◇ 一気に3万円まで駆け上る? = 日経平均は先週初8日に、2万9000円台を回復した。1990年8月以来30年6か月ぶりのことである。週間でも741円の値上がりで、終り値は2万9500円台を維持した。国内投資家に加えて外国勢も参入、市場の買い気はかなり強い。高値警戒の利益確定売りをこなして、今週は一気に3万円台に乗せる公算も大きい。
ダウ平均は先週310ドルの値上がり。史上最高値を次々と更新、終り値は3万1500ドルに迫っている。バイデン政権による大型の財政支出法案が議会を通過する見通し、それによる景気の回復。さらに企業業績の上向きなどが、市場に明るさをもたらしている。またワクチンの接種が始まったことも、安心感につながった。
ただ株価の急速な上昇は、警戒感も生んでいる。2月に入ってから、日経平均は6.7%、ダウ平均は4.9%上昇した。当然ながら、利益を確定する売り物は増えるだろう。にもかかわらず日経平均は3万円、ダウはさらなる上値を狙う勢いだ。多くの人がバブルだと認識し始めたが、異常とも言えるカネ余りでバブルは崩壊しないという考え方も広まっている。
今週は15日に、10-12月期のGDP速報。16日に、12月の第3次産業活動指数。19日に、1月の貿易統計と12月の機械受注。19日に、1月の消費者物価。アメリカでは17日に、1月の工業生産、小売り売上高、生産者物価と2月のNAHB住宅市場指数。18日に、1月の住宅着工戸数。19日に、1月の中古住宅販売が発表される。
≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週310ドルの値上がり。史上最高値を次々と更新、終り値は3万1500ドルに迫っている。バイデン政権による大型の財政支出法案が議会を通過する見通し、それによる景気の回復。さらに企業業績の上向きなどが、市場に明るさをもたらしている。またワクチンの接種が始まったことも、安心感につながった。
ただ株価の急速な上昇は、警戒感も生んでいる。2月に入ってから、日経平均は6.7%、ダウ平均は4.9%上昇した。当然ながら、利益を確定する売り物は増えるだろう。にもかかわらず日経平均は3万円、ダウはさらなる上値を狙う勢いだ。多くの人がバブルだと認識し始めたが、異常とも言えるカネ余りでバブルは崩壊しないという考え方も広まっている。
今週は15日に、10-12月期のGDP速報。16日に、12月の第3次産業活動指数。19日に、1月の貿易統計と12月の機械受注。19日に、1月の消費者物価。アメリカでは17日に、1月の工業生産、小売り売上高、生産者物価と2月のNAHB住宅市場指数。18日に、1月の住宅着工戸数。19日に、1月の中古住宅販売が発表される。
≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ≫