手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

クリスマス前の、キリスト教会の決断

2020-12-22 | 手帳・雑感
(↑街はポインセチアの赤がクリスマスの雰囲気を醸し出しています〜)



ドイツでもイギリスでも、

首相自らが年末年始の過ごし方について、

力強く国民に呼びかけている映像がニュースで流れています。


感染者の急激な増加で、

各国が色々な政策を打ち出している中、

日本は、

春の緊急事態宣言の頃よりもひどい状況なのに、

まだ街への人の出が増えているとのこと。

コロナ禍はどこか人ごとのような話になってしまってる?


一方、

緊急事態宣言以前から一旦教会を閉鎖し、オンラインのみで礼拝を続け、

緊急事態宣言以降は、

ここまで30名を超えない礼拝を持ってきた我が教会。

同時にオンライン配信されていたので、

教会員の半数以上はオンラインで礼拝を守ってきました。


そんな中、

この前の日曜日はクリスマス礼拝の日で、

半年以上ぶりに聖餐式が持たれたのでした。


年に一度の特別な日、

久しぶりの聖餐式があるということで、

多くの信者さんがおいでになることが想定できましたので、

わたしは直接行くのはやめ、オンラインで礼拝をしました。


そして、

そこで、「今後の年末年始の礼拝は全てオンラインでなされ、教会は閉鎖する」

と牧師から発表がありました。


いつもはイブ礼拝を12月24日夜に行い、

華やいだ中クリスマスをお祝いするのですが、今年はそれもオンライン。

1月以降も新型コロナの様子を見ながら随時決定していくとのこと。


それは、我が教会だけでなく、

世界中の教会の今年の一つの形かなと思います。


古く昔に遡れば、

スペイン風邪が流行ったり、黒死病が流行ったりした時は、

教会にも行かず、みんな家に閉じこもってたでしょうから、

長い歴史で見れば、初めてではない出来事でしょう。


ただ、それでも前と違うのは今はオンラインで礼拝を持てること。

これは今の時代ならでは。

どんなに世の中が家に閉じこもっても、

礼拝が続けられているとオンライン上で確認できますから。

これはすごいことですね。



昨日の礼拝の説教の中で、

牧師が、

「ギリシャ語で『教会』を『エクレシア』というけれど、それは集会の

意味、『人が集まる』ということなので、集まってこそ『教会』なのだけれど、

今、集まれなくなっていることは、自らのアイデンティティを揺るがすことだ」

と説教の冒頭で語りました。

「集まらない教会のあり方」の模索、

キリスト教会としても、ただ従来通りの礼拝をするとかしないとか

人を集めるか集めないかというレベルではなく、

神学的にも様々な葛藤・模索の時期だったように思います。


新型コロナウィルス第三波の到来による、

この教会の決断に沿って、

子供達の集まる教会学校も、1月いっぱい休校にすると決断。


我が教会は、

こんなコロナ禍の中でも、

子供達が何人も毎週欠かさず通ってきてくれていたので、

それをストップするのは心苦しいですけど、

全ては皆を守るため。


教会においても、教会学校においても、

この時期、妥当な決断だったと思います。



世の中に「正常化バイアス」が浸透してきている今だからこそ、

日本もこの年末年始、

具体的に「緊急事態宣言」を発令し、

人々の心の緩みを引き締める、そんな決断が必要なのではと思います。


何かを英断するって勇気がいったり、

色々考え出したら大変なことだったりしますけど、

それが為政者の本分。

今こそ(実はもう遅い気もするけど)、決断、英断の時。


国民の命を守る決断をお願いいたします。



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コメント (2)
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