8月23日(月)晴れ
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先日会った高校時代の友人Jの話。
彼女は、明るくて美人で、高校時代、人気者だった。
優しいお兄ちゃん二人と年子の妹一人に挟まれた4人兄妹。
ご両親はその当時も一緒にお風呂に入ってると、Jが当たり前のように話すほど仲の良いご夫婦。
そんな家庭で、天真爛漫、スクスク育ったお嬢さんだった。
綺麗な青空を見上げては「わ~~~っ!空がとても綺麗ねっ!」と両手を広げて空を仰ぎ見るようなところもあり、
少々ひねていたワタクシとしては、うらやましかったり、こっぱずかしかったり。
そのままスクスクと成長し、地元の短大を卒業後、幼稚園の先生になる。
元気で、優しい彼女には天職のようであった。
数年後、優しい彼氏とゴールイン。
『結婚しましたハガキ』は、まさに絵に描いたような美男美女カップルだけに、ブロマイドのようだと友人間で評判になるほど。
この彼氏がまた優しい人で、結婚して子供が3人生まれた後も、
「ママは綺麗だねえ~」
「ママの料理はおいしいねえ~」
と、いつも褒めてくれるとのろけていた。
今回6年ぶりに会った彼女と、お互いの近況を話す。
ご主人の転勤で福岡で暮らし始めたことは、年賀状で知っていたが、
「義父も一緒に住んでるの」
ワタクシ、悪い癖で、嫁姑舅と聞くと、つい良からぬことばかり勘ぐって、
「愚痴があったらここで吐き出しな!」という気持ちで身構えると・・・
彼女の姑さんには持病があった。
「おとうさんを一人残すと、あなた達に迷惑がかかるから頑張るわ」と闘病されてたらしいのだが亡くなられた。
舅さんは頑固者らしく、実の娘とも折り合いが悪く、
「子供達に迷惑はかけん!」と、ずいぶん長い間、一人暮らしをされていた。
しかし、倒れられ、半身麻痺に。
「車いす生活だし、心配だから、「うちに来る?」ってことになったの。」と淡々と話す彼女。
近所に住んでいた実の娘より、福岡のJのところを選ばれたところに、Jの優しさを感じる。
褒めちぎるワタクシに、Jが「義父さんのほうが、ずいぶん気を使ってるのよ、わたしたちに。
車いす生活だけど、何でも自分でできるし、昼間はデイサービスに行くし、
そこでお風呂にも入るから、うちではご飯食べて孫と野球見て、という生活よ。」と言いながら、
赤坂サカスのショップで、水戸黄門の印籠を見つけて
「あ!義父さん、水戸黄門も好きなのよね。これ、薬入れにちょうどいい大きさだ!」と、お買い上げ。
彼女には三人(専門学校生の女の子、高二の男の子、小六の女の子)の子供がいるのだが、
小さい頃から長女には手を焼いていた。
彼女自身がいわゆる『いい子』だったので、マイペースだったり破天荒だったりする長女の行動が理解できなかったらしい。
高校生の時も、学校から何度も呼び出されたりしたという。
今年、デザイン関係の専門学校に入り、相変わらずマイペースなお嬢さんらしいのだが、
彼女曰く「でも、義父さんは、一番長女が可愛いみたいなのよねえ~
H菜も『おじいちゃん!見て見て!』とか言って、ネイルアートとか見せてるの。
そうするとおじいちゃんが『じいちゃんは、そげなのは好かん』とか言ってて・・・
あの二人が一番仲良しなのよね~」
ちょっと問題ありの母娘関係のクッション材に、おじいちゃんがなっているようで微笑ましい。
家族一人一人がみんな優しい気持ちを持って暮らすと、
歯車はきちんとかみ合って、リズムよく回って行くんだなあ~
たった年に一、二度の帰省すらを嫌がった自分を深く深く反省。
相手から優しくしてもらうことだけを要求してしまいがちだが、
まず、自分が優しくすることだよね。
そんな当たり前のことを今更ながら再確認。
Jのおかげで優しい気持ちを少し取り戻せたような気がする。
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先日会った高校時代の友人Jの話。
彼女は、明るくて美人で、高校時代、人気者だった。
