m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

香川うどん旅2025【藝術喫茶清水温泉&猪熊弦一郎現代美術館他】

2025-01-11 | 建築巡り・街歩き【その他】
久々のうどん旅、一昨年は自転車(ロードバイク)で回り、昨年のお正月休みにも家族で決行しようとしてたが、震災が起こって延期にすることになり、
ようやく今年、家族で決行してきた。
過去のうどん旅はこちら→
過去のうどん旅では、1軒目のうどん屋のオープン時間に合わせて家を出発してた。
今回、そこまでの気合はなかったのだけど、早朝に出かけるとなると、
息子がちゃんと起きてくれるのか?起きてくれなくて、昼出発とかになると、
プランは全ておじゃんになってしまうリスクある為、深夜、まだ息子が起きてるうちに出発することにした。



1月3日とまだお正月の三が日なので、推しのうどん屋は、閉まっているところが多く、とりあえずは、年末年始のうどん店営業情報から朝6時からオープンしてる「セルフ釜揚げうどん岡じま」へやってきた。
店名にも釜揚げとついてるくらいなので、釜揚げうどんを注文。
娘は寝ぼけまなこで1軒目はパス。


そして、うどん屋2軒目へ行く前に、
こちら多度津の藝術喫茶清水温泉へ。
大正末期創業の元銭湯をリノベーションした喫茶店で、なんと朝7時からモーニング営業しているのだ。
こちら、以前、並びの合田邸を見学した時に、ちょうど改装中だったところを見せて頂いていたが、完成してから初の来店。




暖簾をくぐると、男湯、女湯の文字の書かれた入口があって、
真ん中は、モザイクタイル貼りに。



中へ入ると、男女の仕切りは取り払われていて、広々空間。
番台やロッカーなど、お風呂屋さん時代のものは、できる限り残されているようだ。





漢数字が力強いロッカーの前のこちらも飲食スペースに。


私たちは、奥の席へと案内された。
こちらは元、女湯の浴室。
タイルの壁面には、カラフルなアートが描かれている。



浴槽の中に、テーブルが設置されて、冷たくないよう敷物がちゃんと敷かれている。



テーブルのセンターにも本業タイルがはめられていた。


1軒目、うどんを食べた3人は、モーニングコーヒーor紅茶を。


娘は、この風呂桶セットを注文したいと言ってたので、
風呂桶モーニングを注文。
銭湯ならでは、風呂桶にモーニングセットが入ってる・・
パン2枚は多いだろう、後のうどん巡りに差し支えるだろう、
ということで、みんなで少しずつ手伝う。


銭湯時代のタイルの痕跡を探す。
浴槽のモザイクタイルはそのまま。


こちらは、浴室の入口扉下に貼られていたモザイクタイル。


床の一部に貼られてたタイル。



玉石タイルも。




こちらは女湯と男湯で石鹸を貸し借りする時に受け渡しに使う穴、だそう。
今の銭湯には絶対ないな。



番台。


お手洗いに置かれてたかわいい鏡。





家族がコーヒー飲んで休憩してる間に、せっかくなので、多度津の有名近代建築2軒だけでも見に行ってこよう、と、腹ごなしに走る。






いい具合に風化した赤かべ薬局の金属製看板


朝日に照らされ、神々しく輝く山本医院が現れた。
トナカイ?も健在。


美しいレリーフ装飾。


山本医院の向かいには、旧楽天堂医院。
とても装飾豊かな建物で、ちょうどお向かい同士でこのような建物が
残っているなんて、ほんとに奇跡のような地帯だな。





面格子とタイル


やわらかな濃淡が美しいタイル。


陶製モザイクのカバーは、照明だろうか?
明かりはどこから?!


総本山少林寺。
多度津は、少林寺拳法発祥の地らしい。
柱と柱の間をふと見ると


変形?玉石タイルが貼られてた。


金毘羅街道沿いには、重厚な町屋が並ぶ。
こちらは元酒屋さんのよう。
つし二階の外壁には七宝繋ぎのなまこ壁が見られた。


こちら、合田邸の洋館部分。
現在は不定期的に公開されているようだ。
以前の見学→


戻ってきて、うどん巡りを続行。
ここで、次に予定していた好みのうどん店、「なかむらうどん」が
同じ中村でお店が違っていたことが判明。
急遽、「海侍」へやってきた。
ここも初めて。開店前には、既にお客さんがが並んでいて、我々も列に加わる。



お店のイチオシとあった、鶏わさび漬けぶっかけを注文。
鶏のボリュームが思ったよりあって、家族に手伝ってもらう。


「海侍」の店内。


その後やって来た3店目は、「よしや」ここも初。
開店してすぐだというのに、そこそこの列ができていた。
宮武系だというので、ゲソ天も注文してみたが、
あのしなしなの衣のついた宮武や山内で食べれる期待していたゲソ天とはちょっと違った・・

この後、自分的には本命の、「おか泉」にはなんとか行っておきたいけど、
お腹がいっぱいなので、腹ごなしに時間をつぶさなければいけない。
この辺りでというと、
私は、まだ入ったことがなかった猪熊弦一郎美術館へ行ってみたかったが、
もちろん家族は誰も美術館なんて行きたくないし、町歩きもしたくない。
家族が満足する時間をつぶす場所を頭フル回転?で考え、
最近会社でゴルフを始めた息子用に、ゴルフの打ちっ放しはどうか?と
勧め、googlemapで丸亀近くのゴルフ練習場をピックアップ、家族3人はそっちへ行くことに。


