◇ 29年ぶりの高値に沸いた東京市場 = 東京市場の株価は、予想をはるかに超えて上昇した。日経平均は先週、文化の日をはさんで4日間の連騰。週間では1348円の値上がりで、終り値は2万4325円に。1991年11月以来29年ぶりの高値水準を回復した。国内景気の回復期待に加えて、ニューヨーク株価の高騰が株価を引っ張り上げている。円高も進行したが、投資家の買いは途切れなかった。
ニューヨーク市場の株価も、予想外の高騰をみせた。大統領選挙は不安定な材料なので、投資家は取り引きを控えるだろうというのが事前の予想だった。ところがフタを開けてみると、買い一色。トランプ優勢でも買い、バイデン急追でも買い。ダウ平均は先週1822ドルの大幅高で終わった。終り値は2万8323ドルに。史上最高値まで、あと1200ドルに迫っている。
市場は活況に沸いたが、さすがにバブルの様相が濃くなっている。今週は常識的にみれば、高値警戒で反落するだろう。だがカネ余り相場だから、上げ基調に乗り遅れまいと考える投資家も多い。このまま突っ走る可能性もなくはない。その場合は、バブルがさらに膨れることになる。東京市場の場合は、円相場の動向も改めて心配になってくるだろう。
今週は9日に、9月の景気動向指数。10日に、10月の景気ウオッチャー調査。12日に、10月の企業物価と9月の機械受注、第3次産業活動指数。アメリカでは12日に、10月の消費者物価。13日に、10月の生産者物価。また中国が10日に、10月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪9日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ニューヨーク市場の株価も、予想外の高騰をみせた。大統領選挙は不安定な材料なので、投資家は取り引きを控えるだろうというのが事前の予想だった。ところがフタを開けてみると、買い一色。トランプ優勢でも買い、バイデン急追でも買い。ダウ平均は先週1822ドルの大幅高で終わった。終り値は2万8323ドルに。史上最高値まで、あと1200ドルに迫っている。
市場は活況に沸いたが、さすがにバブルの様相が濃くなっている。今週は常識的にみれば、高値警戒で反落するだろう。だがカネ余り相場だから、上げ基調に乗り遅れまいと考える投資家も多い。このまま突っ走る可能性もなくはない。その場合は、バブルがさらに膨れることになる。東京市場の場合は、円相場の動向も改めて心配になってくるだろう。
今週は9日に、9月の景気動向指数。10日に、10月の景気ウオッチャー調査。12日に、10月の企業物価と9月の機械受注、第3次産業活動指数。アメリカでは12日に、10月の消費者物価。13日に、10月の生産者物価。また中国が10日に、10月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪9日の日経平均は? 予想 = 上げ≫