■迷い道
修理工場の人に教わった通り、つきあたりを左に曲がり、アウトバーンの下をくぐり抜けて、迷いつつもなんとか国道に入った。
そして、ランダバウト(交差点)などをなんとかクリアしながら、ひたすらオッフェンブルグを目ざした。運転しているのは、トントン。私は地図と道路標識から、少しも目が離せない。
行ってはもどって、ようやく、またオッフェンブルグのハーツの事務所が見えた時は、あ~振り出しに戻れたとホッとした。
ところが、その後も簡単には行かなかった。
そこから今度は、さっき「ズズズズ・・」と書いてくれた地図に従って行こうと思ったら、トリベルグに行く枝道をあっという間に通り過ぎてしまった。
しかたがない。
「ちょっと右に曲がって。それからもどってこよう。」といって、右に曲がったら、なんと知らない間にアウトバーンを走っている。
「えーダメーーー。アウトバーンはダメっていったじゃない。」とパニくるトントン。
「こうなったら、次の出口までいってから、またもどるしかない。」と、どんどんわけのわからない所にいってしまう。
一体このアウトバーンはどちらに向かって、どこに行こうとしているのか。それもわからない。
冷や汗たらたら、生きた心地がしないまま走り続け、ようやく出口にたどり着いて、アウトバーンから抜け出した。
そうして、やれやれと思って、町の名前を見たら、なんと、「Achern」
さっきの修理工場のある町ではないか。
もう泣きそうになりましたね。
というのはウソで、笑って笑って、笑いころげました。
こんな所に2度も来ちゃって、バッカみたい。だけどいいことが一つある。Achernからオッフェンブルグまでの道はようく知っているのである。
時刻を見たら、もう6時。さっきこの町にいたのは、4時前だったけど、2時間もたって、まだ同じ町にいるのだった。本当なら、もうとっくにトリベルグについて、ビールを飲みながら夕食を食べているはずの時刻である。
しょうがない。今日はいつトリベルグに着けるかわからない。腹ごしらえしよう。
ということで、国道の途中で見つけて入ったホテルのレストラン。まだ時間が早いので、お客は私たちだけ。
でも、すごーく感じのいいマダムで、疲れが吹き飛んだ。
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トントンはサラダ、私はスープを頼む。パンも出してくれて、飲み物はティー。
どんな種類のティーか聞かれたけれど、なんと答えていいかわからなかったら、いろんな種類のティーを持ってきてくれた。
そして、いわゆるティーは、「ブラックティー」というのがわかった。
ここのトマトスープはばつぐんにおいしかった。これで、今晩夕食にありつけなくても、とりあえずは何とかなりそうな感じ。
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ホテルの入り口で。
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借りた車の前のトントン。二人ともとりあえず腹ごしらえをしたら、元気になった。
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ここで私は、ヤッホーブログをアップしてないことに気づいて、携帯で写真を撮った。その日に限って、アップしないと、トントンと出会えなかったと思って、心配する人がいるだろう。
それがこれである。
そうして、ようやくまた、振り出しのオッフェンブルグのハーツの前を通り過ぎた。
その後、トリベルグに行く枝道に入れずに、二回も行き過ぎてはもどって、というのを繰り返し、やっと本来の道に入れたのだ。バンザーイ!
その道に入ったら、後はまっすぐまっすぐ50km弱進んで行くだけなのである。
ホテルに着いたのは、夜9時過ぎ。おそくまで明るいので救われた。あれで街灯もない真っ暗な道だったら、トリベルグで目ざすホテルを探すのも大変だった。町では親切な人が、ホテルまでの道を教えてくれて、わざわざどこかに行こうとしていたのに、ホテルまでもどって、指さして教えてくれた。
言葉が通じないので、そうでもしないとわからないと思ったんだね。きっと。
ホテルの窓から見た景色。かわいい家が並んでいる。こんな時間でも明るい。
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そして、近くのレストランにいった。
まず、ビールとトントンはティー。
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私はピザを頼み、トントンはホットアップルパイ。分け合って食べたが、どちらも、すごーくおいしかった。
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シュバルツバルト(黒い森)での1日目は、こうして暮れた。長い一日であった。
長い文章になってしまったが、これでも失敗の5-6こは省略しているのである。(汗)
◆パリ・ドイツの旅=1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16.17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29
修理工場の人に教わった通り、つきあたりを左に曲がり、アウトバーンの下をくぐり抜けて、迷いつつもなんとか国道に入った。
そして、ランダバウト(交差点)などをなんとかクリアしながら、ひたすらオッフェンブルグを目ざした。運転しているのは、トントン。私は地図と道路標識から、少しも目が離せない。
行ってはもどって、ようやく、またオッフェンブルグのハーツの事務所が見えた時は、あ~振り出しに戻れたとホッとした。
ところが、その後も簡単には行かなかった。
そこから今度は、さっき「ズズズズ・・」と書いてくれた地図に従って行こうと思ったら、トリベルグに行く枝道をあっという間に通り過ぎてしまった。
しかたがない。
「ちょっと右に曲がって。それからもどってこよう。」といって、右に曲がったら、なんと知らない間にアウトバーンを走っている。
「えーダメーーー。アウトバーンはダメっていったじゃない。」とパニくるトントン。
