5月8日(土)曇り
益田ミリ著「お母さんという女」を借りて読んだ。
図書館でパッと目についた偶然、いや、久しぶりの老母との同居(居候と言え!)での確執を抱えてる今、必然的に目に入ったのかもしれない。
どこかで、「相容れない母と娘」の話を期待したのかもしれない。
いや、存じ上げておりますよ、益田ミリさんのことは。
「すーちゃんまいちゃんさわ子さん」とか。
そうそう!朝日新聞に連載されてた(過去形なのは我が家が地方紙へ転換したせい)「大人になった女子たちへ」は、毎週金曜を楽しみにしてたほど好き。
そうね、そうね、絵も文も優しくほのぼのした筆致の彼女から、毒々しい母親への悪口が聞けるはずなんてないわね。
読み始めてから数ページでそういう事を悟りました。
そして、ん?益田さんっておいくつくらいの方なの???
勝手に、ずいぶんお若い方をイメージしてて、彼女の描く母親の立場に自分を当てはめてたけど、どうにもワタクシより我が老母に当てはまる部分が多い。
慌てて後ろの著者略歴を読むと・・・1969年生まれ。
まあ、ワタクシとたった5歳しか違わない。
とはいえこの本が2009年発行なので、彼女はまだ30代だし、お母様もおそらく60代くらいの時の話。
それを踏まえつつ読み進めたが非常に面白くて読みやすくてあっという間に読み終わる。
そして・・・反省した(←ワタクシ、反省するのは得意だ。後悔はしないが反省はする主義)
彼女のお母さんと、我が老母はとても良く似ていた。
しかし、彼女とワタクシが似ていなかった。
例えば・・・彼女のお母さんも人付き合いがいい。
タッパーで、ものをあげたり返したりしている。タッパー天国と彼女呼ぶほど大量にある。
統一性のない様々なタッパーにお茶の葉から飴、薬、ゴマ、佃煮が入って食卓に置かれている。
そしてミリ氏はそれをおしゃれではないけれど、みょうに見ていてホッとするタッパーな風景という。
ワタクシ、まず、居候二日目くらいにして大量のタッパーを捨てた。
老母がタッパーの入った佃煮をそのまま食卓に出すのが許せん。
ミリ氏のご実家にはチラシで作った花瓶やら額やらが飾られており、それは近所のおばちゃんの手作りらしい。
知ってる知ってる。丁寧にニスまで塗ってあるのよね〜でもチラシ感は消えてないのよ。
我が実家には、ご近所のおばちゃん手作りのタバコの包み紙かなんかで作られた鶴やら色んなものが飾られていた。
ただ、益田家と違うのは、我が老母は掃除嫌いゆえ全ての飾り物がホコリを被って薄汚くなっているという点。
父が亡くなり、祭壇を作る際、仏壇の部屋を片付けた。
ばんばん捨てまくるワタクシ。
母的には、もしその近所のおばちゃんが焼香に来た時に自分があげた鶴やら何やらが無いと気を悪くしないだろうかと。
いやいやいや、こんなにホコリをかぶって薄汚い自分の作品を見せられる方が気悪いわ!
(同様の理由でぬいぐるみも何体も捨てた。可哀想よという母とぬいぐるみ達の『これ以上生き恥を晒したくない』という声が聞こえるという娘とのバトルの後に。)
色々のエピソードは、我が母にも言える「あるある」なのだが、それに対処するミリ氏が優しい。
かける言葉も優しい。
みる目も優しい。
思う心も優しい。
ひどくいたく反省いたしました。
明日は母の日。
プレゼントやらはさておき(さておくな!)まずは優しい目や言葉を心がけます。
余談ですが、益田ミリ著「オトーサンという男」を図書館に予約いたしました。
近いうちに父親の事も書きます。
益田ミリ著「お母さんという女」を借りて読んだ。
図書館でパッと目についた偶然、いや、久しぶりの老母との同居(居候と言え!)での確執を抱えてる今、必然的に目に入ったのかもしれない。
どこかで、「相容れない母と娘」の話を期待したのかもしれない。
いや、存じ上げておりますよ、益田ミリさんのことは。
「すーちゃんまいちゃんさわ子さん」とか。
そうそう!朝日新聞に連載されてた(過去形なのは我が家が地方紙へ転換したせい)「大人になった女子たちへ」は、毎週金曜を楽しみにしてたほど好き。
そうね、そうね、絵も文も優しくほのぼのした筆致の彼女から、毒々しい母親への悪口が聞けるはずなんてないわね。
読み始めてから数ページでそういう事を悟りました。
そして、ん?益田さんっておいくつくらいの方なの???
