魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

まず、第一の質問は?

2006年12月14日 | ワイン ~2019年
昨日の書き忘れがありました。
結構大切なことかもしれません。

造り手が来日することは意外とあります。
輸入元の試飲会やセミナーなどで、時として見かけることもあるのです。

昨日もそうだったのですが、私が造り手の方へ、第一に質問することがあります。
セミナーや試飲会で、「大前提」となる確認です。さて何だと思いますか?

・・・・・・ちょっと考えてみて下さい・・・・・・


実は、「今飲んでいるこのワインの味ですが、ドメーヌ(シャトー)や自宅で
飲む味と変わりはありませんか?」ということです。

リーファーコンテナ輸送も当たり前となっていますが、まず、その点を確認しま
すと、たいてい「同じですよ。変わらない」という答えが返ってきます。

よく「ワインは現地で飲まなきゃ」という意見や、どうかしたら「日本へ入って
くるワインはすでに劣化している」なんて過激な意見まで仰る方もいますよね。

それで確認をしてみるのですが、造っている本人がOKというのですから、
そうなのです。現地で飲むのが美味しく感じるのは「気のせい」です。

そりゃ誰でも、非日常のワイン畑にたたずんで、造り手とグラスを傾けるのは
最高のシテュエーションでしょう。ワイン通としても「生きてて良かった!」瞬間
だということは理解できますし、私も憧れもします。

ですが、そこから「日本へ入ってくるワインはすでに劣化している」なんてのは
さすがに言い過ぎであることが証明されるのです。
万が一ですが、そんな意見を誰かが仰るのを聞いたら、スルーして下さいね。


じゃあ、よく言われている「ワインの旅の疲れ」って何なのでしょうね。

このあたりはまた後日書くことにしましょうか。






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