紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

南アルプス縦走(荒川三山~赤石岳)その2

2005-08-07 14:45:39 | 3・山の日記
今回、ホイッスル山の会がたどった道筋は、さわら島のロッジに1泊した後、この地図で、右回りにぐるりと回って、千枚小屋に1泊、翌日は、赤石小屋に1泊。そして、またさわら島へと帰ってきた。

逆回りの人もいて、途中で、「ロッジで一緒でしたよね」と挨拶しながら、すれちがう。

■8月4日 

さわら島のロッジで朝食を食べ、6時に出発する。
その日は、ほぼ6時間歩けば、千枚小屋に着けるということで、そう大変ではないが、標高差は1600mもある。
ここ(写真右)からスタート。


吊り橋を渡って(チョー楽しい!)森の中の道を歩いていく。

途中休みながら、登ってゆくが、上を見上げるとどこまでも、単調な道が続いている。

ようやく、夏の雲と一緒に高山が見えた。真っ青な空に白い雲が浮かんでいる。



「水場までもうすぐですよ」と、すれちがった人にいわれるが、なかなか着かない。
ようやく着いたところで、静岡の「トム・ソーヤー」のグループと出会った。元気のいい小・中学生たちだ。
こんなに雄大な山に、みんなで登れたら、さぞ思い出深い夏休みになるだろう。
みんなで、水を補充。冷たくておいしい水だった。

また単調な樹林帯を登っていく。

千枚小屋に着いたのは、12:30。標高2610m。
まわりにお花畑が広がっていて、気持ちのいい場所だ。



可憐なたくさんの花が、それまでの疲れを癒してくれた。
いつもこの花に出会えると、高山に登ってきてよかったなあと思う。
左からハクサンフウロ、クルマユリ、ゴゼンタチバナ。




早速ビールでカンパイ! U氏が持ってきてくれたパスタを作って、みんなで分け合って食べた。
でも、後で考えると、かなり標高が高いので、飲むのをよせばよかった気がする。
しばらくして、頭痛がおき、その日は、夕飯もあまり食べられなかった。

天気も、夕方になると下り気味になり、とうとう大雨が降ってきた。
翌日は、3000m級の山を6山踏破する予定だ。
高山のために、体調もイマイチだし、天気も悪くなって、どうなるんだろうと思いながら、6時半にはもう寝た。

◆南アルプス縦走(荒川三山~赤石岳): 計画表 その1 その2 その3 その4 その5