紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

南アルプス縦走(荒川三山~赤石岳)その3

2005-08-08 09:22:21 | 3・山の日記
■8月5日前半

前の晩、かなり雨が激しく降っていたが、夜中には星が出ていたそうで期待がもてる。
流れ星を4っつ見た人もいたり、人工衛星が動くのが見えたという。残念なことに、私が起きた時は深い霧だった。

その日の行動は12時間。
3時過ぎには起きて、4時に千枚小屋を出る。

ご来光を見るため、急いで千枚岳(2879m)目ざして登って行く。
そして、頂上。
寒いので上着を出して、しばらく待つ。
すると、太陽が顔を出した。



ああ、またこんなにすてきな太陽に出会うことができた。
毎年山には行くけれど、なかなか日の出は見られない。今回見られたのは、ほんとラッキーだった。

山頂は360度展望がきいて、すばらしい。富士山やら、今年5月にいった甲斐駒、仙丈ヶ岳や、鳳凰三山まで見渡せる。

その後は、朝日を浴びながら、手前の丸山(3032m)を越えて、荒川三山の最高峰悪沢岳(東岳)を目ざした。

 

急な岩稜を下っていくと、タカネビランジ、マツムシソウ、タカネナデシコなど、いろんな花が咲いている。



悪沢岳(3141m)のピークで、写真を撮ってもらう。空が真っ青。
その後は、中岳(3083m)、前岳(3068m)と、つぎつぎに3000m級の山を越えてゆく。

前岳を過ぎると、そこからは一気に下る。南アルプス最大というお花畑の道を行く。



こんなに下れば、また後で同じだけ登るなあと思いながら、どんどん下った。

◆南アルプス縦走(荒川三山~赤石岳): 計画表 その1 その2 その3 その4 その5