紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

今年の山旅

2007-01-10 07:11:26 | 8・山と旅の思い出
もうずっと前から考えていた今年の目標である。
今年は、もう1度ヨセミテ国立公園を訪れようと思っている。
時期は6月。

2004年9月に行った時のことはこのBlogに書いた。
20代の頃から憧れ続けてきて、ようやく願いがかなって、ヨセミテを訪れた。
けれど、初めてというのは、知らないことが多いものだ。
世界で何番目かの落差のあるヨセミテフォールに、水が1滴も流れ落ちていなかった。あれは、ショックだった。ようやくたどり着いてみたら、目の前にそびえるのは滝ではなく、ただの岩壁。9月では時期が遅すぎたのだ。今度は、ぜひ雪解け水がまだ豊富に流れている時に、行ってみたい。

もちろん、もう1度、あの大変だったハーフドームにも登りたい。前回は初めてのコースだし、地図を見たり途中で違うコースをいってしまったりで、気持ちに余裕がなかった。トップまで登れたものの、くたびれ果ててしまった。
登山口からハーフドーム頂上まで、往復27.4km 標高差1463m。今度はもっと楽しめる気がする。

遠くから見たハーフドーム。(写真トップ)後ろから回り込むようにしてルートがあるので、ぐるーっと歩いて、岩場にたどり着く。

そして、岩場の下からドームを見る。私の背中から上の岩壁にポツンポツンと見えるのが、登っている人である。
この岩場には、5月頃ワイアーが張られる。それがないと、ロッククライマーじゃないと登れない。大変だったけど、わくわくするほどおもしろかった。



そして、トップ。娘が岩の淵に腰掛けている。



ハーフドームに登った人はみな、登った直後は、2度ともう登るもんかと思う。けど、少しするとまた登ってみたくなる、というのもうなずける。あの時、私ももう2度と来ることはないだろうと思っていたのに、また行きたくなってしまった。

もう一カ所行きたいのが、ヨセミテのバックカントリーである。ハイシェラの山のふところに入り込んで、山に登りたい。アメリカの国立公園の父といわれる、ジョン・ミューアの歩いたトレイルを、さわりでいいから歩いてみたい。