息子が小学3年、娘が1年の時、近所の遊び集団「くすの木少年団」で、羽田空港までサイクリングをした。往復約70km。
保育園の子から、小学校6年生まで、そして、親たちも含めて、総勢八十台の自転車がずらっと並んで、多摩川に沿って走り続けた。えんえんとこぎ続け、海までたどり着いて、頭上を飛ぶ巨大な飛行機を見た時は、「うわー、やったー!!」と思った。
その日は、夕方も暗くなった頃、私も子供たちも、くたくたになって、家にたどり着いた。
あんなにくたびれ果てたのに、息子が、
「ネギちゃん(友だち)と二人で、また羽田まで自転車で行きたい」
といった時は、ちょっとビックリした。子ども二人だけで行けるかなと思った。でも、せっかく行きたいというのだから、
「昼ご飯の時間まで、行ける所までいって、羽田空港にだどり着かなかったら、そこであきらめて、もどってらっしゃい」
といって、お弁当を持たせ、送り出した。内心、かなり心配ではあった。
その日の夕方、息子は着けなかったといって、くたびれたようすで、家に帰ってきた。
もうこりたかと思っていると、また行きたいという。
「今度だって、着けないんじゃないの?」というと、
「今度は、もっと朝早く出ることにする。」という。
息子なりに、たどり着く方法を、いろいろ考えていたのだ。
そうして、再び、朝早くネギちゃんと二人で出かけていった。
その日は、暗くなるまで帰らなかった。
心配しつつ待っていると、ようやく、満面の笑顔で帰ってきた。そして、
「羽田まで行けた。」という。
ネギちゃんの自転車はギアなしで、息子のはギアがあった。
それで、ネギちゃんがすごく疲れたので、途中で、自転車を交代して、両方が同じくらい疲れるようにしたという。
その日は、息子から、たくさん話しを聞いた。
それをもとに、創作したのが「自転車で行こう!」である。
(写真トップ:小さい子供もオジサンもひたすらこぎ続けた)
保育園の子から、小学校6年生まで、そして、親たちも含めて、総勢八十台の自転車がずらっと並んで、多摩川に沿って走り続けた。えんえんとこぎ続け、海までたどり着いて、頭上を飛ぶ巨大な飛行機を見た時は、「うわー、やったー!!」と思った。
その日は、夕方も暗くなった頃、私も子供たちも、くたくたになって、家にたどり着いた。
あんなにくたびれ果てたのに、息子が、
「ネギちゃん(友だち)と二人で、また羽田まで自転車で行きたい」
といった時は、ちょっとビックリした。子ども二人だけで行けるかなと思った。でも、せっかく行きたいというのだから、
「昼ご飯の時間まで、行ける所までいって、羽田空港にだどり着かなかったら、そこであきらめて、もどってらっしゃい」
といって、お弁当を持たせ、送り出した。内心、かなり心配ではあった。
その日の夕方、息子は着けなかったといって、くたびれたようすで、家に帰ってきた。
もうこりたかと思っていると、また行きたいという。
「今度だって、着けないんじゃないの?」というと、
「今度は、もっと朝早く出ることにする。」という。
息子なりに、たどり着く方法を、いろいろ考えていたのだ。
そうして、再び、朝早くネギちゃんと二人で出かけていった。
その日は、暗くなるまで帰らなかった。
心配しつつ待っていると、ようやく、満面の笑顔で帰ってきた。そして、
「羽田まで行けた。」という。
ネギちゃんの自転車はギアなしで、息子のはギアがあった。
それで、ネギちゃんがすごく疲れたので、途中で、自転車を交代して、両方が同じくらい疲れるようにしたという。
その日は、息子から、たくさん話しを聞いた。
それをもとに、創作したのが「自転車で行こう!」である。
(写真トップ:小さい子供もオジサンもひたすらこぎ続けた)