猪熊弦一郎現代美術館で車から降ろしてもらう。
丸亀駅の駅前広場前に建つこちらの美術館は、丸亀市ゆかりの画家、猪熊弦一郎、本人寄贈による作品を約2万点所蔵、
1991年、先日亡くなられた谷口吉生設計により建築された建物。


コンクリート打ち放しの大きな開口部のある大胆なエントランスには、猪熊弦一郎制作の陶壁画や、巨大なオブジェが置かれている。




エントランスホールへ入ると、吹き抜けの空間は広々としていて、
天窓から明るい光が入り、とても開放的。


1階は受付とミュージアムショップ。
展示室は、この階段を上がって2階から。



広々として、シンプルな展示空間。


展示壁面上の間接照明からほどよくやわらかな明かりが降り注ぐ。



色や雰囲気が心地よく感じる抽象画たち









作品以外にも、猪熊弦一郎が作家生活の中で、出会って集めたものの展示も楽しかった。
そばに置いて愛でてきたというさまざまな味わいのある小物たち。





同じ2階のもう一つの展示室と3階では、企画展が開催中。
今回企画展はパスした。



階段で3階へ。
透明のガラスの階段壁がシンプルで美しい。



エレベーターホールへの渡り廊下。



2階には、展示室だけでなくミュージアムホールや美術図書室、ワークショップなどができる造形スタジオなどもある。









こちらは、美術図書室。
奥の壁面が造り付けの書棚に。



ガラスブロックの窓から外の光が取り込まれ、仕切りのないゆったりとした
大きなテーブルに籐椅子が並ぶ閲覧席。


テーブルライトのデザインもシンプルで素敵だった。


そして外へ出て、外階段から2階へ。
外階段もゆったり贅沢に取られていて、建物のみどころの一つとなってるようだ。
上に見える渡り廊下は、先ほど中から撮ったエレベーターホールへの通路。



階段通路もアートの展示場に。


3階から2階を見下ろす。


3階のカフェ前の広場。
猪熊弦一郎現代美術館を堪能。

谷口吉生設計の建物では、以前広島のごみ処理場の中工場を見学したこと思い出した。→
こちらもごみ処理施設なのに、美術館のようにシンプルで美しかった。


この後、家族から連絡がくるまで、丸亀の町を散策。
とりあえず駅の裏にある、こちらのモザイクタイル貼りの建物を確認に行く。
ちゃんと残っていてよかった。


見事なマーブルタイル貼りの柱。
ダイヤ型のフレーム内に、違ったモザイクタイルが貼られているのも良い。


こちらはダイヤ型の中にダイヤ型の無釉タイル。


軒を見上げると、こちらは茶色のマーブルタイルがびっしり。
タイルも皆健在でよかった。


更に商店街の方へ歩いていくと、旧重元果物店の重厚な黒漆喰と黒いモザイクタイルが2階部分に貼られた建物。
1階のりんごのシャッターもモザイクタイルのようで楽しい。


近寄ると、こんな感じでシャッター部分に穴が開いていて後ろから別の色が出ているという凝った造りになっている。


屋根の棟の瓦も迫力あるなあ。


ここの元喫茶店の足元のモザイクタイルも好き。


微妙なグラデーションの色合いの亀甲型のタイル。


この出入口もかわいい。


以前、じっくり防空壕まで見せて頂いた元農機具や鍛治など鉄を扱う商店、現在まちの駅、秋寅の館もさすがにお正月休み。

この辺りで家族から連絡があり、遊び終えたとのこと。
その後、合流して、いざ「おか泉」へ。
しかし・・店の前を通ったら、ロープまで張られ、尋常じゃない列ができていた。無念だがこれは無理だなとあきらめることに。
なぜ、2軒目、3軒目をやめてこちらに直接来なかったのか、悔やまれる。
お正月のうどん屋状況を甘くみていた。

この後は、まだそれほどお腹は空いてなかったので、夜の骨付き鶏に掛けることにし、こんぴらさん詣でに向かった。
つづく・・

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千葉の建築&タイル巡り【千葉大学&柴又・山本亭】

2025-01-08 | 建築巡り・街歩き【その他】


大屋旅館をチェックアウトした後は、千葉へ戻り、レンタサイクルを借りて
千葉大学亥鼻キャンパスへやって来た。
キャンパスには、いくつかの近代建築や現代建築が点在してる。
こちらは、1936年建築、旧医学部本館。




裾が絞まった形状の柱が4本並ぶ車寄せがかっこいい。



現在は、使用されていないようで、入口扉は、良い感じの風化具合。


車寄せの庇には、トップライトが設けられていて、


四角い形状のアールデコな照明も。





外壁は、型押しタイル貼り。


櫛目が縦横斜めに入る型押しタイルに、茶色い斑点のような模様が入ってる。


出入口上部には、こんなギザギザ加工されたタイル?が貼られてた。



裏口から



1927年に建築の旧精神科病棟。現在はサークル会館に。


入口にはクリンカータイルが敷かれたスロープがあり、お手洗いを借りようと入ったら、


元お手洗い?だったようなスペースに入り込む。
なんと、腰壁がタイル貼りに・・タイルに呼ばれたのだろうか?!


