住んでた頃にはなかったはず。
で、行きたい。連れて行っておくれ。となったわけだ。
その街とは、湧水町にある竹中池。
せっかくだし、父の赴任していた学校も見てみよう!
その頃、もうワタクシは県外に出ており、帰省した時に見ただけの学校と、その隣の住宅だが、かすかな記憶でテンションが上がる。
今は亡き愛犬ポリーのことまで思い出す。(とーさんを思い出せ!)
せっかくだし道の駅えびのまで足を伸ばしたりしてから竹中池のそうめん流しへ。
そもそも、そうめん流しってご存知でしょうか。
ぐるぐるそうめんが回って、それをすくって食べる。
何が楽しいの?と思われるやも知れませぬが、意外とこれが楽しいのだ。
大人になるまで知らなかったのだが、このそうめん流しって鹿児島が発祥らしい。
それを知ってからは、県外のお友達をご案内するようにしている。
指宿の唐船峡が有名だが、県内あちこちにあるようだ。
おそらくメニューはだいたい同じと思われる。
昨日食べたのはこちら。


いつになくワタクシが、老母の希望をすぐ聞いて連れて行ったのは、下見の気分があったからだ。
指宿をご案内する時に、最初は別の場所を考えていたが下見で「あれ?」という感じだったので、いっそ唐船峡のそうめん流しでいいのでは?と。
しかし、夫に言うと渋い顔。
時々夫とワタクシの案内の視点というか路線が違って、う〜む・・・となる。
いや、冷静に考えると、従姉のkemiちゃんからもよく反対されたりするから、もしかしたらワタクシの思考がマイナーなのかもしれない。
ワタクシは、グルメじゃないからなあ。
場所と思い出を作りたい。
素麺なんておもてなしとしてどうなのか?より、そうめん流しという鹿児島ならではのものを体験してもらいたいと思う。
ましてや、東京の人たちをご案内するのである。
美味しいものは東京に全てあるのだ。
何も、鹿児島で無理してこじゃれたものを食べなくても良くない?と思ってしまう。
そりゃ、鹿児島に住んでて、おしゃれカフェが出来たげな!と聞いたら行って食べてみたいとは思う。
でも、わざわざ東京から来た人をご案内する意味があるのか?
それだったら、ワタクシは、鹿児島黒豚を、鹿児島黒牛を、鹿児島ラーメンを、「鶏をナマで???」と恐れられても鳥刺しを食して欲しい。
そして、何度も何度も鹿児島に遊びに来てもらって、そのうち案内するネタが尽きた頃、おしゃれにグランピングしたり、海を見ながらコーヒーを飲めるような所で何時間もぼーっと過ごしたり、おしゃれカフェで創作料理をに舌鼓を打ったりしたい。

はっ!ご案内について考え過ぎた。
昨日の行程をざっとご紹介。

霧島アートの森の入り口にある草間彌生氏の「シャングリラの華」だけを観賞。
強すぎる色調と水玉が苦手と思っているが、草間氏のこの作品は霧島の深い緑と青空に映えていてとても好きだ。
記念写真だけでもここで撮りたいくらいだ。
晴れていたら・・・


レトロ駅舎の嘉例川駅。
猫駅長云々で時々テレビに出るのだが、ぢつはワタクシ、この「猫駅長」システムは好きじゃない。
東北旅行した時にも、どこかで猫駅長がいて、猫のストレスになるから写真撮らないでって張り紙があるのに撮りまくる観光客。
それを見ているワタクシがストレスだった。
コスプレさせるのも嫌だし・・・
と思っていたら、ここの駅舎の横のトイレの前に猫。
だいぶお年を召しておられ、ヨダレを垂らしている。
う〜む・・・これはこれで切ない。
もう、ここにはご案内できない。この子を見るのが忍びなくて。

なかなか完璧なガイドブックが仕上がらない。
まだまだ下見の旅は続く。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする