紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

白馬岳の思い出

2009-07-11 13:29:50 | 8・山と旅の思い出
今年もそろそろ梅雨明けがいつか、気になる頃になった。
まあ、それでも、なんとなくゆったり構えていられるのは、今年は海の日連休をはずして、翌週に白馬岳から朝日岳の縦走に出かけるからなのである。
海の日にかけて行くすると、もう来週だものね。

ところで、最近、このブログを検索でたどりつく人で「白馬  個室」というキーワードをいれてくる人が多い。
私達は今回、海の日連休をはずして行くし、白馬山荘には平日の23日に泊まることにしているので、今年は個室を頼んでいない。それでも混むのが白馬山荘や、頂上小屋だけど。

でも、海の日連休は、一年のうちでも一番混む時なので、頼んだ方がらくに寝られると思う。人数に応じて、小さい個室もあるし。

前回2006年に白馬岳に登った時に思い出すのは、個室をとったおかげで(せいで?)、大雨の中登山をしたこと。
蓮華温泉から登り始めたが、白馬大池の手前で、すでに大雨。あきらめて、もどって行く人達にもたくさん出会った。

それでも、私達6人パーティーは、絶対に行くのをやめない。なぜかというと、個室料金3万円をすでに払っていたから。個室には、ふつうの宿泊料金の他に、前払いの個室料金というのがある。
キャンセルしても、当日だし、当然戻っては来ない。

稜線に出ると、雨だけじゃなく、風も強くなって、けっこう大変な登山になった。
夏山で、あんなに寒い思いをしたのは初めてだった。
暑いことを想定して、ポットには氷をいれていたけど、途中の大池山荘で中味を捨てた。ビールをひやしている桶の中に。
あの時は氷じゃなくて、熱いお茶の方がおいしかった。

景色も何もみえなくて、必死で登った。今となってはよい思い出である。
Tさんの雨具は、もう少し大きい写真だとわかるが、雨粒がころころと生地を滑って落ちる。
他の人のは、もう何年か着ていたので、ころころと落ちずに、生地が吸ってしまう。やはり、雨具は新しいと性能がいい。




途中で見かけた花。

ウルップソウとイワベンケイ。

 


シナノキンバイとハクサンイチゲ、イワカガミ。

 


今年はどんな花が見られるだろうか。