紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

連句の反省会

2005-03-18 14:29:39 | 7・連句・俳句・短歌
昨日は、せっかち歌仙その10「霜柱の巻」が巻き終わったので、その連句に参加した5人(少艶、長者巻、晩菊、良流娯、紅蓮)が集まって、反省会を開いた。反省会といっても、ほとんどお酒を飲みながらの歓談である。
エマノングループには10人いるけれど、仕事が忙しいなどの理由から、休んでいる人もいる。ゆるゆると続けていれば、余裕ができた時にまた一緒に歌仙を巻ける時もくるかと思う。

「霜柱の巻」がスタートした時に、「連句始め」として、このBlogにのせたが、一ヶ月ほどで巻き終わった。

あらためて、歌仙の36句を見てみると、句からそれぞれの心情や、おかれている状況が出ているなあと思い、しみじみとした気持ちになる。今回体調をくずした人がいて、詠まれた句を見ながら、どうされているだろうかと、想像していた。きのう元気でお会いできたのは、嬉しいことだった。

松尾芭蕉によって完成された芸術である「連句」は、「座の文学」といって、ほんとうは一同に会して、その場でつぎつぎに36句詠むものである。でも、私たちの場合は、ファックス、Eメールでつなげていく。
いつかぜひ一度、温泉にでも泊まって、卓を囲みながら、歌仙を巻きたい。けど、10年以上もそういいつつ、いまだ実現できないでいる。