優しいお兄ちゃん二人と年子の妹一人に挟まれた4人兄妹。
ご両親はその当時も一緒にお風呂に入ってると、Jが当たり前のように話すほど仲の良いご夫婦。
そんな家庭で、天真爛漫、スクスク育ったお嬢さんだった。
綺麗な青空を見上げては「わ~~~っ!空がとても綺麗ねっ!」と両手を広げて空を仰ぎ見るようなところもあり、
少々ひねていたワタクシとしては、うらやましかったり、こっぱずかしかったり。
そのままスクスクと成長し、地元の短大を卒業後、幼稚園の先生になる。
元気で、優しい彼女には天職のようであった。
数年後、優しい彼氏とゴールイン。
『結婚しましたハガキ』は、まさに絵に描いたような美男美女カップルだけに、ブロマイドのようだと友人間で評判になるほど。
この彼氏がまた優しい人で、結婚して子供が3人生まれた後も、
「ママは綺麗だねえ~」
「ママの料理はおいしいねえ~」
と、いつも褒めてくれるとのろけていた。
今回6年ぶりに会った彼女と、お互いの近況を話す。
ご主人の転勤で福岡で暮らし始めたことは、年賀状で知っていたが、
「義父も一緒に住んでるの」
ワタクシ、悪い癖で、嫁姑舅と聞くと、つい良からぬことばかり勘ぐって、
「愚痴があったらここで吐き出しな!」という気持ちで身構えると・・・
彼女の姑さんには持病があった。
「おとうさんを一人残すと、あなた達に迷惑がかかるから頑張るわ」と闘病されてたらしいのだが亡くなられた。
舅さんは頑固者らしく、実の娘とも折り合いが悪く、
「子供達に迷惑はかけん!」と、ずいぶん長い間、一人暮らしをされていた。
しかし、倒れられ、半身麻痺に。
「車いす生活だし、心配だから、「うちに来る?」ってことになったの。」と淡々と話す彼女。
近所に住んでいた実の娘より、福岡のJのところを選ばれたところに、Jの優しさを感じる。
褒めちぎるワタクシに、Jが「義父さんのほうが、ずいぶん気を使ってるのよ、わたしたちに。
車いす生活だけど、何でも自分でできるし、昼間はデイサービスに行くし、
そこでお風呂にも入るから、うちではご飯食べて孫と野球見て、という生活よ。」と言いながら、
赤坂サカスのショップで、水戸黄門の印籠を見つけて
「あ!義父さん、水戸黄門も好きなのよね。これ、薬入れにちょうどいい大きさだ!」と、お買い上げ。
彼女には三人(専門学校生の女の子、高二の男の子、小六の女の子)の子供がいるのだが、
小さい頃から長女には手を焼いていた。
彼女自身がいわゆる『いい子』だったので、マイペースだったり破天荒だったりする長女の行動が理解できなかったらしい。
高校生の時も、学校から何度も呼び出されたりしたという。
今年、デザイン関係の専門学校に入り、相変わらずマイペースなお嬢さんらしいのだが、
彼女曰く「でも、義父さんは、一番長女が可愛いみたいなのよねえ~
H菜も『おじいちゃん!見て見て!』とか言って、ネイルアートとか見せてるの。
そうするとおじいちゃんが『じいちゃんは、そげなのは好かん』とか言ってて・・・
あの二人が一番仲良しなのよね~」
ちょっと問題ありの母娘関係のクッション材に、おじいちゃんがなっているようで微笑ましい。
家族一人一人がみんな優しい気持ちを持って暮らすと、
歯車はきちんとかみ合って、リズムよく回って行くんだなあ~
たった年に一、二度の帰省すらを嫌がった自分を深く深く反省。
相手から優しくしてもらうことだけを要求してしまいがちだが、
まず、自分が優しくすることだよね。
そんな当たり前のことを今更ながら再確認。
Jのおかげで優しい気持ちを少し取り戻せたような気がする。
ここを読んで私も反省。
まさに 過去において帰省=義務 と思いながら過ごしてきた日々が…。
歳を取るつれ 消してしまいたい恥ずかしい過去が増えていきますが
若気の至りで気づかなかったことが最近ぼろぼろわかってきて
冷や汗もののときがあります。
・・もしや、夫の作戦か!?と、相変わらずヒネた考えが浮かんだりもしますが・・・
若気の至り・・・確かに、この年になって振り返り、赤くなったり青くなったりします。