◇ 個人の“買い”で大幅に反落 = 「えっ、買いで反落? 間違いじゃないの」と思われる読者も多いだろう。だが先週のニューヨーク市場は、この異常な現象で大騒ぎとなった。個人投資家がSNSを通じて結束、一部の弱小銘柄を集中買いした結果、これらの株価が大暴騰。多くの投資家が、バブルを警戒して持ち株を売った。このためダウ平均は乱高下し、週間では1014ドルの大幅な値下がりとなった。
つれて日経平均も、先週は968円の値下がり。世界の株価も、そろって下押した。アメリカではこの騒ぎに、ホワイトハウスが警告を出すやら、SEC(証券取引委員会)が調査に乗り出す始末。もともと市場では高値警戒感が強まっていたところへ、この珍事とも言える騒動が勃発した。騒動が一過性のものなのか、政府やSECがどんな措置を打ち出すのか。まだ予想できない。
先週はアップルやフェイスブックが最高益を発表、テスラも初の黒字決算となった。したがって珍事の影響が尾を引かなければ、今週の株価は大きく反騰するだろう。しかしバブル崩壊の兆しだという認識が強まれば、株価はまだ下落する。月曜日のニューヨーク市況が注目のマト。日経平均もニューヨーク次第ということになりそうだ。
今週は1日に、1月の新車販売。5日に、12月の家計調査と景気動向指数。アメリカでは1日に、1月のISM製造業景況指数。3日に、1月のISM非製造業景況指数。5日に、1月の雇用統計と12月の貿易統計。またEUが2日に、10-12月期のGDP速報を発表する。
≪1日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
つれて日経平均も、先週は968円の値下がり。世界の株価も、そろって下押した。アメリカではこの騒ぎに、ホワイトハウスが警告を出すやら、SEC(証券取引委員会)が調査に乗り出す始末。もともと市場では高値警戒感が強まっていたところへ、この珍事とも言える騒動が勃発した。騒動が一過性のものなのか、政府やSECがどんな措置を打ち出すのか。まだ予想できない。
先週はアップルやフェイスブックが最高益を発表、テスラも初の黒字決算となった。したがって珍事の影響が尾を引かなければ、今週の株価は大きく反騰するだろう。しかしバブル崩壊の兆しだという認識が強まれば、株価はまだ下落する。月曜日のニューヨーク市況が注目のマト。日経平均もニューヨーク次第ということになりそうだ。
今週は1日に、1月の新車販売。5日に、12月の家計調査と景気動向指数。アメリカでは1日に、1月のISM製造業景況指数。3日に、1月のISM非製造業景況指数。5日に、1月の雇用統計と12月の貿易統計。またEUが2日に、10-12月期のGDP速報を発表する。
≪1日の日経平均は? 予想 = 下げ≫