魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

深山水産-パスグラ2012-ジャイエ・ジル

2020年03月16日 | ワイン 2020

今シーズン最後かも?の牡蠣小屋。

諫早市高来町黒崎にある「深山水産」へ。

今年は小長井産の牡蠣が不漁というか、ほとんど壊滅した。

それでも、佐世保産とかミックスでいただきました。

美味しくいただきましたが、出来の良い年はもっともっとすごいので、来シーズンを

楽しみに待ちましょう。

 

ワインも持ち込みできるのでみなさんいろいろと。

私はニュージーランドの「2018 ハーハ ホークスベイ ピノグリ」を試してみました。

が、私はハンドルキーパー!え~!

 

 

帰り道。結の浜に立ち寄ったり、「里山かわしも」で餃子、焼売を買って帰りました。

子供も多かった。みんな行くとこないので、砂浜遊び。風も気持ち良いし。

天気も良くて楽しそうだった。

 

 

 

 

そして仇討ちの夜はこれ。

 

2012 ブルゴーニュ パストゥグラン(ジャイエ・ジル)

   (仏、ブルゴーニュ地方、ピノ・ノワール種&ガメ種、赤、2千円程度)

 

8年経ったパストゥグランとはいったいどうでしょうか。果たして状態はどうか?!

造り手は超1流のジャイエ・ジル、というわけでお試しです。

 

香りは獣臭がビンビンきます。チェリー、フランボワーズ、干しブドウなどのフルーツに

とても熟したジャミーで肉、革、ダシなど。厚いブドウの果皮からくるタンニン、野性味あふれる

ワイルドさを伴っています。

 

味わいは濃厚で、これがパストゥグランとは! 熟成していてイタリアワイン的ダシや

深みがあります。まだしっかりしたタンニン、酸味、張りの残る果実味は、とてもとても

このクラスのものとは思えません。とても滋味と共に野性味のある味わいはさすがジャイエ・ジル

と感心してしまいます。

 

ジャイエ・ジル自身は2018年に亡くなり、取り扱っている輸入元も今後の取引がなくなり、

今の在庫を整理にかかっています。少しお安く出ましたので入れてみました。

現在庫がジャイエ・ジルの遺作となります。(最終は2016年ヴィンテージ)

 

もっと長持ちしそうないくつかのアイテムを寝かせてみてはいかがでしょうか。

このパストゥグランよりも上のクラスが良いでしょう。

「オート・コート・ド・ニュイ」とか「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」とかのクラス

だと、今から5年以上はいけるでしょう。

もちろんその上のクラスもありますが高いので上記で結構いけます。

 

 

 

コメント
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