昨日の夜、電話が鳴る。
同じマンションに住む中国人の友人、張さん(仮名)だ。
張さん「私、明日から10日間、スロバキアに行きます。」
ご主人(スロバキア人)の妹さんの結婚式があるらしい。
すでに、ご主人とロビン君は、もう、先に行ってて、おにいちゃんは受験生なので置いていくとのこと。
おにいちゃんとは、娘の同級生王クンだ。
さすが、スパルタ教育な張さんらしい選択だ。
もし、何かあったらよろしく!との電話だった。
ご飯とかは、どうするの?と聞いても
「そういうのは、大丈夫です!もし、また地震とかあった時、よろしくお願いします。」
しかしもう、ワタクシの頭の中は、王クンのご飯のことでいっぱいになる。
「うちに食べにきてもいいんだけど・・・イヤかな?」
張さん「恥ずかしがるから、いいです、大丈夫。」
お年頃のせいか、はたまた性格か、屈託のないロビン君と違い、
王クンは無口である。
以前、3家族でカラオケのあるレストランに行ったときも、
歌いまくるT代君兄妹や張さん、ロビン君とは対照的に、
歌は勿論、一言も発しなかったような記憶。
まあ、我が娘も似たようなものだったが、協調性を重んじる母が「せめて一曲は歌いなさい!」と、
こうるさい係長のように言って、やっと一曲渋々歌った。
張さんも、王クンに結構きつく言ってたが、それでもしゃべらず歌わず・・・
そんな王クンである。
我が家に1人でご飯食べにくるとは到底思えない。
でも、10日間の一人暮らしは長かろう。
カレーを作りおきしてても、せいぜい三日が限度でしょう。
茶碗を洗う係の王クン、お料理もちゃんとできるのかしら?
また、悶々と悩み始めるワタクシ・・・
さすがに、今夜のご飯は何か張さんが用意してるだろう、カレーとか(カレーから離れなさい)
いや、この休暇をとるため、ずっと残業続きだったって言ってたなあ。
旅行の準備で毎晩3時に就寝だったとも言ってたなあ。
ご飯をつくりおきしてる暇なんてなさそうだなあ。
お金を渡して、外食かお惣菜かお弁当かなあ。
余計な心配しなくていいのかなあ。
でも、王クン、風邪気味だって言ってたよなあ。
外食とかする気分じゃないかもしれないよなあ。・・・悶々もんもんモンモン
いつもこうなんだなあ~ワタクシって。
それに引きかえ張さんは、思い立ったら即行動の人だ。
ワタクシが手術した話をしたら、そりゃもう、ものすごい勢いで毎晩料理を届けてくれた。
こちらがたじたじとなるくらいの勢いだったが、こんなぐずぐずのワタクシは見習うべきだ!
それに、不安や孤独なんて感じてないかもしれないが、
それでも、すぐ近くにおせっかいおばちゃんがいるということで
ちょっとでも安心してくれたらいいなと思い、
いろいろ考えた末に、お弁当を届けることにする。
カレーがあるかもしれんが(・・・)その時は、夜食にでも、
あるいは明日の朝ごはんにでもしてもらう程度の軽めのお弁当にしよう。
・・・ってことで、作って届けたのであった。
*おにぎり3種(雑穀ご飯・塩むすび・いもご飯)
*豚肉の生姜焼き
*きんぴらごぼう
*卵焼き
*ポテト&豆サラダ
*肉豆腐(不気味にでーんと写ってるのは豆腐)
う~む・・・老人への、宅配弁当みたいだなあ。
高校男子はもっとガツンとしたのを食べたいだろうなあ。
次回に、乞うご期待!ってことで、今日は軽くジャブ(シュッシュッ!)