4月3日(日)晴れ
忘れっぽいのがワタクシの良いところで、先日些細なことから(←きっかけも何もかも忘れている)夫と夫婦喧嘩をした。
途中から娘も参戦。
彼女は、いつも中立を保ちながら冷静にジャッジをしてくれる。
で、夫VS妻と娘という構図になり、負けず嫌いな夫がとうとう屁理屈こねだし、娘の怒り爆発。
今、退職して、無職の夫の家事分担の話から夫が「(ワタクシの実家に滞在中は)おばあちゃんはやってくれていた」だの「力仕事はオレがやってるんだから」的な発言に、娘が少々ジェンダー論を唱えると今度は夫も怒り出し・・・
その昔、ワタクシの父と母の夫婦喧嘩(とは言え、父が怒鳴り散らすだけで母はシュンとしているだけ)にワタクシが参戦して母の代わりに父を成敗しているうちに、
母がなぜか父のほうについて、いつの間にやら両親VSワタクシの喧嘩になっていて、まぢ不本意というか納得いかないことが多々あった。
ぢつは、娘がワタクシに加勢してくれて、ワタクシの論の方がいかに正しいかを言ってくれただけでもう満足な気持ちだし、
娘が夫に対して歯に衣着せぬ辛辣な正論をぶつけている様を見ると、「う〜む。とは言え、この年代の男の人の中では、まあまあマシなほうなのだよ。」と夫を庇いたくなる気持ちにもなる。
老母の世代、ワタクシの世代、娘の世代で、男性の家事負担の割合や、そもそもの考え方が大きく違う。
とは言え、老母の世代にもジェントルな、そう、まさにジェンダーフリーな人もごく少数とは言え存在しただろうし、
娘の世代にも「家事は女のするもの」と信じてやまない男もいるだろう。
ただ、娘の夫が、ジェンダーフリーということだけは間違いないし、娘はそれが当然のことと思っている節はある。
娘自身も「ジェンダー論を振りかざす女の人とは分かり合えないところもあるし、あたしはフェニミストではないし。」と言う。
ワタクシも、若い頃、父の横暴な男尊女卑思想には辟易していたが、だからと言ってウーマンリブ活動の女性達に諸手を挙げて賛成する気持ちは持てないでいた。
娘がこめかみに青筋立てて夫を責めてるのを聞きながら、ああ、早く娘にもこの漫画を読んでほしい、なんて事も考えていた。
尾崎衣良著「深夜のダメ恋図鑑」
福岡の友人ショーコさんから、彼女の妹経由で借りている「ミステリと言う勿れ」「7SEEDS」「深夜のダメ恋図鑑」
一番食指が動かなかった「深夜のダメ恋図鑑」だったが、「ミステリ〜」も「7SEEDS」も読み終え、まあ読んでみるかと言う軽い気持ちで手に取る。
そもそも、若い頃、一緒に働いたショーコさんは、今でいう「だめんず」好きだったと思う。
彼女自身がバリバリ仕事のできる人ゆえ凡人(←ワタクシ)とはそもそもの恋愛観が違ったし結婚観も違った。
だから、彼女には面白い漫画かもしれぬが、全く「だめんず」というものに興味のないワタクシにはわからない世界だろうと思ったのだ。
1巻目辺りでは「ほらね!ショーコさんが好きそうなだめんずだらけだわ。」
しかし、2巻3巻と読み進めるうちに、誇張的な表現はあるにせよ、うへっ、このセリフつい最近夫から聞いた気がするわ!と苦虫噛みつぶしたような顔になってしまう。
最低最悪な「だめんず」がうようよ出てくる漫画の、最悪なセリフに聞き覚えがあるつらさよ。
例えばどんな?
番外編的な話として書かれている一話で、共働きの夫婦とちっちゃな男の子の三人家族の話。
共働きなのに、家事育児はほとんど妻任せ。
とうとうキレた妻が夫に文句を言った時の夫の言葉。
「言ってくんなきゃわかんないだろ」
妻は目が点。
会社で、周りが忙しくしてる時にこの人は「言ってくんなきゃわかんないだろ」って言うのか?
子供が怪我しそうになり、キレた妻が「外でバリバリ仕事してる人間が、こと家庭のことになるとこんなにも愚鈍になるのはなんでなの?」
夫「使う神経が違うというか・・・家でも外でも気を張ってはいられないよ・・・」と、しどろもどろ。
つい最近も、我が夫がのたまいました「言ってくれないからわからない」と。
ワタクシ、デジャヴ???あれは漫画だったのかしら?いや、違う、ワタクシこのうん10年言い続けてきて、最近あきらめの境地に至って、もう言わなくなったことが多々ある。
だってもう言い続けてきたから。
それなのに「言ってくれないからわからない」と言われると脱力感しかない。
ああ、我が夫はだめんずから一番遠いところにいると思っていたのに!!!
ワタクシの持論「男はみんなマザコン」に次ぐ第二弾。
「男はみんなだめんず」なのか???
