パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

センシビリティ

2024年07月06日 | Weblog
7月6日(土)晴れ

ちょっと情緒が安定していない。
世に溢れている悲惨なニュースのせいかもしれないし、瑣末な夫婦喧嘩のせいかもしれないし、変わりやすい天気のせい、熱暑のせい、片付かない部屋のせい。
老化のせいかもしれない。
もうすぐ60歳になる。
おめでとう還暦。
つい先日、小学校からの幼なじみ達とランチした。
前は半年に一度くらいの招集だったが、5月にも会ったし、6月にも会おうとお誘いが来て「いや、ちょっと6月末は忙しいのよ。7月にして」と言ったら、7月2日になった・・・
全くもって変わらないワタクシ達よね〜と思うのはワタクシだけか。
今、痴呆症の母上と心臓に持病のある父上の介護をしているもんちゃん、癌闘病中の母上が圧迫骨折で入院されたかこちゃん。
見渡せば、子供が巣立ち、孫の世話に明け暮れる明るい愚痴や、老親の世話に明け暮れる暗い愚痴を聞く事が増えてきた。
話す事で気が晴れるならと、誘われれば時間の許す限り出かけて行く気持ちはある。

基本的には、一人が好きだし、家が好きだ。
が、月に一度くらいは家族以外の人と喋りたくなるし、半年に一度くらいは、友人達と美味しいランチを食べたくなる。
あとは、年に一度くらい、夜の街で呑んだくれたら最高な一年。
しかし、友人達からのSOSのようなランチのお誘いの回数が増えた気がする。
そして、喋る事が目的だからお店を選ばない。
ファミレスに何時間も居座る事になる。
今週の火曜日に幼なじみたちと会い、昨日はママ友Sさんと会った。
ママ友Sさんも、痴呆の始まった母上の介護中。
プラス病気がちな弟氏の世話もしている。
ランチをすると結構な愚痴と孫の可愛さの話プラス夫の浮気の話に終始する。
で、昨日会うという事になった時、ワタクシはおしゃべりだけではワタクシのメンタルが持たないと思い、気になっている温泉に誘う。
しかし彼女、お母様が夕方帰ってくるから遠出はできないという。
午前中とある場所へ出かけた後のランチだから、時間がはっきりしないという事で前もって予約するような、あるいは初めて行くようなお店にも行けない。
ファミレスでいいよ、おしゃべりしたいから!と彼女は言うが、今年はもう頻繁に会っているから、それほど珍しい話、楽しい話が弾むとは思えないなあとライン画面を渋い顔で見るワタクシ。
ファミレスの、不味くはないけど記憶に残らないお料理には飽きたのよぉ。
午前中の用事が終わった後、彼女「ガスト行く?」
n「火曜日に行ったばかりなのよ」
Sさん「じゃあジョイフルとか?コメダ?」
n「ジョイフルには先週だったかしら、モーニング安いわよね、あそこ。コメダにしようコメダ」
コメダってそれこそモーニングのイメージだったのだが、平日のお昼過ぎというのに結構なお客さん達。
彼女曰く「仕事の愚痴を同僚と言い合う時は、ここなの。何時間も居られるから」
で、彼女が同僚とやるパターンで、何か一つ注文してそれをシェアして、数時間後デザートを食べる。

Sさんは悪い人ではない。
むしろ万人から好かれる良い人。
お母様から罵られても、弟氏からこき使われても、こまめに動きまわる。
性格なのだろう、反抗もせず、優しい娘であり、姉として生きてきて、それが自分の誇りでもあり自慢でもあるのだろう。
でも、ストレスは溜まる。
それをおしゃべりで発散して「良い娘ねえ〜優しいわねえ〜あたしにはできないわ〜」とかけられる言葉で、また翌日から頑張れるのだろう。
ワタクシだって、年いちだったら言ってあげられる。
でも毎月、その役目はめんどいししんどい。

そろそろお母様が帰ってこられるんじゃない?と言っても、スマホ見て、見守りアプリを入れたのよとかで画面を見せてくれたりする。
何度か「お母様が・・・」と言ったのよ、わたしゃ。
でも「大丈夫大丈夫」
大丈夫なら、温泉にも十分行けたんじゃないんか。
コメダの窓から差し込む光が西陽だよなと認識した頃ようやく解放される。
なんせ、彼女の送迎なので「お先に帰るわ」とはいかないのである。
時計を見てびっくり。6時半。
帰宅した夫、鍵持ってなくて、庭でタバコ吸ってた・・・
いつでも妻は家にいると思うなよ。(←やさぐれている)

今日の一枚は、先週末、夫と行ったランチ。
こういうのでいいの、この程度で大満足なのよあたしゃ。
コメント (2)
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