m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

常滑・喫茶壺&最古のクリンカータイル他

2022-05-12 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
ヒルズハウスセカンドへ宿泊した翌朝、東窯工業見学会準備9時待ち合わせまでの間モーニングと街歩きに出かけた。


東窯工業で見つかったモザイクタイルの貼り板にありそうなデザイン。


ここも通る度につい撮ってしまう、可愛い陶板が入った店先。




「常滑キネマ」のウィンドウのある家。





食堂の玄関周りには玉石タイル。




側面にも大判の渋いタイルが貼られてた。


玄関周りのタイルと穴あきブロックがいい感じの民家。





前日に、東窯工業に出張に来て頂いていたとこなめ陶の森の学芸員さんに
真福寺に最古のクリンカータイルがあるというお話を聞いていたので、立ち寄った。


本堂前に敷かれていたこのタイルかな?!
花模様と唐草模様が合わさったようなちょっと複雑な模様。
明治20年代に試作品として、山下成一により作られたというクリンカータイル。


雨水をを受ける天水桶は常滑ならではの陶器製。


角がアールの窓がポイントになったタイル貼りの民家も。


白いタイルに、濃紺のタイルが素敵な取り合わせ。


ガラスブロックの衝立と赤いタイルが個性的な玄関。


そしてこの日、モーニングに訪れたのは喫茶壺。
朝早くから開いてるようだったのでチェックしていた。
名前のごとく大きな壺が目印。


伊奈製陶から譲り受けたという看板代わりの大壺がすごいインパクト。


入口が2か所あって、こちらが正面玄関?
ワイングラスのような形のウィンドウに、


ここにも壺が飾られている。


店内へ入ると、朝早くから常連のお客さんでいっぱいでにぎわっていた。


こんな天井照明も初めて見た。
丸太に囲まれた照明。






オリジナルで焼き付けてもらったという常滑焼のタイル。


壁付けのバラの花模様が入ったピンク色の照明もかわいい。


そしてモーニングはサンドイッチもついていて、なんと430円。
ちなみに駅前にも壺の支店があって、そちらはサンドイッチは付いておらず400円だったとか。
いずれにしても安い。



お手洗いの壁も渦巻文様が描かれたイナックスのタイルが貼られてた。
お店は昭和47年オープンだそう。
ゆっくりモーニングを食べて、お断りを入れて写真などを撮らせて頂いてる間にも、常連のおじさんたちが入れ替わり立ち代わり入ってこられていて
地域の人たちに愛されてる喫茶店なのだなということがわかった。


喫茶壺から東窯工業へ向かう途中にも天澤院というお寺があり、


その境内にもこのような龍の姿のレリーフのついた天水桶を見た。





ライブミュージアム近くにはやきもの工場をリノベーションした
ハンディクラフトショップがあった。
まだ開店してなかったが。



今回は朝と夕方小一時間ほどの町歩きだったが、いろいろ楽しめた。

以前の常滑の町歩きはこちら↓







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常滑・バー&ビストロ共栄窯他

2022-05-11 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
常滑での晩ご飯に訪れたのは共栄窯。
明治時代から土管を焼き続けてきた窯の中で食事ができるというのを知り、
行ってみることに。


お店の前には窯道具や煉瓦などさまざまなやきものが埋め込まれていて楽しい。




入口の扉がとても変わってた。
古材の扉を用いて、更に一ひねり?上から漆喰のようなものやコケのようなものを塗って、風化したような趣になっていた。


店内へ入ると、煉瓦積みの窯が現れた。
倒炎式角窯といわれるもので、昭和29年に再築窯され、
昭和46年まで土管を焼成していたものだそう。


事前に伺うと、ディナータイムは窯内は喫煙可のテーブルになるようだけど、
せっかくなので、窯内で予約。


テーブル席が数席あり、カウンター席が窯の内壁に沿って並んでる。


窯の内部の壁は長期間に渡って土管を焼成する中で釉薬や塩などが付着し、
煉瓦がガラスコーティングされ独特の景色が生まれてる。
バー&ビストロなんて、うってつけの雰囲気。


間接照明がとても効果的。





オレンジがベースの飲み物に



アヒージョ、そしてパスタを。


夕方、東窯工業を出てから共栄窯へ行く道すがら見たものいろいろ。


土管と植物の競演。


常滑の道を歩くと、いろんな窯道具ややきものを再利用した場面に出くわす。
穴の開いた平たいブロックが積み上げられた塀。
工場の入口付近だったので、こちらの工場で作られていたものだったんだろうか?