とは言え、夫と娘の仲が険悪になるのは本意ではない。
おそらく、その昔の我が母も同じ気持ちだったのだろう、父親のことを嫌いにならないでほしいという気持ちで、つい父親に加勢しフォローしたのだろう(もちろん逆効果だが)
ついつい今回も、夫の事をかばいそうにはなったが、それは30年くらい前のワタクシに対して失礼だと思ったので、あくまでも戦いに同情は禁物と心を鬼にする妻であった。
今日の一枚は、我が家の庭に仲間入りしたマンサクの花。
白もあるの。
忘れっぽいのがワタクシの良いところで、先日些細なことから(←きっかけも何もかも忘れている)夫と夫婦喧嘩をした。
途中から娘も参戦。
彼女は、いつも中立を保ちながら冷静にジャッジをしてくれる。
で、夫VS妻と娘という構図になり、負けず嫌いな夫がとうとう屁理屈こねだし、娘の怒り爆発。
今、退職して、無職の夫の家事分担の話から夫が「(ワタクシの実家に滞在中は)おばあちゃんはやってくれていた」だの「力仕事はオレがやってるんだから」的な発言に、娘が少々ジェンダー論を唱えると今度は夫も怒り出し・・・
その昔、ワタクシの父と母の夫婦喧嘩(とは言え、父が怒鳴り散らすだけで母はシュンとしているだけ)にワタクシが参戦して母の代わりに父を成敗しているうちに、
母がなぜか父のほうについて、いつの間にやら両親VSワタクシの喧嘩になっていて、まぢ不本意というか納得いかないことが多々あった。
ぢつは、娘がワタクシに加勢してくれて、ワタクシの論の方がいかに正しいかを言ってくれただけでもう満足な気持ちだし、
娘が夫に対して歯に衣着せぬ辛辣な正論をぶつけている様を見ると、「う〜む。とは言え、この年代の男の人の中では、まあまあマシなほうなのだよ。」と夫を庇いたくなる気持ちにもなる。
老母の世代、ワタクシの世代、娘の世代で、男性の家事負担の割合や、そもそもの考え方が大きく違う。
とは言え、老母の世代にもジェントルな、そう、まさにジェンダーフリーな人もごく少数とは言え存在しただろうし、
娘の世代にも「家事は女のするもの」と信じてやまない男もいるだろう。
ただ、娘の夫が、ジェンダーフリーということだけは間違いないし、娘はそれが当然のことと思っている節はある。
娘自身も「ジェンダー論を振りかざす女の人とは分かり合えないところもあるし、あたしはフェニミストではないし。」と言う。
ワタクシも、若い頃、父の横暴な男尊女卑思想には辟易していたが、だからと言ってウーマンリブ活動の女性達に諸手を挙げて賛成する気持ちは持てないでいた。
娘がこめかみに青筋立てて夫を責めてるのを聞きながら、ああ、早く娘にもこの漫画を読んでほしい、なんて事も考えていた。
尾崎衣良著「深夜のダメ恋図鑑」
福岡の友人ショーコさんから、彼女の妹経由で借りている「ミステリと言う勿れ」「7SEEDS」「深夜のダメ恋図鑑」
一番食指が動かなかった「深夜のダメ恋図鑑」だったが、「ミステリ〜」も「7SEEDS」も読み終え、まあ読んでみるかと言う軽い気持ちで手に取る。
そもそも、若い頃、一緒に働いたショーコさんは、今でいう「だめんず」好きだったと思う。
彼女自身がバリバリ仕事のできる人ゆえ凡人(←ワタクシ)とはそもそもの恋愛観が違ったし結婚観も違った。
だから、彼女には面白い漫画かもしれぬが、全く「だめんず」というものに興味のないワタクシにはわからない世界だろうと思ったのだ。
1巻目辺りでは「ほらね!ショーコさんが好きそうなだめんずだらけだわ。」
しかし、2巻3巻と読み進めるうちに、誇張的な表現はあるにせよ、うへっ、このセリフつい最近夫から聞いた気がするわ!と苦虫噛みつぶしたような顔になってしまう。
最低最悪な「だめんず」がうようよ出てくる漫画の、最悪なセリフに聞き覚えがあるつらさよ。
例えばどんな?
番外編的な話として書かれている一話で、共働きの夫婦とちっちゃな男の子の三人家族の話。
共働きなのに、家事育児はほとんど妻任せ。
とうとうキレた妻が夫に文句を言った時の夫の言葉。
「言ってくんなきゃわかんないだろ」
妻は目が点。
会社で、周りが忙しくしてる時にこの人は「言ってくんなきゃわかんないだろ」って言うのか?
子供が怪我しそうになり、キレた妻が「外でバリバリ仕事してる人間が、こと家庭のことになるとこんなにも愚鈍になるのはなんでなの?」
夫「使う神経が違うというか・・・家でも外でも気を張ってはいられないよ・・・」と、しどろもどろ。
つい最近も、我が夫がのたまいました「言ってくれないからわからない」と。
ワタクシ、デジャヴ???あれは漫画だったのかしら?いや、違う、ワタクシこのうん10年言い続けてきて、最近あきらめの境地に至って、もう言わなくなったことが多々ある。
だってもう言い続けてきたから。
それなのに「言ってくれないからわからない」と言われると脱力感しかない。
ああ、我が夫はだめんずから一番遠いところにいると思っていたのに!!!
ワタクシの持論「男はみんなマザコン」に次ぐ第二弾。
「男はみんなだめんず」なのか???
とは言え、夫と娘の仲が険悪になるのは本意ではない。
おそらく、その昔の我が母も同じ気持ちだったのだろう、父親のことを嫌いにならないでほしいという気持ちで、つい父親に加勢しフォローしたのだろう(もちろん逆効果だが)
ついつい今回も、夫の事をかばいそうにはなったが、それは30年くらい前のワタクシに対して失礼だと思ったので、あくまでも戦いに同情は禁物と心を鬼にする妻であった。
今日の一枚は、我が家の庭に仲間入りしたマンサクの花。
白もあるの。