(↑街はポインセチアの赤がクリスマスの雰囲気を醸し出しています〜)
ドイツでもイギリスでも、
首相自らが年末年始の過ごし方について、
力強く国民に呼びかけている映像がニュースで流れています。
感染者の急激な増加で、
各国が色々な政策を打ち出している中、
日本は、
春の緊急事態宣言の頃よりもひどい状況なのに、
まだ街への人の出が増えているとのこと。
コロナ禍はどこか人ごとのような話になってしまってる?
一方、
緊急事態宣言以前から一旦教会を閉鎖し、オンラインのみで礼拝を続け、
緊急事態宣言以降は、
ここまで30名を超えない礼拝を持ってきた我が教会。
同時にオンライン配信されていたので、
教会員の半数以上はオンラインで礼拝を守ってきました。
そんな中、
この前の日曜日はクリスマス礼拝の日で、
半年以上ぶりに聖餐式が持たれたのでした。
年に一度の特別な日、
久しぶりの聖餐式があるということで、
多くの信者さんがおいでになることが想定できましたので、
わたしは直接行くのはやめ、オンラインで礼拝をしました。
そして、
そこで、「今後の年末年始の礼拝は全てオンラインでなされ、教会は閉鎖する」
と牧師から発表がありました。
いつもはイブ礼拝を12月24日夜に行い、
華やいだ中クリスマスをお祝いするのですが、今年はそれもオンライン。
1月以降も新型コロナの様子を見ながら随時決定していくとのこと。
それは、我が教会だけでなく、
世界中の教会の今年の一つの形かなと思います。
古く昔に遡れば、
スペイン風邪が流行ったり、黒死病が流行ったりした時は、
教会にも行かず、みんな家に閉じこもってたでしょうから、
長い歴史で見れば、初めてではない出来事でしょう。
ただ、それでも前と違うのは今はオンラインで礼拝を持てること。
これは今の時代ならでは。
どんなに世の中が家に閉じこもっても、
礼拝が続けられているとオンライン上で確認できますから。
これはすごいことですね。
昨日の礼拝の説教の中で、
牧師が、
「ギリシャ語で『教会』を『エクレシア』というけれど、それは集会の
意味、『人が集まる』ということなので、集まってこそ『教会』なのだけれど、
今、集まれなくなっていることは、自らのアイデンティティを揺るがすことだ」
と説教の冒頭で語りました。
「集まらない教会のあり方」の模索、
キリスト教会としても、ただ従来通りの礼拝をするとかしないとか
人を集めるか集めないかというレベルではなく、
神学的にも様々な葛藤・模索の時期だったように思います。
新型コロナウィルス第三波の到来による、
この教会の決断に沿って、
子供達の集まる教会学校も、1月いっぱい休校にすると決断。
我が教会は、
こんなコロナ禍の中でも、
子供達が何人も毎週欠かさず通ってきてくれていたので、
それをストップするのは心苦しいですけど、
全ては皆を守るため。
教会においても、教会学校においても、
この時期、妥当な決断だったと思います。
世の中に「正常化バイアス」が浸透してきている今だからこそ、
日本もこの年末年始、
具体的に「緊急事態宣言」を発令し、
人々の心の緩みを引き締める、そんな決断が必要なのではと思います。
何かを英断するって勇気がいったり、
色々考え出したら大変なことだったりしますけど、
それが為政者の本分。
今こそ(実はもう遅い気もするけど)、決断、英断の時。
国民の命を守る決断をお願いいたします。
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