土手にもぎっしりときれいに積み上げられていた。


コンクリートの中に埋め込まれた土管や壺も。


こちらも塗り込め系。


渋いスクラッチタイルの塀。


錆びたトタンが素敵な風景もいくつか見た。





蔦が絡んだ真っ赤な扉。



通り道で次々と発見したさまざまなデザインの穴あきブロック。
常滑ならではなデザインいろいろ。



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常滑の風景

2022-04-25 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

東窯工業見学会準備前後に、ホテルへの行き帰りで見た常滑の風景いろいろ。


ドーナツ状の窯道具?が再利用された壁。


陶板が下見陶板貼りのように貼られてた。


陶板には、何か文字が入ってておしゃれに見える。


常滑西小学校のインパクトのある壁。


陶器のドット絵で描かれてるのだ。


立体的な陶器のマス目に白と紺の釉薬の色の面積の大小で表されてるのだけど、
近寄って見ても面白い。


これが遠目で見ると、写真のように見えるのがすごいなあ。


この日の宿は、HOTEL R9 The Yard常滑。一棟独立のコンテナホテル。


外観はこんな感じだけど、


扉を開けると、普通のホテル並みの快適さ。


コーヒー、朝食は無料サービス。


朝食は、なんと冷凍食品。
部屋の電子レンジでチン。
パスタやピラフの類が数種類から選べる。
ちょっと味気ないけど、合理的。
無料だし、、


翌朝は、再び歩いて、東窯工業へ向かった。


この年季の入った倉庫らしき建物は何だろう?


常滑らしい土管塀。


ここの塀は土管&煉瓦&瓦の競演が見られた。





このギザギザに刻みが入った筒はなんだろうか??


わー、可愛いお店が、、
カフェ&ギャラリーのよう。


アプローチの地面に埋め込まれた細かいつぶつぶが気になって、何かの転用か聞いてみると、魚をとる網のオモリだそう。



この小さい穴にも埋め込まれてた。







外壁にうろこのように貼られてた陶板が
ユニーク。


建物は広い敷地に点在していて、こちらが草餅カフェにざまつ。


この時は、時間がなかったので、お店を見せて頂いただけ。
古民家を改装したカフェ。


上から吊るされた苔玉が涼しげ。


床も腰壁もモザイクタイル貼り。


床のタイル。


おしゃれな塀。


この塀も素敵、、


更に歩いて、、
ここの並びのお店も興味深い、、
まだ朝早かったので閉まっていたが。









この辺りからやきもの散歩道に入れそうだが、ここは、寄り道せず


井戸があった。
大きな土管?が使われてる
縁に模様が入ってる。









ここの右手のお店、侘助では何度かランチをしたことあるなあ。
早朝なので閑散としてる。


地面に埋められたやきもの。


地面に埋め込まれた陶板たち







手洗い場に可愛い狛犬。


旧美容院のモザイクタイル。
白とグリーンの市松模様がさわやか。


目的地まで普通に歩いてるだけでもさまざまなやきものと遭遇するのは、やきものの町ならではで楽しい!

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東窯工業(旧杉江製陶所)見学会

2022-04-18 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

月兎社主催の常滑の東窯工業(旧杉江製陶所)見学会にお手伝いとして参戦してきた。
加藤郁美さんのご尽力と、東窯工業さんのご厚意で実現した見学会、タイルと共に過ごせた夢のような2日間だった。

私が最初に東窯工業さんへ奇跡的に導かれたのは2016年の12月のことだった。その時の衝撃体験!?を綴った記録はこちら→

この時に親切にタイルを見せてくださり、お話を聞かせてくださった社長さんが、2年前にお亡くなりになり、当時操業されていた砥石工場をたたまれるということに。


今回、社長さんの奥様や現社長の娘さんとお話をさせて頂き、
当時社長さんが、こちらの事務所のタイルに導かれた?お客さんを喜んで応対してくださっていたというお話を聞いて、うれしく思った。


