11月12日(月)曇り
夕べ、近所に新しくできた居酒屋へ家族で行く。
その名も「鹿児島伝承地鶏専門 山内農場」
ん?この前もそんなとこ行ってなかった?
前回行ったのは
「塚田農場」です。
雨が降ってるし、つい最近オープンしたてだし、近所だし・・・ってことで行ったわけですが
あまりの「酷似」ぶりに少々驚いた。
夫に言わせりゃ「すでにもう名前からパクってるしねえ」
でも、性善説な妻としては「まあ、○○牧場とか○○農場なんて、特許というわけでもなし、
そこ直営の居酒屋だったらその名前つけたいわな」と良心的解釈。
メニューを見てまたも驚く。
メニューの作りとか、商品紹介のしかたとかも激似。
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先入観がそうさせるのか、はたまたホントにそうなのかはわからないが
少しだけ「塚田農場」のほうが美味しい気がする。
そしてこの
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鶏皮ポン酢は、圧倒的に塚田農場のほうが美味しかった。
しかし、鳥刺しを食べることができ、さらには
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↑ これとか、これとか、はヒジョーにおいしかったし、
「サービスです」といただいたこれ↓
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も美味しかった。
それから、鹿児島県人としては、きびなごははずせまい。
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と、ここまでは、食べようとすると「写真撮らないの?」と夫がいちいち忠告してくれたのだが、
最後の「奄美名物鶏飯」と「コラーゲン塩ラーメン」を食べる頃は
アルコールがまわったのか夫も妻もばくばく食べて・・・写真なし。
鶏飯は、ワタクシが作った方が美味しいが(ホントか!?)
それでも、飲んだ後に、さらさらっと食べる分には文句はない。
と、かなりの満足度で席を立ち・・・コートを着て、夫が待つ下駄箱のところまで行くと
夫が神妙な顔で「これ、いただいた」
ひょぇ~~~っ!!!小さなタッパーに入ったお味噌です!!!
「塚田農場」とか「じとっこ」では、突きだしに「キャベツときゅうり」が出てきて
お味噌を漬けて食べるのだが
帰りにそのお味噌を小さなタッパーに入れてくれるのだ。
そして、次回そのタッパーを持っていくとまたお味噌をたっぷり詰めてくれるというシステム。
「山内農場」で付きだしに「キャベツとキュウリと味噌」が出てきた時
「まさか帰りに味噌くれたりしないよねえ~」と冗談を言ってただけに
ホントにそこまでパクってるんだ!と思うと動揺すらしてしまった。
帰り道、夫に「次回、このタッパーを持ってきて下さい。って言った?」と聞くと
それはなかったらしい。
料理とか、お店の名前とかは、似てしまうことってあるかもなとか思ったけど
こういうサービスまでも平気でパクるって、商売人としてのモラルを疑う。
娘なんて、「名前も似てるから、系列店なのかと思ってた。
なんか、そういう関係なんじゃないの?」と言うが
確か折り込みチラシには「モンテローザ」ってあったよ。
大手居酒屋チェーンの会社だよね。
そこと、今をときめく「Ap company」が提携してるわけないよねえ~
ってな話をしながら帰った。
今、この日記を書きながら少し検索してみると・・・
「モンテローザ」って、もともとそういう手法の商売なのね。
『魚民VS和民』看板紛争とか
『月の宴VS月の雫』紛争とか・・・
近いうちに『山内農場VS塚田農場』紛争が起きるのだろうか。
ただ、詳細はわからないが、これらの紛争、二件とも和解→共存という結果になっている。
これって、真似したもん勝ちってことにならないか?
もっといえば、おそらく腹の虫がおさまらなかったであろう「ワタミ」の社長が
自著のなかで「“和民というヒットした先行者がいれば真似て全部そっくりにする者が出て来る”と記す。
モンテローザはこれを和解内容に反するとして、法人のワタミ及び渡邉に対し1億円の賠償を求め提訴。東京地裁は2009年11月16日、渡邉個人の責任のみを認め300万円の賠償を命じた。とある。
なんだかなあ~
知事選の時には気にも止めなかったが、今回、今さらながらワタミの社長に同情してしまった。
「真似る」全てを「悪」とは思わない。
「敬意」が、知らず知らず真似ることになるケースもあるし、
真似ることによって技術を向上させることは、生きていく上で必ず経験することだ。
と、ここまで書いてまた驚いたのだが、最初「敬意」を「リスペクト」と書いた。
「リスペクト」って敬意を払うの意のほかに「パクリ」って意味もあるんだって。
まだまだ「パクリ」とか「真似っこ」のこととか書きたいことが山ほどあるので
この話は後日に続く・・・