◇ 3%に到達した長期金利 = 株価を動かす大きな材料が続出した。まずアメリカの長期金利が4年3か月ぶりに3%まで上昇。次いで1-3月期の決算発表がピークに。さらにアメリカのGDP成長率が減速。そして締めくくりは、南北朝鮮の首脳会談。このなかでは金利上昇だけが、株価の足を大きく引っ張った。このため先週のダウ平均は152ドルの値下がりとなっている。
日経平均は先週306円の値上がり。ニューヨーク市場の軟調も影響したが、アメリカの金利上昇で日米の金利差が拡大。円の対ドル相場が下落したことで、安心感が広がった。円相場は109円台半ばまで下がり、1週間で2円近くも円安に振れている。東京市場の株価は割安感が強いため、円安が進むと外国人投資家がすぐ買いに出てくるようだ。
東京市場は連休に入り、株価は動かないだろう。連休が明けると再び決算発表のラッシュとなるが、経営者が直近の円安傾向をどう判断するか。これまでに発表を済ませた企業は、想定レートを円高に修正したところが多かった。それだけ先行き見通しは慎重になるが、こうした傾向が改まるかどうかが見どころになってくる。
今週は1日に、4月の新車販売台数。2日に、4月の消費動向調査。アメリカでは1日に、4月の新車販売台数とISM製造業景況指数。3日に、3月の貿易統計と4月のISM非製造業景況指数。4日に、4月の雇用統計。また中国が30日に、4月の製造業と非製造業のPMI。EUが2日に、1-3月期のGDP速報を発表する。
≪1日の日経平均 = 上げ +40.16円≫
≪2日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週306円の値上がり。ニューヨーク市場の軟調も影響したが、アメリカの金利上昇で日米の金利差が拡大。円の対ドル相場が下落したことで、安心感が広がった。円相場は109円台半ばまで下がり、1週間で2円近くも円安に振れている。東京市場の株価は割安感が強いため、円安が進むと外国人投資家がすぐ買いに出てくるようだ。
東京市場は連休に入り、株価は動かないだろう。連休が明けると再び決算発表のラッシュとなるが、経営者が直近の円安傾向をどう判断するか。これまでに発表を済ませた企業は、想定レートを円高に修正したところが多かった。それだけ先行き見通しは慎重になるが、こうした傾向が改まるかどうかが見どころになってくる。
今週は1日に、4月の新車販売台数。2日に、4月の消費動向調査。アメリカでは1日に、4月の新車販売台数とISM製造業景況指数。3日に、3月の貿易統計と4月のISM非製造業景況指数。4日に、4月の雇用統計。また中国が30日に、4月の製造業と非製造業のPMI。EUが2日に、1-3月期のGDP速報を発表する。
≪1日の日経平均 = 上げ +40.16円≫
≪2日の日経平均は? 予想 = 下げ≫