◇ 下げ渋った東京市場の実力 = ニューヨーク市場の株価は、目前に迫った大統領選挙とコロナの再拡大で大きく売られた。トランプ再選か、バイデン登場か。全米の関心は、かつてなく盛り上がっている。だが市場の関心は、選挙後の混乱に移り始めた。郵便投票を巡る開票の遅れで、新大統領がなかなか決まらないのではないか。街中でトランプ派とバイデン派が衝突し、治安が乱れるのではないか。そんな心配が、株価を押し下げた。
ヨーロッパとアメリカで、コロナ第2波が猛威を振るっている。先週初めはヨーロッパ市場の株安がアメリカに伝染、ニューヨーク市場の株価も大幅安となった。だがアメリカ国内でも感染者が急増、ニューヨーク州など多くの州で経済活動の再規制が実施された。これで景気は再び下降するという見方が強まり、株式は売り込まれた。
ダウ平均は先週1834ドルの値下がり。終り値は2万6500ドルまで落ち込んだ。一方、日経平均は先週539円の値下がりにとどまっている。これは①日本のコロナ禍が比較的軽いこと②政治的に安定していること③株価に出遅れ感が強いこと――のためだと考えられる。なかには経済正常化を見越した日本株の実力だと言う人もいるが、そこまで言い切れるかどうか。
今週は2日に、10月の新車販売。6日に、9月の家計調査と毎月勤労統計。アメリカでは2日に、10月のISM製造業景況指数。4日に、9月の貿易統計と10月のISM非製造業景況指数。6日に、10月の雇用統計。また中国が7日に、10月の貿易統計を発表する。なお3日に、アメリカの大統領選挙。
≪2日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ヨーロッパとアメリカで、コロナ第2波が猛威を振るっている。先週初めはヨーロッパ市場の株安がアメリカに伝染、ニューヨーク市場の株価も大幅安となった。だがアメリカ国内でも感染者が急増、ニューヨーク州など多くの州で経済活動の再規制が実施された。これで景気は再び下降するという見方が強まり、株式は売り込まれた。
ダウ平均は先週1834ドルの値下がり。終り値は2万6500ドルまで落ち込んだ。一方、日経平均は先週539円の値下がりにとどまっている。これは①日本のコロナ禍が比較的軽いこと②政治的に安定していること③株価に出遅れ感が強いこと――のためだと考えられる。なかには経済正常化を見越した日本株の実力だと言う人もいるが、そこまで言い切れるかどうか。
今週は2日に、10月の新車販売。6日に、9月の家計調査と毎月勤労統計。アメリカでは2日に、10月のISM製造業景況指数。4日に、9月の貿易統計と10月のISM非製造業景況指数。6日に、10月の雇用統計。また中国が7日に、10月の貿易統計を発表する。なお3日に、アメリカの大統領選挙。
≪2日の日経平均は? 予想 = 上げ≫