原作、新田次郎。
山に登る人で新田次郎の山岳小説を読破する人は多い。やはり、山の小説を書いた人の中では、一番おもしろいのじゃないかと思う。
その昔、大学時代山に登っていた頃、新田次郎の本を片っ端から読みあさった。
新田次郎・原作で、「劔岳」ときたら、その映画は見に行かなくてはならない。
というわけで、先週見に行ってきた。
日本地図完成のために、唯一の空白地点、未踏の剣岳登頂に挑む陸軍参謀本部測量隊の男達の物語。

日本山岳会の人たちと登頂競争をしたり、嵐、滑落など、物語としておもしろくする要素は、いろいろ含まれているけれど、やはり引き込まれるのは、春、夏、秋、そして、雪の剣山と立山連峰の眺めである。
3年前に登った時には、よくこんなところに、鉄筋を打ったり、クサリをかけられると思ったものである。そのおかげで、私などでも、剣岳山頂に立つことができた。
けれど、誰も人が入る以前の測量隊は、全て自分たちで道を切り開かなくてはならない。優れた登攀用具などもまだなかった時代。しかも、ただの遊びではないので、重い機材なども荷揚げしなくてはならない。
この映画の中で一番興味を持った人は誰かというと、香川さん演じた長次郎だ。剣岳にも長次郎谷という名がついている所があるが、この時代、山案内人はまさしくプロ中のプロであり、その人たちのおかげで、険しい山にたくさんの登坂ルートが拓かれたのだろう。
これからいろんな山に登るたびに、測量隊が山頂に打ち込んだ三角点を見てこなくては、と思う。
写真は、3年前に登った時の、剣山、カニのたてばい。(一般ルートではこのあたりが一番大変なところ)

山に登る人で新田次郎の山岳小説を読破する人は多い。やはり、山の小説を書いた人の中では、一番おもしろいのじゃないかと思う。
その昔、大学時代山に登っていた頃、新田次郎の本を片っ端から読みあさった。
新田次郎・原作で、「劔岳」ときたら、その映画は見に行かなくてはならない。
というわけで、先週見に行ってきた。
日本地図完成のために、唯一の空白地点、未踏の剣岳登頂に挑む陸軍参謀本部測量隊の男達の物語。

日本山岳会の人たちと登頂競争をしたり、嵐、滑落など、物語としておもしろくする要素は、いろいろ含まれているけれど、やはり引き込まれるのは、春、夏、秋、そして、雪の剣山と立山連峰の眺めである。
3年前に登った時には、よくこんなところに、鉄筋を打ったり、クサリをかけられると思ったものである。そのおかげで、私などでも、剣岳山頂に立つことができた。
けれど、誰も人が入る以前の測量隊は、全て自分たちで道を切り開かなくてはならない。優れた登攀用具などもまだなかった時代。しかも、ただの遊びではないので、重い機材なども荷揚げしなくてはならない。
この映画の中で一番興味を持った人は誰かというと、香川さん演じた長次郎だ。剣岳にも長次郎谷という名がついている所があるが、この時代、山案内人はまさしくプロ中のプロであり、その人たちのおかげで、険しい山にたくさんの登坂ルートが拓かれたのだろう。
これからいろんな山に登るたびに、測量隊が山頂に打ち込んだ三角点を見てこなくては、と思う。
写真は、3年前に登った時の、剣山、カニのたてばい。(一般ルートではこのあたりが一番大変なところ)
