◇ 恐怖指数の低下 vs 弱気の業績見通し = 史上初めての米朝首脳会談がセットされた。トランプ大統領が対イランの核合意から離脱することを決めたが、戦争の心配はない。米中間の貿易戦争も、中国側が予想以上に柔軟な対応をしている。こうしたことから株式市場ではVIX(恐怖指数)が急低下し、株価を押し上げた。その半面でニューヨーク市場ではドル高と金利高、東京市場では19年3月期の減益予想が、株価の頭を押さえている。
ダウ平均は先週569ドルの値上がり。VIXが13台にまで下がったため、投資家心理が一斉に上向いた。また原油高と金利高で、エネルギー関連株と銀行株にも買いが集中した。終り値は2万4800ドルを超え、再び2万5000ドルを試す勢い。しかし原油高と金利高は消費を抑制する要因になるため、消費関連株は値を下げている。またFRBが6月以降の利上げテンポを速めることに対する警戒感は、相変わらず根強い。
日経平均は先週286円の値上がり。東京市場でもVIXは14台にまで低下した。しかしアメリカと違って、原油高は全体としてみれば株価の下げ要因。金利高は円安に繋がるため上げ要因として働く。最大のマイナス材料は、19年3月期の業績予想がじわじわと悪化していること。これから発表される各社の予想が、どの辺で落ち着くか。外国人投資家も、様子見の感じが強い。
今週は14日に、4月の企業物価。15日に、3月の第3次産業活動指数。16日に、1-3月期のGDP速報。17日に、3月の機械受注。18日に、4月の消費者物価。アメリカでは15日に、4月の小売り売上高。16日に、4月の工業生産と住宅着工戸数。17日に、4月のカンファレンス・ボード景気先行指数。また中国が15日に、4月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額。 EUが15日に1-3月期のGDP改定値を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週569ドルの値上がり。VIXが13台にまで下がったため、投資家心理が一斉に上向いた。また原油高と金利高で、エネルギー関連株と銀行株にも買いが集中した。終り値は2万4800ドルを超え、再び2万5000ドルを試す勢い。しかし原油高と金利高は消費を抑制する要因になるため、消費関連株は値を下げている。またFRBが6月以降の利上げテンポを速めることに対する警戒感は、相変わらず根強い。
日経平均は先週286円の値上がり。東京市場でもVIXは14台にまで低下した。しかしアメリカと違って、原油高は全体としてみれば株価の下げ要因。金利高は円安に繋がるため上げ要因として働く。最大のマイナス材料は、19年3月期の業績予想がじわじわと悪化していること。これから発表される各社の予想が、どの辺で落ち着くか。外国人投資家も、様子見の感じが強い。
今週は14日に、4月の企業物価。15日に、3月の第3次産業活動指数。16日に、1-3月期のGDP速報。17日に、3月の機械受注。18日に、4月の消費者物価。アメリカでは15日に、4月の小売り売上高。16日に、4月の工業生産と住宅着工戸数。17日に、4月のカンファレンス・ボード景気先行指数。また中国が15日に、4月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額。 EUが15日に1-3月期のGDP改定値を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