パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

お母さんが一緒

2024年07月09日 | 本・マンガ・テレビ・映画
7月9日(火)晴れ

オンライン試写会にて鑑賞。

親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。
長女・弥生(江口のりこ)は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美(内田慈)は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美(古川琴音)。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。
 母親の誕生日をお祝いしようと、三姉妹は夕食の席で花やケーキを準備していた。母親へのプレゼントとして長女の弥生は高価なストールを、次女の愛美は得意の歌を用意し、三女・清美は姉たちにも内緒にしていた彼氏・タカヒロ(青山フォール勝ち)との結婚をサプライズで発表すべくタカヒロ本人を紹介するつもりだったが――。      
〜公式サイトあらすじより〜


ホントもう、このあらすじの通りって言うか、これがもう全てなんだけど、
さすがの江口さんとか、内田さんに古川嬢。
そして、好演したのが青山フォール勝ち氏。
末っ子の彼氏役なんだけど、姉妹喧嘩に巻き込まれても、飄々としてて、優しくて、アホなの?と思わせといてそうじゃないようだし、懐深い感じを上手に出しておられた。
ほとんどこの四人の会話劇で、その話の中心には「お母さん」がいるんだけど、実物は出てこない。
そういうところがまたうまいよね。
どんな嫌な母親なんだ!?と思わせながら話が進んでいく。
でも喧嘩の内容と言い、母親の口癖や今まで娘達に言ってきた言葉とかが、あ〜あるある!という感じで、これまたこそばゆいような痛気持ちいい笑いになるわけだ。
そして、温泉に行きたくなるし、娘に優しくしたくなるし、老母に優しくしたくなる。

家族の中でも母親というのは一番近い関係性。
だから愛情を欲するし、その程度というかさじ加減が難しい。
兄弟姉妹がいればさらに。
でも、お母さんを温泉に連れて行ってあげようとか、お誕生日のお祝いをしてあげようという発想が浮かんでくるような子供達は優しいし、そのくらいの幸せが一番なのよと思う。
くすくす笑い、ぷっと吹き出し、わかるわかると共感する楽しい鑑賞であった。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする