紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

せっかち歌仙

2007-12-21 07:43:24 | 7・連句・俳句・短歌
秋ですねを書いた時にスタートした、「エマノン歌仙・その12大芒の巻」が先週満尾した。
新年にその反省会をしつつ、次の歌仙をスタートする予定である。

その間、せっかちな人たちと「せっかち歌仙」を巻くことにした。
今年は、回す係りの私が、前半はリューマチ性多発筋痛症で、全く連句を回せず、秋はリフォーム工事に追われ、ゆるゆるとエマノン歌仙の方を巻いただけで終わった。連句も、心に余裕がないとできないもののようである。
そうしたところ、今になってみると、なんとなく物足りない。それで、ささっと歌仙を巻きたい人と一緒に、連句をしようと思い、希望者を募ったところ、暮れの押しせまった時だけど7人が参加し、スタートした。

発句を募集したところ、次の句が集まった。

高空に 一鳥のをり 冬木芽 ★       

寒牡丹 五重塔の 見えかくれ       

鍋煮えて ふと気が付けば 初時雨

晴れ着干し 心浮き立つ 小六月

一年(ひととせ)を 無事に過ごして 賀状書く


その中から★の句が選ばれ、「せっかち歌仙・その17・冬木芽の巻」が今週スタートした。年末、年始をまたいで歌仙を巻くのは初めてのようが気がする。多分初めてでしょう。

連句の部屋