魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ル・シェフ-メルキュレ クロ・デュ・ロワ

2021年05月28日 | ワイン 2021

いろいろと手続き事項があり市役所へ。

家族がひとり亡くなるだけで山のように煩雑なことが出てきます。

いや~、大変。

ぽっかり空いた心の中を、じっくりと見つめて浸り、整える時間はあまりない。

 

 

お昼は食堂「ル・シェフ」で名物の「名工ランチ 520円」を。

 

コストパフォーマンス良いよね~。

魚フライ、エビフライ、ハンバーグにスパにサラダ、味噌汁。

せわしく食べるのでもうちょっと心も時間もゆとりがあれば楽しめるんだろうなあ。

役所職員だったら、マイ調味料とかマイふりかけとか持参だろう。(笑)

「黙食」でみなさんひたすらカツカツと食べられておりました。

 

 

 

今夜の試飲はこれ。

 

2019 メルキュレ 1er クロ・デュ・ロワ(フェヴレ)

   (仏、ブルゴーニュ地区、ピノ・ノワール種、赤、4千円程度)

 

フェヴレ社のメルキュレシリーズ。最後の畑はクロ・デュ・ロワで。

ロワは王家。つまり王家の所有していた石垣で囲われた区画(クロ)。それをフェヴレ社が

取得しています。2018年ものは素晴らしい出来、名作でした。その2019年ものです。

 

香りはチェリー、フランボワーズ、イチゴ、スグリなどのフルーツに厚く赤い花びらに蜜、

そして・・・何だろ惹きつけて離さない甘い香り、香水とも思えるしお花畑でも良い、

バラの花の様なノーズが素晴らしいです。

 

味わいは赤くピチピチとして、しかしまろやかにまとまって美しい果実味、厚みがあって

刺々しさはなく、きれいな酸味と寄り添っています。タンニンは細かく、そう強くありません。

果実味と見事に融合しているのかも。これは美しい!幸せな余韻がたなびきます。

 

メルキュレは価格的に安い方から「フランボワジエール」、「1er クロ・デ・ミグラン」、

そして「1er クロ・デュ・ロワ」と3アイテム飲んできましたが、やはりここからです。

ここから上こそが、美味しいと「リピート」をしていただけるラインだと感じます。

 

2018年も素晴らしかったけど、2019年も同様に素晴らしいです。

エキス分の厚みというか太さというか、それが余韻まで美しく続きます。これを飲むと

ブルゴーニュって美味しいな~としみじみと思えるそんなワインです。

大事なことだからもう1回言います。「このワインは幸せになります」

このヴィンテージでも幸せです。

18と19年どちらが良いか? うん、どちらも良いです。抱きしめたくなります。

このワインは来週入ってきます。2018年ものももう少し在庫はあります。

 

 

コメント
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