白い無地のタイルに、雷文のマジョリカタイル。
よく見る緑じゃなく、黒の雷文だった。


床は蜀江文の無釉タイル。



近代建築だけでなく、現代建築もあり、
庇が何重にも重なったこちらの建物は、2013年に建てられたゐのはな同窓会館。



ゐのはな記念講堂は、医学部創立85周年を記念して1963年に槇文彦設計により建築。


コンクリート打ち放しの外観にファサードはガラス貼り、台形の形がとても個性的で、内部を見てみたかった。


エントランス


銅板の屋根も見える。


前日に、日が暮れてから来た千葉市美術館へも再び。やはり閉まっていたが、、










その後は、東京へ戻ってきて、葛飾柴又へやって来た。
こちら山本亭は、大正末期から昭和初期に増改築されたカメラ部品製造会社、
山本栄之助氏の自邸だった建物。
入口には長屋門があり、外観もタイルが装飾的に使われていたり洋風の雰囲気だが、



内部もステンドグラスが入ってた。


床はモザイクタイル貼りに。
こんな和洋折衷のモダンな長屋門は、初めて見たかも。


建物は、近代和風建築の母屋に、


一部洋風建築も取り入れられている。


玄関ホールの照明。


庭園に面して、書院造のお部屋が六間並んでいる。


ガラス戸越しに見える庭園がすばらしいなあ。
庭園の見晴らしの為に、全面がガラス戸に、そしてガラス欄間が入れられている。




縁台へ出てお庭を眺める。


ちょうど夕日が沈む頃。
手前には池泉が、奥には築山、滝も設けられている書院庭園。
米国の日本の庭園専門誌の3位にランクインしたとか。
緑豊かで美しい。









孔雀模様だろうか、おしゃれな欄間も。






こちらで喫茶することもできるのだけど、
閉館近くだったので喫茶は終了してた;
この建物とこのロケーションでゆっくりお茶できるのはポイント高いなあ。


洋館の手間の玄関の間。


そして奥の洋風の応接室「凰の間」
ステンドグラスの欄間が和室との間を違和感なく繋いでた。


洋室手前の床は、菱型モチーフの寄木貼り。


ステンドグラスはシンプルなもので、白漆喰仕上げの天井、
石造りの暖炉に、アール・デコっぽい壁紙




照明は、竹のような模様が入った和の雰囲気のものだった。



それぞれに凝った書院欄間の彫刻や透かし彫り。












玄関入ってすぐ右手には、手洗いとお風呂も。


浴室の湯気抜きのある天井。
竹がきれいに組まれていた。


帰りに柴又帝釈天へ。





サルの浮彫りがとてもリアル。





公衆トイレの入口にふと目に入った陶板画。





参道を駅へ向かって歩く。
もうすでにお店は閉まっていたり、閉まりかけだったり。


丸い瓶がかわいいおせんべい屋さんで、瓶の中の手焼きのせんべいを購入。


名物草だんごも食べていこう。





これにて東京&千葉の二日間の旅が終了。
東京から千葉、思ってたよりも近くて楽しめた。

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千葉の建築&タイル旅【大多喜の町歩き&大多喜町役場中庁舎他】

2025-01-05 | 建築巡り・街歩き【その他】


大屋旅館へ泊った翌朝、朝の散歩へ繰り出す。
大多喜は、城下町として、又、房総半島の東西を結ぶ宿場町として栄え、
現在も江戸時代の商家が残る町並みが見られる。

こちらの渡辺家住宅は、江戸末期に建てられた商家で重要文化財。


伊勢幸酒店店舗兼主家は1873年に大多喜城の大手門の部材を用いて建てられたという商店で、昔は質屋、古物商を営んでいたという。



蔵造りの商家で、質屋金物屋を営んでいた1876年建築の旧江澤邸。



古い蔵なども残っている。




扉の下方に、何やら鼠マークが。
鍵穴でもなさそうなのだけど何だろう?
鼠除けのおまじない?!


江戸中期創業の造り酒屋、豊乃鶴酒造。
現在の建物は1874年の建築。


町屋や蔵造りの商家が並ぶ町並みの中、
こちら、こじんまりとした下見板貼りの洋風の建物。
郵便局として使われていたそうで、現在は、花屋さんとして活用されているそう。





まだ開店はしていなかったので、窓の外から中を拝見してみると、
カウンターらしきものがのこされていて、中もそれほど手を加えずに
使われているようだった。
植物の入った鉢もいくつかあった。





裏口の軒の持ち送り。



風化した看板とシャッターがいい味わい。


こちらは、元たばこ屋さん。
タイルがあると聞いてやって来た。


ショーケースの下部にモザイクタイルが残されていたが


かなり朽ちてきていて一部剥がれてしまっていた。
カラフルな赤白、そして黒と緑のモザイクタイルが鮮やか。


上部のガラスの部分には、たばこの文字。


お隣は、元クリーニング店?
窓の桟などが洋風でおしゃれな店舗。


いすみ鉄道大多喜駅
1988年に鉄道の開業と共に大多喜城をイメージして改築されている。


大多喜庁舎を回って旅館へ戻ろうとしていたら、庁舎の屋上辺りにふと
モザイクのようなものが見えた。



屋上のモザイクをチラ見して、もしやと思ってたら、看板から今井兼次設計と判明。
ノーチェックだったので驚いた。
こちらの中庁舎は、1959年、今井兼次設計により建築。


