経済なんでも研究会

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頓挫した 入国規制の緩和計画 (下)

2020-11-12 08:13:41 | なし
◇ オリンピックはどうなるんだろう? = 東京オリンピック・パラリンピック2020は、コロナの影響で来年7月に延期された。全世界からやってくる人は、選手だけでも約1万5000人。コーチや審判員、大会関係者、メディアやボランティアを含めると、7-8万人にのぼると推定されている。そのうえに観客。外国からどの程度の観客が来るかは、現状では見通しが立たない。これらの入国者をどう扱うのか。

政府は、この問題についても検討を始めた。いま日本は、コロナの蔓延が激しい140以上の国・地域からの入国を禁止している。しかしオリンピック関連の入国者については、特例として入国を認める方針。したがって選手など7-8万人と観客が、来年夏には来日してくる見込みだ。ただ競技会場と宿舎などに、行動範囲を制限する方向で検討中。

行動範囲が制限されると、大会関係者はもちろん、一般の観客も日本国内を観光することは出来なくなる。このため少なくとも観客の数は、予想をかなり下回る可能性が大きい。また無観客で競技を行うという案も出ているが、いまのところIOC(国際オリンピック委員会)、日本政府、東京都も無観客試合は想定していない。

これだけの入国者を、政府はちゃんと管理できるのか。準備すべき事項は限りなく多く、来年夏までに間に合うのか。かなり心配である。また世界的にパンデミック(大流行)が進行しているいま、たとえばアフリカ諸国などが、選手を派遣できるかという問題もある。さらに日本自体がコロナを制圧していなければ、日本への渡航を許さない国も出てくるだろう。問題は、日一日と差し迫ってきた。

       ≪11日の日経平均 = 上げ +444.01円≫

       ≪12日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

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