パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

占い?

2024年07月07日 | Weblog
7月7日(日)晴れ

ママ友Sさんと話しているとよく「神様がおっしゃるには〜」と言う。
聞くに、何か困ったことが起きたら相談に行く「先生」という存在があるらし。
彼女は三人の子供を育て上げ、今それぞれに孫ちゃん達も生まれ、幸せに・・・暮らしていると思いきや、過去には息子達のことで悩み、体の弱い弟を支え、今は痴呆症のお母様の世話に明け暮れる。
年初には、夫氏の浮気発覚という事も聞かされた。

そんな悩み多き彼女が頼りにしている「先生」は超人気で、予約が取れないとは聞いていた。
特に悩みもないくせに、興味津々、「次にあなたが行く時に、ワタクシも連れてって!」と頼んだのは一年ほど前のこと。
その予約日が昨日だったのだ。
彼女が神様神様言うから、ワタクシは、白髪のおばあさん、恐山のイタコとか奄美のシャーマン?ユタ?そういうイメージを持っていた。
だから、前日、チラシ配りで汗みどろになり帰宅して、さっとシャワー浴びたくらいでは失礼に当たるかもと、前夜もう一度、丁寧に洗髪して身を清めたほどだ。
前に座っただけで透視されて、「あなた、面白半分で来たでしょ。悩みなんてないでしょ。それに、そもそも信じてないでしょ」と言われたらどうしようと少々ビビリながら静々と部屋へ入った。
アクリル板越しに見た先生の第一印象は、わ、若いっ。
楚々とした眼鏡美人。
神様というよりも・・・えと・・うまい例えが出てこない・・・

先生「お二人、ご一緒で構いませんか?」
Sさん「はいっ」
え?え?え?まあ、いいけどさ、ひと言くらいワタクシに了承取ってくれ。
初めての方はお名前と生年月日、ご家族で見て欲しい方がいたらその方の名前と生年月日も書いてくださいと言われ、ワタクシが書いている間にSさんが「じゃあ、あたしからお願いします」と悩み相談が始まる。
その内容が、いつもワタクシがランチの時に聞かされる愚痴そのもの。
先生も困るやろ、そういう愚痴を聞かされても、と思いながらせっせと家族三人分の名前と生年月日を書く。
先生の手元を見ると、Sさん家の家族がずらずら〜
夫、長男家族三人、次男家族四人、長女家族三人、自分の母親に亡くなった父親、まだまだデータが続いているところを見ると、子供達の嫁や婿の親か。
とりあえずは今、それほど深刻な悩みというほどではない愚痴話が延々と続き、その合間に先生が少しアドバイスのような事を言い、またその数倍の量、Sさんが近況を語る。
やっとひと段落ついたかと思いきや、息子から聞いてくれと言われてた「今の会社を辞めていいか」娘から聞いてくれと言われてた「カフェをやりたいのだけどどうだろうか、家を買うとしたら一軒家かマンションか、次の子供はいつ産めばいいか等々の質問。
そうこうしていると今度は自分の親や弟の事を思い出したようで、愚痴とも相談ともつかない話が始まる。
一緒に聞いているワタクシはじわじわと、これは占いなのねとわかってくる。
神様神様というから、てっきり守護霊がなんたらとか、ご先祖様の供養がなんちゃらとか言われるのかなと思っていたが違う気がする。

やっとワタクシの番。
ワタクシの書いた物を見ながら先生が指を使い何か書き出している。
そして、大きな三角を書いて、そこにワタクシを作っているものの比率のような図。
ワタクシの一番底にはコミュニケーションがあるらしい。
そしてその上に、マイペースと負けん気の部屋。
さらにその上に土地とマイペース。
マイペースが二つある人ってのはせっかちらしい。
言い換えれば何とでも言えるのが言葉であるが、プラスの言葉で言われると悪い気はしない。
おおらかとか、向上心があるとかさ。
そして先生が一番熱弁を振るわれたのが、ワタクシ、センスがいいらしい。
も一度言いますよ。
センスが良いらしい。
だから、芸術的な事を云々。
あゝその紙に、ワタクシ、ドラえもんを描いて差し上げましょうか。
色々おっしゃる中に、片付けが苦手、みたいな事を言われて驚く。
いや、「当たってる〜!」と思ったわけではなく、ワタクシ、よく謙遜して「片付け下手で〜」とか「掃除が嫌いで〜」とか言うけど、人に言われるほど片付いてないわけではない。
汚部屋ではないし、うちより片付いていないおたくを結構知っている(下を見ればキリがない世界ではあるが)
夫や娘の事も、同じように三角形の部屋と成分のようなものを書いてもらい、まあ殆どが褒め言葉なので反対する事もなく・・・

それより何より、ここで二度ほど「え?」となったのが・・・
ワタクシとしては、「そこそこ自分は幸せに暮らしています。
ですから、自分のことより、溺愛しております娘の事をお聞きしたい。
娘が今のままでいいのかという事などを」と最初に申し上げた。
ワタクシとしては、過去はどうでも良いのである。
未来を良きものにするためにという意味で。
先生も、そういう方向で、話をしてくださっている中、突然Sさんが「○ちゃん(←うちの娘)は離婚しているのです」
は?それ、あなたが言う?過去の話って必要なの?
先生も「あ、そうなのですか、でも彼女は晩婚と出てますからね。
ずっと一人ではないですよ」
しばらく別の話になっているとまたSさんが「nさんもバツイチで、○ちゃんとお父さんは血は繋がっていないのよね」
なかなかナイーブなところをよく平気でぶっちゃけるわねえあなた。
ここ、ファミレスで、お友達にワタクシの人となりを紹介してるつもりなのかしら。
それとも、ワタクシが言いにくいだろうから、代わりに言ってあげるわ。
先生には何もかも正直にお話しした方がいいのよ、というつもりなのだろうか。
ちょっと驚くも、その事で先生のお話に変化あったとも思えず、ただただワタクシのSさんに対する心象が悪くなっただけであった。
30分ほどワタクシの話が続いた後、またSさんが「先生!今月、飛び込みで一人入れられませんか?熊本のお友達が見て欲しいって言ってて、今月なら帰って来られるって言うんですけど」
先生「今月はもう無理ですねえ」
そりゃそうだろ、あたしゃ1年前だよ予約したの。
「先生!嫁のお母さんが、自分も見て欲しいって言ってて、生年月日聞いてきたんですけど・・・」
先生「直接いらしてくださいとお伝えください」とやんわり。

お礼ってどうしたらいいの?と聞いた時、彼女、「いくらでもいいのよ、自分のお心次第ってやつよ。」と言い、彼女は一人3000円と考えていると言ってた。
自分の事と夫の事を聞いたら6000円という具合。
「今は、一年に一度、家全般の事を聞くくらいだから5千円包むわ」
ワタクシはそれほど重い話をするわけでなし3千円で良かろうと思い、封筒に包む。
結局10時から12時までいて、そのうちのほとんどが彼女の話だったので、あなたは1万円包め!と思ってしまった。

そしてこの後、コメダのランチに続いたわけだ。
ま、こういう経験はあまりした事なかったので面白かった。
ちょっと占いに凝ってみようかと、ネットでゲッターズ飯田さんやら星ひとみさんやらの無料占いをしてみたりする。
ピンとこない。
六星占術を思い出してみたりもする。
ピンとこない。
結局のところ、信じてないのかもねえあたし。
コメント (2)
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