コンクリート打ち放しの外観の中、南面の壁には、荒々しい石が貼られていた。
石は、役場職員自ら採取した蛇紋岩だそう。



玄関前のポーチの庇。
天井に描かれる流れるような曲線は、夷隅川をあらわしているという。
正面の壁面にも蛇紋岩が使用されている。



玄関前の金属製のスクリーン。
コンクリート打ち放しの無機質な建物の中にも、蛇紋岩だったり、こんなスクリーンだったりと装飾性のあるものが各所に使われていて和む。


玄関ホール床は、方角を示し、デザインされたテラゾーの装飾が入っていた。



玄関ホール天井を見上げると、三つ扇をかたどった明かりとり窓が。



階段ホールは、渋いタイル!
ざらざらとした印象のタイルが貼り巡らされている。
一部コンクリートの壁面ともよく合っていて、あたたかみが感じられた。


こちらは、信楽焼のタイルだそう。
土の質感と釉薬の色合いがマッチしていて、とても良い味わい。




階段を見上げる。


この上へ上ると屋上へ出れた。



屋上に、先ほど下からチラ見えしてたモザイクタイルが貼られたペントハウスがあった。
それほど背が高くないので、下からはほとんど見えない。



モザイクタイルは、大多喜に暮らす人々の日常が表されてるという。
後に続くモザイクタイル作品の最初の試みだったそう。


陶片をじっくり見ていくと、布目タイルがあったり、重ね掛けの窯変がきれいなタイル、絵付け陶器の欠片?など様々なものが混じってる。




こちらには、何かコーナー部分の陶器?スクラッチタイルにレリーフタイルも。





見覚えのあるデザインのマジョリカタイルの一部や、オレンジ色の
マーブルタイルも







牛をかたどったようなモザイクの上には「1959」と年号らしきものと、中央には足を交差する人物レリーフ。






この葉が描かれたタイルもどこかで見たような気が・・


辰砂釉の美しい陶片もあった。


これは、あのタイルの破片かな?!と想像を巡らすのも楽しく、、
ほんとに様々なタイル陶片が集まっているのを感じた。


再び1階へ下りて、散策。
こちらはホールの入口。
旧事務室が、多目的ホールとなっている。
引手は、扇子モチーフのデザイン。


多目的ホールは、マットが敷かれてたので、体操教室などにも使われてるんだろうか?


腰壁には、タイルが貼られてる。


階段壁のものとは、ちょっと雰囲気が違い、焼き締めのものだろうか?
こちらも信楽のタイルぽい感じ。


天井につく照明は、こんな繊細なデザイン。


ホールにあった間仕切り的なものについていた金具も凝っていた。
紫鯉をデザインしたものだそう。






1階廊下の天窓の明りとりは、丸い電球のようでかわいい。


会議室も見せて頂く。
二方向全面ガラス貼りになっていて、とても解放感がある。
天井のレンコンのようなものは、照明で、中世大多喜城を築城した武田氏の家紋、武田菱をデザインしたものだそう。



中庁舎と本庁舎の間に位置するベルタワーは1969年に完成。

思いがけず、今井兼次設計の大多喜市庁舎を見学できて感激。


この後は、宿をチェックアウトして、バスとJRを乗り継いで千葉駅へ。
つづく・・
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千葉の建築&タイル巡り【桜湯&大屋旅館他】

2025-01-04 | 建築巡り・街歩き【その他】
東京から千葉へやって来た。
この日は大屋旅館へ宿泊予定だったが、その前に千葉の近代建築を巡ることに。
まずやってきた千葉市美術館。
何階建てなのか?ものすごい威圧感のある建物に圧倒される。
こちらは、1995年大谷幸夫設計のもので、旧川崎銀行千葉支店の建物を包み込む形、鞘堂方式で建てられたものとのこと。


正面から。
この日はなんと臨時休館日で、中へは入ることができず、無念だった。


イオニア式柱のある入口は、包み込まれている旧川崎銀行千葉支店のエントランス部分のよう。


駅へ向かう途中に出会ったタイル貼りのマンションエントランス。



こちらもエントランスにあったモザイクタイル画


日本キリスト教団千葉教会。
1895年、ドイツ人建築家リヒャルト・ゼール設計により建築。
下見板貼りのかわいい教会だった。





千葉駅トイレのボーダータイル。
ここから大多喜へ向かうためにまずは茂原へ。


茂原で、タイル的にもおすすめと伺っていた桜湯へ入って行くことにした。


のれんをくぐると、女湯と男湯の扉の間の壁面にマジョリカタイルがびっしりと貼られていた。
その上に無造作に貼られた料金表。


タイルは、きれいな状態で残されていて感激~


女湯の扉を開けると、床面にもタイルが貼られてた。
一部、踏まれて絵が消えかかっていたが・・
本業タイルかな?あまり見覚えのない文様。


入った時、先客がちょうど出られたところで、
浴室内も写真撮影許可頂けた。


灯台のある海を描いた絵が描かれている部分は、タイルではなかったが


浴槽の上部には、雷文のマジョリカタイルが二列に渡って巡らされていた。


洗い場横には、こんな浦島太郎を模したような絵も。
写真を撮らせて頂いた後は、ゆっくりお湯に浸かった。
お風呂に浸かった後は、ちょうど近くのバス停から大多喜行きの最終のバスに乗って大屋旅館へ。


バス停を降りて、真っ暗な道にやや不安を抱いたが、
明かりの漏れた大屋旅館がすぐ見つかった。


大屋旅館は、江戸時代から続く門前宿として、夷隅神社の参道脇に建つ。
現在の建物は明治期1885年に建てられたもので、その後大正、昭和と、
増築されているようだった。
引き戸を開けると、土間と帳場のある広い空間があり、女将さんに迎えて頂いた。



帳場横にはガラス扉に電話室と書かれた部屋も残されていた。



お部屋に案内してもらう途中に、浴室のあるスペースを通った。
白い壁とタイルに、水色の木製の窓枠と、この空間だけが洋風空間に。
大正時代に建て増しされた部分とのこと。
(ここから翌朝の写真も混じる)



洗面シンクは、タイル貼りで、ハーフサイズのマジョリカタイルがボーダー状に貼られている。
シンクの水切り棒は、木製?!