「こうなったら、次の出口までいってから、またもどるしかない。」と、どんどんわけのわからない所にいってしまう。
一体このアウトバーンはどちらに向かって、どこに行こうとしているのか。それもわからない。
冷や汗たらたら、生きた心地がしないまま走り続け、ようやく出口にたどり着いて、アウトバーンから抜け出した。
そうして、やれやれと思って、町の名前を見たら、なんと、「Achern」
さっきの修理工場のある町ではないか。
もう泣きそうになりましたね。
というのはウソで、笑って笑って、笑いころげました。
こんな所に2度も来ちゃって、バッカみたい。だけどいいことが一つある。Achernからオッフェンブルグまでの道はようく知っているのである。
時刻を見たら、もう6時。さっきこの町にいたのは、4時前だったけど、2時間もたって、まだ同じ町にいるのだった。本当なら、もうとっくにトリベルグについて、ビールを飲みながら夕食を食べているはずの時刻である。
しょうがない。今日はいつトリベルグに着けるかわからない。腹ごしらえしよう。
ということで、国道の途中で見つけて入ったホテルのレストラン。まだ時間が早いので、お客は私たちだけ。
でも、すごーく感じのいいマダムで、疲れが吹き飛んだ。
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トントンはサラダ、私はスープを頼む。パンも出してくれて、飲み物はティー。
どんな種類のティーか聞かれたけれど、なんと答えていいかわからなかったら、いろんな種類のティーを持ってきてくれた。
そして、いわゆるティーは、「ブラックティー」というのがわかった。
ここのトマトスープはばつぐんにおいしかった。これで、今晩夕食にありつけなくても、とりあえずは何とかなりそうな感じ。
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ホテルの入り口で。
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借りた車の前のトントン。二人ともとりあえず腹ごしらえをしたら、元気になった。
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ここで私は、ヤッホーブログをアップしてないことに気づいて、携帯で写真を撮った。その日に限って、アップしないと、トントンと出会えなかったと思って、心配する人がいるだろう。
それがこれである。
そうして、ようやくまた、振り出しのオッフェンブルグのハーツの前を通り過ぎた。
その後、トリベルグに行く枝道に入れずに、二回も行き過ぎてはもどって、というのを繰り返し、やっと本来の道に入れたのだ。バンザーイ!
その道に入ったら、後はまっすぐまっすぐ50km弱進んで行くだけなのである。
ホテルに着いたのは、夜9時過ぎ。おそくまで明るいので救われた。あれで街灯もない真っ暗な道だったら、トリベルグで目ざすホテルを探すのも大変だった。町では親切な人が、ホテルまでの道を教えてくれて、わざわざどこかに行こうとしていたのに、ホテルまでもどって、指さして教えてくれた。
言葉が通じないので、そうでもしないとわからないと思ったんだね。きっと。
ホテルの窓から見た景色。かわいい家が並んでいる。こんな時間でも明るい。
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そして、近くのレストランにいった。
まず、ビールとトントンはティー。
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私はピザを頼み、トントンはホットアップルパイ。分け合って食べたが、どちらも、すごーくおいしかった。
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シュバルツバルト(黒い森)での1日目は、こうして暮れた。長い一日であった。
長い文章になってしまったが、これでも失敗の5-6こは省略しているのである。(汗)
◆パリ・ドイツの旅=1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16.17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29
じゃないの?!
アウトバーンのルール:ベンツは追い越してはいけない、というのがありましたが、お二人の場合は別ですね。
私の場合160kmくらい当たり前で走りましたが。そのための道でしょう?あちらのクルマ(BMWでしたが)は100mileくらいになると、車体が沈んで安定して来るので嬉しくなります。
一般道は普通に走ると制限速度で走れるように設計されています。つまり80km制限の道は道なりに走るとそれくらいの速度がでるように。
先が楽しみ。
トリベルグは、列車も止まるし、まあまあ大きな町。他はもっと小さい。最初は列車で行こうとしたので、この町に泊まることにしました。
そんな気になるほど、のどかで豊かな町のように見えます。
「さっきのアウトバーンじゃない?」と言う私に「いや、違うアウトバーン、アウトバーンはいっぱいある!」というカーナビ。「一つの街からそんなにアウトバーンって出ているの?」という私に、「出ている、縦と横!」というカーナビ、そうかと思う私。もう会話がオカシイ(笑)・・・標識は至ストラスブール・・・にもどる!?!その日の乗換駅・・・
とにかく出口の標識に「アーヘン」を見たときは二人で「アーヘン!!」
スピードが苦手な私は、せいぜい80~100キロ、後ろのトラックは煽ってくるし、ピッタリくっ付いて・・・
アウトバーンはこれがダメ!!
カーナビさんは面白いこと喋るんだね(笑)機械は決まったことしか言わないしね。
いやぁ大変だぁと思いながら目に付くのは素敵なホテルのレストラン。いいじゃないですか!
ホントに素敵ね。おしゃれ~
最後のビールおいしかったでしょうねぇ。
いやいやお疲れさまでした。
そして、今思いますに、せっかくコンパスを持っていたのだから、それを見れば、東西南北どちらに向かって走っているかわかったのでしたね。
ドライブの必須アイテムだね。
そして、やっぱり車だと、見られないものが見られ、行けない所に行けるので、レンタルしてよかったです。反省点は多々あるけれど。