紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

白馬岳~朝日縦走・4

2009-07-30 17:30:16 | 3・山の日記
■ 7月25日(土)・朝日岳~蓮華温泉

いよいよ最終日となった。

5:35  朝日小屋出発。山小屋のバイタリティーあふれるおかみさん、清水かおりさんと記念撮影。

 


この朝日小屋のある朝日平は、すごくいい所だった。入山するのが大変なので、この良さが保たれているのかもしれない。

 

まずは、朝日岳目ざして登って行く。

 

Mさんはすぐに出発しないので、先に2人で登って行く。後で聞いたら、体調を崩した人を運ぶヘリコプターが来るのを待っていたそうである。
こんなに山奥の小屋にいると、ケガもそうだけど、体調が悪くなったら、自力では下山できない。

その日、蓮華温泉まで、長くて長くて、すごく大変だったので、よけいにそう思う。

花の咲き乱れる山道を登って行く。

 


山頂近くなった。天気はあまりよくないけど、雨じゃないだけでもよかった。

 


6:35 朝日岳山頂。

 

朝日岳を下って行く。

 

 


遠くの山の中に、今晩泊まる蓮華温泉ロッジが見える。
けれど、そこまでは、山道をいったん、谷底まで下り、そこからまたロッジまで登り道になるので、実際に見た距離より、ずっと遠いしたくさん歩かなくては着かない。

 


7:20 吹き上げのコル。ここで、道は日本海まで歩いて行く栂海新道と分かれる。日本海も見えるけれど、大変そうな道のりだ。避難小屋があるだけだし、食料、寝袋は持っていかないとならない。

 


雪渓を何度か渡る。

 


このような所を登って行く。


 


花がきれいで、いつまでもいたいほど。でも、ここでゆっくりしていると、後でひどい目にあう。

 


 
 

このあたりの木道で、1週間前に滑って、膝のお皿を割った人がいるというので、木道が出てくると緊張する。

 


お花畑の間の道を進む。

 



9:30頃  あまりにすてきな所なので、少し早いけれど、昼ごはんにする。

 


お花畑があちこちに点在している。

キンコウカとカライトソウ。

 


タテヤマウツボグサ。

 

シモツケソウ。

 


タテヤマリンドウ。

 


シロウマアサツキとキンコウカ。

 




10:15 花園三角点

  

山道を下って行く。下れば下るほど、また登らなくてはならない。

 

 

 

11:45 白高地沢  この橋は海の日の連休直前にかけられる。この橋がかかっていないと、この川は私達には渡れない。そうすると朝日小屋まで引っ返すほかない。行く前に、朝日小屋に何度も通れるかどうか確かめた。

 


沢を越えたあたりで、雨が降ってくる。

樹林帯がアップダウンしながら続く。

 


もう一つの沢に出会う。

 


そこからは、樹林の中をひたすら登る。


13:50 アヤメ平ら  広々とした所に出でホッとしたが、ここからロッジまでは、また長い樹林帯の道。

 


まだかまだかと思いながら、樹林帯を行く。

 


3:00  よれよれになって、蓮華温泉ロッジに到着した。

 


どろどろになった靴を洗う。

 

そして、生ビールでカンパイ! 

 


翌日、青春18切符で、東京に帰ってきた。


◆白馬岳~朝日縦走・・4