シンクの形も裾窄まりになっていてかっこいい。


蛇口上の「水」「湯」の表示も陶製だ~
湯の蛇口の根本の渦を巻くようなシミもなんだかアートのよう。


こちらは浴室内。広々として快適そうだったが、
この日は、すでに銭湯の桜湯に入ってきたので、こちらの浴室は使用せず。


浴室内の照明も素敵。
洋風の漆喰装飾が見られる。



朝の浴室。
坪庭の緑が目に入り窓からの朝の光がやさしい。


少し小さ目の家族風呂も見せて頂けた。
こちらは、真っ白なタイルに覆われている。


床は蜀江文型のタイル。
それにしても、汚れの目立ちそうな真っ白なタイルなのに、
きれいに維持されてるなあ。



天井の漆喰装飾、こちらも大浴室と同じデザインのもののよう。


そしてお部屋へ。
掘りごたつがうれしい~


一息ついたら、早速旅館内のタイル探索へ。
扉開ける前は、普通のトイレかと思いきや開けてびっくり。
腰壁にマジョリカタイルがずらり。



もう一つのトイレも、こちらは連続模様ではなく、あえて別のタイルが交互に入れられている。エメラルドグリーン部分の釉薬の透明感が最高。


そして、こちらは、少し広めの男子トイレ。
この日は、私以外誰も泊まってなかったので、ガラッと開けると、
床一面のタイルが!
床全体の白いタイルの縁を囲むように緑のラインのマジョリカタイルが並ぶ。
便器の周囲は、透明感のあるグリーンのタイル、青磁色の陶器のスリッパも
揃ってる。見事な保存状態に驚愕。


並べると連続模様になるマジョリカタイル。
緑一色だけど、シンプルで美しいデザイン。



翌朝、更にお部屋を案内して頂けた。
玄関のある棟は、明治時代と最も古い棟。


階段を上がると、玄関の真上の部屋は、広々として装飾も豪華。
こちらは人気のお部屋だそうで、指定される方も多いのだとか。





雨戸を開けてくださったが、解放感いっぱい。
低すぎる手摺が怖いくらい。









こちらから増築された棟へ。


廊下のデッドスペースにこんな洗面台。


こちらのお部屋、窓の下部は無双窓になっていて、風通しもよさそう。





三間続きの大広間も見せて頂けた。
欄間や組子細工が凝っていた。













館内ツアーを一通り楽しませて頂いた後は、朝の散策へ繰り出した。

つづく・・



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2025年あけましておめでとうございます

2025-01-02 | ブログ





2025年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

自宅で家族とふるさと納税で選んだおせちをつつきながら
今年も穏やかなお正月を迎えることができて感謝。
今年は洋風、肉系多めのおせちが家族には好評で食べ応えあった。
もはやお節料理とはいえないお節かも?!
2日は、恒例の家族で実家へ。常日頃訪れてはいるが、お正月なので家族皆揃って両親と会え、ゆっくりできたのはよかった。

今年も、去年に続いてヨーロッパ第四弾のタイル&建築旅へ行きたい。
そのためには、さすがにもう少し英語をなんとかしないと~と;
言葉がもう少しできれば、更にもっと旅も深まるはず?!
既に諦めモードだったけど、去年出会ったベルギーの友人も日本語の勉強を始められたので、今更ながら私も少しがんばってみようかな。
と思うように。

そしてDoorsの第二弾として、一昨年に訪れたハンガリー&チェコのドア編を作りたいな。パソコン操作を忘れないうちに・・もう忘れてると思うけど;

後は、ヨーロッパへ行って一日中歩き回れる体力を維持するべく、日々鍛錬を積みたい。

今年も様々な体験をして、良いものを見て、自分の中に蓄えつつ、
秋の個展へ向けてのタイル作りに生かしていけたらと・・
そして今年もブログにできるだけ記録を続けていきたいな。



お正月恒例、今年も頂いたが使わないカレンダーで封筒を作る儀式を行った。



イラストが素敵だというのもあって、お正月早々、再びXでバズってしまった。



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今年を振り返って2024

2024-12-31 | ブログ




タイルだけでなく、町歩きの中で、多種多様なアール・ヌーヴォー建築を巡り、ドアやドアノブを採集。パソコン苦手な自分にとってはハードルが高かった扉の写真集「Doors~ベルギー&フィンランド編」を自作できたこと、自分の旅の一部を形に残すことができてよかった。

秋には、二つのタイルの個展を開催。
関西まではなかなか来れないといった方々にお越し頂け、お会いできたのはうれしかった。
今年もリピーターの方や初めての方など、多くの方々と出会い、
充実した時間を過ごすことができて感謝。
テーマを変えて直近で二つの個展というのは、なかなか厳しかったが
何とかやり遂げることができてよかった。

その他のおでかけでは、
1月は、益子や笠間などへやきものの旅に出かけた。
ご縁あって、ホテル富貴さんでの見学をさせて頂けた。昭和レトロなインテリアとモザイクタイル満載のホテルを堪能。(2月も→☆
4月は多治見へ。タイル商社さんタイル製造の現場へお連れ頂けるという貴重な体験ができた。
9月は、茶嘉葉さんでの個展で、週末に二週に渡って在廊。在廊時間以外は、東京建築&タイル巡りも楽しんだ。
11月は、今年で営業終了する学士会館でのオフ会に参加。
又、こだんさんの銀座での個展へ駆けつけ、更に千葉のタイル尽しの宿、大屋旅館に宿泊