勝手に、ずいぶんお若い方をイメージしてて、彼女の描く母親の立場に自分を当てはめてたけど、どうにもワタクシより我が老母に当てはまる部分が多い。
慌てて後ろの著者略歴を読むと・・・1969年生まれ。
まあ、ワタクシとたった5歳しか違わない。
とはいえこの本が2009年発行なので、彼女はまだ30代だし、お母様もおそらく60代くらいの時の話。
それを踏まえつつ読み進めたが非常に面白くて読みやすくてあっという間に読み終わる。
そして・・・反省した(←ワタクシ、反省するのは得意だ。後悔はしないが反省はする主義)
彼女のお母さんと、我が老母はとても良く似ていた。
しかし、彼女とワタクシが似ていなかった。
例えば・・・彼女のお母さんも人付き合いがいい。
タッパーで、ものをあげたり返したりしている。タッパー天国と彼女呼ぶほど大量にある。
統一性のない様々なタッパーにお茶の葉から飴、薬、ゴマ、佃煮が入って食卓に置かれている。
そしてミリ氏はそれをおしゃれではないけれど、みょうに見ていてホッとするタッパーな風景という。
ワタクシ、まず、居候二日目くらいにして大量のタッパーを捨てた。
老母がタッパーの入った佃煮をそのまま食卓に出すのが許せん。
ミリ氏のご実家にはチラシで作った花瓶やら額やらが飾られており、それは近所のおばちゃんの手作りらしい。
知ってる知ってる。丁寧にニスまで塗ってあるのよね〜でもチラシ感は消えてないのよ。
我が実家には、ご近所のおばちゃん手作りのタバコの包み紙かなんかで作られた鶴やら色んなものが飾られていた。
ただ、益田家と違うのは、我が老母は掃除嫌いゆえ全ての飾り物がホコリを被って薄汚くなっているという点。
父が亡くなり、祭壇を作る際、仏壇の部屋を片付けた。
ばんばん捨てまくるワタクシ。
母的には、もしその近所のおばちゃんが焼香に来た時に自分があげた鶴やら何やらが無いと気を悪くしないだろうかと。
いやいやいや、こんなにホコリをかぶって薄汚い自分の作品を見せられる方が気悪いわ!
(同様の理由でぬいぐるみも何体も捨てた。可哀想よという母とぬいぐるみ達の『これ以上生き恥を晒したくない』という声が聞こえるという娘とのバトルの後に。)
色々のエピソードは、我が母にも言える「あるある」なのだが、それに対処するミリ氏が優しい。
かける言葉も優しい。
みる目も優しい。
思う心も優しい。
ひどくいたく反省いたしました。
明日は母の日。
プレゼントやらはさておき(さておくな!)まずは優しい目や言葉を心がけます。
余談ですが、益田ミリ著「オトーサンという男」を図書館に予約いたしました。
近いうちに父親の事も書きます。
私も、同じく、日々、反省しています。
私の母もタッパーばぁさんです。
あの年代の人たちは、本当に似通ってますね。
なかなか、そばにいる方は、優しくなれないものですよね。
「お母さんという女」という題名に、めちゃくちゃ興味湧きました。
でも、nさんは、一緒に生活されてるだけでも、私にしたら、頭が下がります。
優しい言葉をかけたり、否定的なことを言わないことが、老いのスピードを緩めることになるのなら、必要なことなのかも?と、ここ、8年くらい喧嘩ばかりしていた、地方の母の進行が、最近、収まっているのを感じると、もっと前から優しくしていたら~と後悔も反省もしていますので、nさんも、出来るだけ優しくされる方をオススメします。
そうは言っても、そばにいるとなかなか、難しいとは、兄嫁からよく聞いています。
ついつい、怒ったり、否定的なことを言っては、
「いーや!絶対違う❗️」と、母が怒り出してから、引っ込めるという感じだそうです…😓
母は、要らないものでも多めに用意するタイプ、兄嫁は、慎ましやかな生活をしたいタイプ。
合わない、合わない‼️
でも、そんな兄嫁も、最近は、なるべく、肯定的な返事をするようにしているそうです。
少し穏やかになってるそうです。
私も、nさんを見習って、母の日に寄せて…優しくしたい!と決意を新たにしました。
何より彼女のお母さんに向ける優しい視線が良かった。
大いに反省させられました。
「オトーサンという男」も来週あたり入手できそうなので楽しみなのです。
実の娘でさえ(実の娘だから)ハラ立ったりイラついたりするのに、お義姉さんはホント素晴らしい。