◇ 恐怖指数が最低水準に = ダウ平均は先週369ドルの値上がり。日経平均も334円の値上がりだった。ダウ平均は史上最高値、日経平均は年初来高値を更新している。これで日米の株価は、ともに4週連続の上昇。この間の上げ幅は、ダウが976ドル、日経平均は1416円に達した。投資家を心配させるような材料が影を潜めたことが、株価上昇の原動力になっている。
その証拠に、アメリカの恐怖指数が先週9.19にまで低下した。この指数はシカゴ・オプション取引所が、国際情勢から景気や企業業績、財政金融政策、国際商品価格まで、数多くの要素を分析して算出している。過去の最高はリーマン・ショック後の08年10月に記録した89.53。最低は93年12月の8.89で、先週はそれ以来24年ぶりの低さになった。要するに投資家の心配事が最低になったわけである。
これには北朝鮮の沈黙が大きく貢献している。きょう10日は、その北朝鮮が労働党創立70周年を迎える。ミサイルを発射するという観測も強い。また日本では、きょうが総選挙の公示日。自民党が大きく議席を減らせば、安倍首相の退陣につながる。市場の関心はこの一点に集まり、予想の発表につれて株価は大きく変動する可能性がある。
今週は10日に、8月の国際収支と9月の景気ウォッチャー調査。11日に、8月の機械受注。12日に、9月の企業物価と8月の第3次産業活動指数。アメリカでは12日に、9月の生産者物価。13日に、9月の消費者物価と小売り売上高、10月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が13日に、9月の貿易統計を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
その証拠に、アメリカの恐怖指数が先週9.19にまで低下した。この指数はシカゴ・オプション取引所が、国際情勢から景気や企業業績、財政金融政策、国際商品価格まで、数多くの要素を分析して算出している。過去の最高はリーマン・ショック後の08年10月に記録した89.53。最低は93年12月の8.89で、先週はそれ以来24年ぶりの低さになった。要するに投資家の心配事が最低になったわけである。
これには北朝鮮の沈黙が大きく貢献している。きょう10日は、その北朝鮮が労働党創立70周年を迎える。ミサイルを発射するという観測も強い。また日本では、きょうが総選挙の公示日。自民党が大きく議席を減らせば、安倍首相の退陣につながる。市場の関心はこの一点に集まり、予想の発表につれて株価は大きく変動する可能性がある。
今週は10日に、8月の国際収支と9月の景気ウォッチャー調査。11日に、8月の機械受注。12日に、9月の企業物価と8月の第3次産業活動指数。アメリカでは12日に、9月の生産者物価。13日に、9月の消費者物価と小売り売上高、10月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が13日に、9月の貿易統計を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ≫