今年は東京に縁があって、秋に数度足を運べたし、京都建築祭、神戸建築祭へも1日ずつ参戦できた。
特に秋は、建物イベントなどに追われて、自転車にほとんど乗ることできないまま秋が終了。(琵琶湖一周亀岡紅葉ライドくらい)
十数年来続けてるバドミントンは、週二のルーティンとなっていて、心身の健康を保つには必須で、助けられることが多々あった。
今年もやや慌しかったが、作ることと、観ること、観たもののアウトプット、家族や友人との時間、体力維持、とバランス良く一年を過ごすことができた。
やはりバランスを大切にしたいと思う今日この頃。

歳をとったからか、自分の記録を残しておきたいと、より思うようになり、楽しい活動の記録のみだけど今年もブログに残すことができてよかった。(載せきれてないものも多々だけど)
Xインスタなどは、日々、自分の見たものを魅力的に伝える訓練としても、タイルの個展へ向けての宣伝ツールとしても楽しみながら活用できた。又、様々な方々と知り合うきっかけになるのも有り難い。
年末には、「今年出会った素敵なドアたち」で万バズを体験し、その時に宣伝した、ドアの写真集「Doors」もいくつかまとまって売れたのもうれしかった。

12月から社会人2年目の息子が一人暮らしを始めたが、何とかやれてるようで、
年末年始は戻ってきていて、とりあえずは今年も家族両親皆、無事に年を越せそうでよかった。
今年も様々な場面でお世話になった方々に感謝します。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。




今年出会った素敵なドアたち

今年出会った素敵なドアノブたち

今年出会った素敵な引手たち

今年出会った素敵な郵便受けたち






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東京建築&タイル巡り【立教大学聖パウロ礼拝堂&こだんみほさんの個展「タイル物語」】

2024-12-27 | 建築巡り・街歩き【その他】
この秋は東京行きが続いたのだけど、こだんさんの銀座での個展「タイル物語」は
ぜひ見に行かねば~と、再び東京へやって来た。


夜行バスで新宿に降り立ったので、前回も見た西口のタイルを再び・・
今回、この濃い赤のタイルのある壁面を発見。
赤とほんのりピンクのバランスが良いな~


手摺の笠木にはどっしりとした分厚い陶板。


この「く」の字の開口部のラインが好き。


新宿三丁目駅には、山本容子原画のアリスのティーパーティーのモザイク画
があった。



山本容子の銅板画がそのままモザイク画になったような、やわらかいラインのモザイク画。


個展は、12時からだったので、時間までにまず訪れたのは、
立教大学新座キャンパスにあるチャペル。
おすすめ、と教えてもらっていたので、やって来た。
ちょっと遠いな、と思っていたら埼玉へ進入していた。


立教学院聖パウロ礼拝堂は、1963年にアントニン・レーモンド設計により建築。


放物線を描くようなアーチが連なる外観。


各アーチの中にはステンドグラスが入れられ、
木をかたどったようなデザインに見える。
HPによると、ノアの箱舟を上下ひっくり返した形が基本デザインと伝えられてるそう。


聖堂内へ入ると、アーチが交差し、両側に入るステンドグラスから
光が差し込み明るい聖堂内。


外側からはわからない、色とりどりのステンドグラスが美しい。






ステンドグラスは、ロクレールのようだった。
この教会の雰囲気にぴったり。


厚みのあるガラスの塊を通す光





後方には、放物線のアーチに沿って設置されたブルーのパイプオルガンが存在感を放つ。


コンサートも度々開かれているそうで、この日も奏者の方が練習されていて、
礼拝堂内にパイプオルガンの音色が響き渡っていた。








チャペルからチャペル会館へは、五角形の回廊でつながっている。


その中庭には、ベルタワーが聳え立っていた。



新座キャンパスの聖パウロ礼拝堂を見学後は、一路銀座へ。
ひぐちゆうこさんの絵、GUCCIにも採用されてるんだ?
この世界観好き。




資生堂銀座ビルはアルミシェードがおしゃれ。




そして、「銀座画廊美の起源」で開催中のこだんみほさんの「タイル物語」へ
一番乗り。


今回の個展に繋がられた、前回の特別賞受賞作品「京極湯」
銭湯の床面に差す一筋の光。光と影の中に浮かび上がるモザイクタイルたちのリアルな世界、こだんさんのタイルへの情熱のこもった作品にうなってしまう。


鳳明館や森川別館のモチーフを取り入れた河童とモザイクタイルを描いた作品。木目がくっきり現れ、エイジング加工されたギザギザの額もおもしろいな。



作品にはひとつひとつ物語がつけられていて、お話に惹きこまれながら、
モチーフになったタイルの実物写真などと一緒に見れるのもうれしい。


横長の扉を額に見立てて描かれた「龍宮」
細かく描き込まれた水辺の生き物たちとモザイクタイルの競演が美しい。
扉の金具も素敵。


天水湯に使用されているという家をモチーフにしたフランス人、ロジャーキャプロンデザインのタイルが可愛く、額ともマッチしていて素敵。


キラキラと光っていたのは、蜘蛛の巣をイメージした糸。糸にレジンを初めて使用されたという作品。



箱ものは、外だけでなく、内側にもびっしりと描き込まれているという力作。


お花のモザイクタイルをモチーフにした体重計をイメージされた作品。
モザイクタイルの色やデザイン、額の雰囲気共々最も好きな作品。
作品は、まだまだあったがこれくらいに・・

