peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市博物館のダンコウバイ(壇香梅) 2013年4月15日(月)

2013年04月19日 | 植物図鑑

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2013年4月15日(月)、一関市博物館(字沖野々215)に行きました。この博物館の南側には、国道342号線に沿って樹木園がつくられています。そこには様々な樹木が植えられていますが、この時期にはダンコウバイ(壇香梅)が、別名のウコンバナ(鬱金花)通りの鮮黄色の花を枝いっぱいに咲かせます。また、ふつう3つに浅く切れ込んだ葉が秋には鮮やかに黄葉してとてもきれいです。果実は秋に黒紫色に熟します。

http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/icm/ [一関市博物館]

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ダンコウバイ(壇香梅) クスノキ科 クロモジ属 Lindera obtusiloba

暖地の山地に生える落葉小高木。まばらに枝分かれして高さは3~7mになる。若枝ははじめ緑色で長い軟毛が密生するが、後に毛は落ちて灰黄褐色になり、皮目が多い。樹皮は暗灰色で滑らか。葉は等間隔に互生し、葉身はやや厚く長さ5~15㎝、幅4~13㎝の広卵形あるいは扁卵円形で、葉縁は全縁、3脈が目立つ。多くは先が浅く3つに切れ込み、裂片は鈍頭。葉の基部は切形あるいは浅心形。葉の表は鮮緑色ではじめ帯黄褐色の軟毛があるが、後に無毛。裏は帯白緑色で、はじめ淡黄褐色の長い毛が密生するが後に落ち、葉脈上と基部に残る。葉柄は1.5~3㎝。秋になると透き通るように黄葉して人目をひく。この季節にはもう来春の蕾ができている。

同じクロモジ属のシロモジも葉が3裂して似ているが、シロモジの葉の各裂片の先は鋭角となり、また、三行脈の分岐が葉の基部より少し上であることから区別できる。花期は3~4月。葉が開く前に前年の葉腋に無柄の散形花序を1~3個つけ、芳香のある鮮やかな黄色い花を枝いっぱいに開く。この黄色い花が咲いてよく目立つことから、ウコンバナ(鬱金花)とも呼ばれる。また、シロヂシャとも呼ばれる。

 アブラチャンと似ているが、枝が太く、花の色も鮮やかでぼってりしている。雌雄別株。雄花序には6~7個の雄花がつく。雄花には花被片が6枚、雄しべが9本あり、雌しべは退化している。雌花は5~6個ずつ集まってつき、花被片が6枚、仮雄しべが9本、雌しべが1本ある。小花柄には毛が密生する。果実は直径7~8㎜の球形で、9~10月に赤色から黒紫色に熟す。材は芳香があり、楊枝や細工物に使う。用途:庭木、花材、薬用。分布:本州(関東地方・新潟県以西)、四国、九州、朝鮮、中国。[主婦の友社発行「身近な樹木(菱山忠三郎・著)」&山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-dankoubai.htm [ダンコウバイ]

http://www.hana300.com/dankou.html [壇香梅(だんこうばい):季節の花300]

http://zasshonokuma.web.fc2.com/tagyo/ta/dankobai/dankobai.html [ダンコウバイ]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32749303&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市博物館のダンコウバイ(壇香梅)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%C0%A5%F3%A5%B3%A5%A6%A5%D0%A5%A4 [peaの植物図鑑:奥州市前沢区「経塚山」のクロモジ(黒文字)]


一関市上菅生沢地区のザゼンソウ(座禅草)2013年4月15日(月)

2013年04月19日 | 植物図鑑

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2013年4月15日(月)、上菅生沢地区に群生しているミズバショウ(水芭蕉)を見に行ってきました。近くにはショウジョウバカマ(猩々袴)ザゼンソウ(座禅草)も自生しています。

ザゼンソウ(座禅草)の自生地付近の立木類が伐採されて、かなり明るくなっていました。そのせいなのかはわかりませんが、生育数が10個ほどしか見つけられませんでした。「説明板」がありましたが、周辺には見つからず、「どこにあるの?」といった感じでした。

http://map.goo.ne.jp/print.php?MAP=E140.58.27.700N38.59.20.110&ZM=7&direct=0&COLOR=&P=1202E140.58.27.700N38.59.20.110&print_type=&cmt=%E2%80%BB%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%82%92%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&W=0&RT=0&DEG=0 [上菅生沢:goo地図]

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ザゼンソウ(座禅草) サトイモ科 ザゼンソウ属 Symplocarpus foetidus var.latissimus

特徴:山地の湿地に生える多年草。高さ10~20cm。花は小さく、茶褐色の仏炎苞に囲まれた楕円体の肉穂花序に付く。黄色で目立つのは4本の雄しべ。葉は長い柄があり、円心形。花には悪臭がある。近縁種のヒメザゼンソウS.nipponicus は花期が6月、ザゼンソウより小型。ザゼンソウの実が熟すのは翌年の春になる。花期:3~5月。分布:北海道、本州。

栽培:春・秋は日当たり、夏は半日陰で管理し葉焼けを防ぐ。肥料は置き肥を多めに与え肥培する。植え替えは2~3年ごとの早春に、赤玉土単用で深めの鉢に植えて腰水にする。鉢底に炭を数個入れておくと、腐敗の予防になる。増殖は株分け、実生により、タネはよく水洗いしてから乾かさずに播き、乾燥させないようにする。開花まで数年かかる。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40100778&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:のザゼンソウ(座禅草)2012年4月21日]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%B6%A5%BC%A5%F3%A5%BD%A5%A6 [peaの植物図鑑:北上市和賀町藤根地区ほかのザゼンソウ(座禅草)]