◇ 変異ウイルスへの対応が急務 = 新型コロナ・ウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、峠を越えたように思われる。日本時間19日午前0時の集計で、世界の感染者は1億0990万人、死亡者は243万人に達した。この1週間で感染者は256万人、死亡者は8万人増えている。しかし、この増加数は前々週の353万人、10万人増と比べれば、明らかに縮小した。ワクチンも世界では2億人が、第1回の接種を完了した。ところが必ずしも安心は出来ない。変異ウイルスが、着実に広まり始めたからである。
アメリカの感染者は累計2783万人、死亡者は49万0718人となった。この1週間で死亡者は1万8954人の増加。例によって死亡者だけをみると、ブラジルが24万人台、メキシコが17万人台。次いでインドが15万人台、イギリスが11万人台。さらにイタリアが9万人台、フランスとロシアが8万人台、ドイツとスペインが6万人台と続いている。ただ注目すべきは、これら各国の死亡者増加数がそろって前週を下回ったことだ。
日本でも、コロナの勢いは確実に弱まっている。感染者の累計は42万2750人、死亡者は7312人となった。この1週間で感染者は1万0114人、死亡者は495人の増加。感染者の増加数は3週間前の2万8448人、死亡者は2週間前の675人に比べれば、はっきりと縮小している。そして欧米諸国に比べると2か月遅れで、ようやく日本でもワクチンの接種が始まった。
しかし、その一方で変異ウイルスの流行が始まってしまった。WHO(世界保健機関)の集計によると、7日時点で変異ウイルスは世界110か国で発見された。日本でも全国で90件以上が見付かっている。変異ウイルスは何種類もあるためウイルスごとの感染力、致死率、あるいはワクチンに対する抵抗力など、まだ不明な点ばかり。まごまごしていると、またウイルスにやられてしまう。
≪19日の日経平均 = 下げ -218.17円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】
アメリカの感染者は累計2783万人、死亡者は49万0718人となった。この1週間で死亡者は1万8954人の増加。例によって死亡者だけをみると、ブラジルが24万人台、メキシコが17万人台。次いでインドが15万人台、イギリスが11万人台。さらにイタリアが9万人台、フランスとロシアが8万人台、ドイツとスペインが6万人台と続いている。ただ注目すべきは、これら各国の死亡者増加数がそろって前週を下回ったことだ。
日本でも、コロナの勢いは確実に弱まっている。感染者の累計は42万2750人、死亡者は7312人となった。この1週間で感染者は1万0114人、死亡者は495人の増加。感染者の増加数は3週間前の2万8448人、死亡者は2週間前の675人に比べれば、はっきりと縮小している。そして欧米諸国に比べると2か月遅れで、ようやく日本でもワクチンの接種が始まった。
しかし、その一方で変異ウイルスの流行が始まってしまった。WHO(世界保健機関)の集計によると、7日時点で変異ウイルスは世界110か国で発見された。日本でも全国で90件以上が見付かっている。変異ウイルスは何種類もあるためウイルスごとの感染力、致死率、あるいはワクチンに対する抵抗力など、まだ不明な点ばかり。まごまごしていると、またウイルスにやられてしまう。
≪19日の日経平均 = 下げ -218.17円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】