長居させていただいて、こだんさんの作品をじっくりと堪能して、お話もでき、幸せ時間を共有させて頂けてとてもうれしかった。


この後は、新橋駅から千葉へ向かうことに。
この日はこだんさんの個展を言い訳?に大多喜の大屋旅館へ一泊することにしてた。


道すがらの窯変が美しいタイル。


新橋駅まで来たので、せっかくなのでニュー新橋ビのタイルを愛で、
ここでお昼ご飯にすることに。


階段ホールびっしりと凹凸感を出してタイルが貼られてる。


色違いの赤。


ブルーも。





エスカレーター付近のタイルは、ひし形と三角形の組み合わせ。
光沢があり、やや窯変がかったタイルが美しい。





壁面のコーナー部分は、粗めの重厚感のある役物タイルにうっとり。


ニュー新橋ビルで、むさしやという老舗洋食店のオムライスが食べたかったが
長蛇の列ができていて、断念・・
「肉めし岡もと」という店で、初めて肉めしなるものを食す。
大きな厚揚げもついていてボリュームたっぷりで美味しかった。
チェーン店のようだったが、大阪にはないお店。



千葉へ向かう新橋駅で、孔雀のステンドグラス。
明治5年に新橋~横浜間に日本で初めて開通した鉄道を記念して作られたものだそう。

つづく・・

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W大阪「LIVING ROOM」のアフタヌーンティー&ホテル見学

2024-12-25 | 建築巡り・街歩き【大阪】

娘と共通の友人リクエストにより、W大阪のアフタヌーンティーへ行くことに。
W大阪、初めて足を踏み入れた。
建物は、2021年安藤忠雄監修の元建築。
黒いガラスに包まれた外観はクールな印象。


入口のドアが開くと、目の前にトンネルのアプローチが開けた。
季節によりライティングの色が変わるようだけど、この日は真っ白。
クリスマス、冬のイメージかな。


4階までは、宿泊者以外も見学OKとのことで、
1時間くらい早めに着いたので、時間まで見学させて頂くことにした。


1階から2階へ続く階段。
うっすらピンク色の階段、ライティングかな?と思ったら、ピンクゴールド?のポールがライン照明に照らされて色を発してるようだった。



中央にも照明がいくつか集まっていて、その影が天井にも床にも放射状に広がっていてきれい。










2階に上がってくると、ピンク色のライン照明が、天井のギザギザに合わせて
周囲に巡らされていて、ピンク空間が広がる。
大阪らしく、エネルギッシュな空間。


コロンとしたソファもピンク色で統一されていた。
2階にはチャペルや宴会場もあるようだが、この日は、ちょうど結婚式で使用中の為、見れず。



エレベーター内部は、ピンクの光線が走る。




3階は、この日アフタヌーンティーを頂くロビー&ラウンジ「LIVING ROOM」がある。



3階は祭をテーマにデザインされていて、提灯をかたどった照明が並ぶ。
各階の内装は、オランダのコンクリート社が手がけたものだとか。
なんだか見たことのないようなデザインが衝撃的・・



とにかく照明がユニークで、ネオンのようなライン照明がランダムにぶら下がる。








カラフルなこけしが並ぶコーナー。
これらのこけしは、多様性を表していて、W大阪でも多様性を認める取り組みをされているのだそう。
スタッフの方々は、ちょっとした質問にも丁寧に応対してくださった。


3階には、もうひとつのレストラン「Oh. la la..」があって、
アプローチの円形の照明がとても可愛かった。









お手洗いへの通路の壁はギザギザ。
こちらはカーテンではなく、壁面までもがギザギザになっていた。
上はカーテン。



ギザギザ壁。



トイレのサインもライン照明で表されている。



お手洗いの中も輪っかのライン照明が下がっていて、ピンク空間が広がる。


鏡も円形で丸いライトがかわいい。











そして4階へ。
4階は、スパやプール、ウェットバーなどの施設がある。
スパの係の方が、丁寧に案内してくださった。
4階のデザインコンセプトは日本の銭湯をイメージしているということで、
タイルがふんだんに使われている。







なんと、期間限定のスケートリンクも。


プールやスケートリンクからそのまま利用できるウェットバー。
こちらは、ブルーのタイルがきれい。
スパの受付にいた方が、丁寧に施術室など4階を隅々まで案内してくださり、


更に2階のチャペルまで案内しようとしてくださったが、やはりまだ使用中だった。
チャペル前ロビーの天井がこれまたユニークで、シャンデリアもおもしろかった。


そして、アフタヌーンティーの予約時間になったので、3階の「LIVING ROOM」へ戻る。
ソファは、レインボーカラーでコーディネートされていてとても華やか。




案内されたブルーのソファ席から。



奥には、パーティスペースもあった。


そしてボックスに入ったお菓子が運ばれてきた。
カバーが取られると、思わず歓声を上げたくなる可愛いお菓子たちが並んでた。
蝋燭やプレゼントなど、それぞれクリスマスのモチーフをイメージしてるみたい。



