紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

白馬岳~朝日縦走・2

2009-07-28 07:12:19 | 3・山の日記
■ 7月23日(木)・~白馬岳

朝4時15分に起きる。ヒュッテの朝食はおそいので、おむすびにしてもらい、湯をわかしてみそ汁を飲みながら食べる。

5:15 出発

天狗っ原の斜面を登って行く。

6:30 天狗っ原  後ろにこれから登る白馬乗鞍岳が見える。

 

途中雪渓があらわれる。

 


雪の斜面は、スキーの時期に出会うと、滑りたくてうずうずするのだけど、登山靴で歩いている時には、滑らないように気をつけなくてはならないので、やっかいなものである。


 

いろいろな花が咲いていて、けっこう長い登りのわりには、あきることがない。

タカネバラ。

 


チシマギキョウ。

 


ミヤマコゴメグサ。

 


余裕がある時には、花を撮りつつ登るのだけど、この山行では、電池があまりなく(充電してこなかったか?)、すでに満杯ではなくなっていたので、あせる。

白馬乗鞍岳の上り。

 



8:05 白馬乗鞍岳(2436m)山頂

 


白馬大池に向かって、岩がごろごろした所をおりていく。リューマチ性多発筋痛症の病気になってから、こういう岩をぴょんぴょんとおりるのができなくなった。
ゆっくりと下る。

 

8:35 白馬大池山荘  ここはとても気持ちのいい場所。花が咲き、雪渓が広がり、景色もよく見える。そこでゆっくりと朝ご飯を食べる。

Mさんも来たので、出発する時に記念撮影。

 

稜線に向かって登って行く。

 


稜線に出ると、翌日歩くルートがずらーっと見渡せた。

 




いつきても、好きな道。

 


雷鳥坂といわれている坂。この白馬岳まで、何度も雷鳥に出会った。立山で見かけたより多かったほど。


花もたくさん咲いている。

チングルマ。

  


ゴゼンタチバナ。

 


ウサギギク。

 



小蓮華を目ざして登って行く。ガスに包まれて、上の方が見えない。

 


この辺の斜面にはお花畑が広がる。花は3年前の海の日の連休よりは少ない感じ。どうもまだ早いようである。それでも、たくさん咲いているけど。

コバイケイソウ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲの群落。

 


ハクサンフウロ。

 


ミヤマアヅマギク。

 


イワカガミ。

 


11:45 小蓮華山頂  けっこう長かった。

12:35 三国境  翌日はここまでもどってから、雪倉岳、朝日岳を目ざす。

 

3年前ここでは、ものすごい風雨で吹き飛ばされそうであったが、この日も曇りだけど風は強く冷たい。この稜線上は、風の通り道になっているようである。


雷鳥がすぐ目の前にいた。

 


白馬山頂付近まで行くと、それまで見たことがないツクモグサも見られて、感激。

 


ウルップソウ。

 


イワベンケイ。

 


ミヤマシオガマ(?)

 


13:50 白馬岳山頂 (2932m) Mさんと。

  


14:35  白馬山荘(2830m)  山頂から少し下ったところに山荘は建っている。

 


前日栂池自然園に泊まったのと、水分補給をしながらゆっくり登ったので、めずらしく頭痛がおきない。けど、頭の芯は重い感じ。
2700m以上の所に泊まる時には、ビールを飲みたいのは山々であるが、やめることにしている。
この日も調子はよかったが、お茶を飲むだけにする。

良流娯さんとMさんと、もう1人若い女の子の4人部屋。平日なので、特に個室は頼まなくても、十分なスペースがあるので、ゆったりと過ごせた。

常駐の遭対協の人に、翌日のコースについて細かく聞く。

 


その夜、どしゃ降りになった。こんな大雨では、とっても朝日岳までは行けそうもない。やんでくれることを願って、早々と寝た。


◆白馬岳~朝日縦走・・2・