お皿に取り分けて。
見た目だけでなく、さすがにお味もしっかり美味しかった。



セイボリーも充実。
サーモンのベーグルなど。



  1. 2時間、ゆっくりとお話しながら、お菓子を味わい、非日常空間を楽しんだ。















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久しぶりのUSJ【ハリー・ポッターエリア他】

2024-12-24 | 建築巡り・街歩き【大阪】

ランチの後は、ミニオンパークへ。
バナナのフェンスがかわいい。


こちらのエリアは、カラフルでかわいいおもちゃのような建物がいろいろ






その後、スヌーピーにも遭遇。


サービス精神旺盛なスヌーピーだった。



モンスター・ロックンロールショーを見る。


結構見応えがあってよかった。
屋内でのショーは、他にも名探偵コナンと、シュレック4Dアドベンチャーも見れて充実。


キティちゃんのストロベリー風味のチュロスをおやつに。


そして要予約のスーパー・ニンテンドー・ワールドへ。


こちらもカラフルなゲームの世界。


ゆるめの乗り物に一つ乗って、人が多かったので早々に退散。



パーク内では、こんなメキシコっぽいタイルも見つけた。


こちらは、フードスタンドに貼られてたタイル。
全体的にタイル度は低めだったが、ちらほら見つける。


そしてハリーポッターエリアへ。


こちらのエリア、ほぼほぼ建物がモルタル造形でできているようで、
石積みにしても、お城周りの岩山にしてもとてもリアル。



お昼のホグワーツ城。
夜間は、これが七変化。




この建物の石積みもほんとにリアル。


お菓子屋さんのショーウィンドウにワクワク。


内部は、お土産屋さんになっていたが、お菓子のディスプレイが可愛かった。










鋳物の看板もそれぞれ素敵。
カフェの看板は、ティーポットとティーカップ。


お花屋さん









ハリーポッターエリアのショップは、内装がいろいろ凝っていておもしろかった。
こちらのお店、宇宙のような演出。



ホグワーツ城の手前にある湖



名物「バタービール」を飲む。
アルコールは入っていない甘い飲み物だけど、美味しかった。


ハリーポッターのアトラクションが、混んでたので、
後ほど日が暮れてから再びやってきた。
プロジェクションマッピングも、昼間のお城の雰囲気とは又違って良い。





きれいだった~
アトラクションもさすがに、日中ほど混んでなくて、スムーズに乗れた。


期間限定で、お城内の見学もできるようになっていたので、
アトラクションとは違う入口から再び入場。




肖像画がぎっしりと掛かる部屋。





ステンドグラスも。


前後するが、夕暮れのパークの風景。



日の暮れかけに見るネオンサインがきれいだな。






そしてクリスマスツリーも、日中の雰囲気とは違っていて煌びやかだった。







前を通る度、結構な頻度でやっていたマイメロとクロミちゃんのライブに
娘共々ハマってしまい、最後はがっつりショーを鑑賞。




最後、出待ちまでするくらいになっていた。


夕ご飯代わりに食べたクリスマス限定フードの
チーズフォンデュドッグ~キャラメル&メルティバターも
かなり美味しかった。


伊藤ハム提供なだけあって、ソーセージのプリプリ感が最高でかなりの満足感あり。
チーズがとろとろで、食べにくさ極まりなかったが、使い捨て手袋まで付けてもらえて手を汚さず食べれた。


このツリーもきれいだな。


一足早くクリスマス気分を味わい、丸一日遊び尽くした久々のUSJ、楽しかった。







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久しぶりのUSJ【ニューヨークエリアの建物巡り】

2024-12-23 | 建築巡り・街歩き【大阪】

引き続き、娘が絶叫アトラクションに乗ってる間にニューヨークエリアを回る。
1930年代のニューヨークの町並みが広がり、この辺りは下町の雰囲気。


煉瓦造りの建物が立ち並び、裏通り感たっぷり。





エイジング塗装の真骨頂のような扉。



エイジングなのか?自然風化なのか判別つかないような金物なども町並みになじんでる。


細工のとても凝ってるドアノブ。
鳥や竹などがモチーフで、東洋的な味わいがある。


郵便受けもお揃いのようで素敵だった。


これらの縁取りの石は、モルタル造形で造られたものだなあ。


玄関周りの柱や扉、窓枠の古びた演出も完璧・・




裏通りには、散髪屋さんもリアルに再現されていた。



ホテルを模した建物もセットファサードなのだけど、


建物前床面には、まるで地下室があるかのようにこんなガラスブロックまで
再現されていた。







ホテルの並びは銀行。



こちらのドアノブも素敵。


かわいい面格子。






ドアにつく郵便受けも真鍮の凝ったデザインのもので、
このデザインは、数か所で同じものが見られた。



扉のデザインや色が変わると、また違ったものに見えるのだけど。



郵便受けは、同じものが使われてる箇所が多かったが、
ドアノブは、かなりのバリエーション。
こちらも緻密な装飾が入ってる。
アンティークのものを使っているんだろうか?













シンプルなドアノブと郵便受け。


アイアンのフェンス






玄関先には靴の泥落としまで再現。



ふさがってるけど、床下換気口のグリルも。



煉瓦造りの建物の入口をくぐると、中はトイレに。


トイレのタイルは、白いタイルを基調に、どこも大体こんな組み合わせで統一されていた。



タイルマニアとしては、トイレ毎に違ったタイルで演出して欲しかったけど・・


ここは、ファサードとショーウィンドウだけが再現された建物。


イルカのステンドグラスが何パターンか入れられていて、可愛かった。



内側にも


貝のレリーフの入ったタイル発見。







扉のステンドグラスからドアノブまで、作り込まれている。




ポーチの天井を見上げると、天井装飾まで抜かりなく。



そのままレストランになっている建物もあり、ファサードだけなのか、
内部も使用されている建物か、ぱっと見にはわからないくらい。










ちょうどミニオンのパレードに遭遇。
めちゃかわいかった。





そして娘と合流。
レストランが混まないうちに早めのランチを食べようということに。


娘のリクエストでハピネスカフェへ。
クリスマス・ミニオン・ワッフル・チキンプレートを。
チキンにボリュームあった。

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