オーナーの杉江さんご一族には、見学会の前々日から、床などをきれいにお掃除していただき、迎えて頂いて、本当に有難い限り。
当日は椅子やテーブルを移動させると、床のタイルがどどーんと広範囲に表れて、写真も撮りたい放題、タイル好きにはたまらない至福のひとときを味わえた。


カラフルな菱形のグラデーションが美しいデザイン。


はっきりした色合いの組み合わせがモダンなもの。


大中小の杉の木の組み合わせをモザイクで描いたデザインは、杉江製陶所時代のマークで、


タイルの刻印としても使われていたよう。


大柄な花を描いたものもあれば、


卍をつなげたような迷路風モノトーンのデザイン、


こちらはよく見かける縦長のモザイクを二つずつ組み合わせた市松模様のもの。



このカラフルな色合いのものも何度か見かけたことあるなあ。






六角形の角に花のようにデザインされたものもかわいい。


 

倉庫の中にも中央にワンポイント的に入るデザインのものが潜んでた。


京都の石田愛商店などで見たことのあるデザイン。
このパターンのみ倍の大きさで貼られていたのは、人気のデザインだったのかな?


残されていた杉江製陶所の床のモザイクタイルのパターンのカタログ。
こちらには実際に貼られていた見本のタイルが多数載っていた。
(見学会の加藤さん制作のブックレットにはこちらのカタログ全ページが掲載)


そして、金庫が置かれていて今まで隠れていた場所から、床にはこのようなタイル、壁にもまたまた素晴らしいデザインのものが出現した。(本間さんのチームが強烈!に重たい金庫をどかしてくださいました)


一パターンのタイルを複数組み合わせてデザインされたタイルは
今まで見たことのないようなもので、モダンでとても素敵。
色味も渋くていいなあ。
石膏か何かで型を起こしたものだろうか。
ラインがくっきり深く彫られていて、釉薬が塗り分けされている。
地模様に布目もついている。
同じデザインのタイルを作ってみたいな、と思った。


同じく金庫に隠されていたところには、豊かな色味や窯変を持つ施釉タイルがびっしりと。
美しい~~


同じく腰壁には、床の無釉タイルに対して、釉薬の美しさが際立つ施釉タイルがさまざまに貼られている。




網代の役物タイルも。





事務所のひとつ奥の部屋は、主にクリンカータイルの見本部屋になっていたようだ。
ポピュラーなパターンのものから、


斜めにラインが入ったシンプルなもの


クリンカータイルに模様をつけるローラーも出現。
型でなくローラーで模様をつけてたんだなあ。
ものすごく重いものだった。


そして腰壁にはスクラッチタイルまで。


スクラッチタイルのバリエーションやぶつぶつした型押しタイルも。


更に奥にも部屋が存在した。
こちらの部屋は、初めて立ち入らせて頂いた。
調合室として使用されていた部屋のようだ。
天秤や鉱物?などがテーブルの上に置かれ、まるで調合途中で時が止まったままのよう。


ガラスケースの中には、ラベルが貼られた瓶が並び、


棚にも名称や記号のようなものが書き込まれた缶類が並んでいた。



そして、杉江家の皆さまの献身的なお掃除により、新たに出現した床のタイル。


入口近くに貼られた網代状のレリーフタイルや、


一枚一枚の窯変が美しいタイル。
撮影前に更に水拭きすると、タイルの艶やかさが増し増しに!
美しすぎる~~


この飴釉の窯変も最高!


少し濃いめの茶色のものも、端々が青白く窯変していて、
どれもこれも目が離せない。





辰砂釉も深い赤が神秘的。


タイルというのはやはり100年近い時を経ても色あせない美しさを維持するものなんだなあと・・
事務所内のさまざまなタイルを見るうちに、
あらためて、杉江製陶所時代にはデザイン性や品質共に高度な技術で、目にも美しいタイルが作られていたのだなということがうかがえた。


敷地内の工場へも、娘さんに案内して頂いた。
入口に近いこちらの建物は近年まで砥石の製造で使用されていた。
建物前には焼成に用いる窯道具のサヤが積まれている。





工場内には大きな窯が。
高温で焼き、じっくり時間をかけて冷ますという方法でつくられていた砥石
はトンネル窯でつくられるものより焼きムラが生じにくく硬く高品質なものが生まれるという。





べんがらで赤く染まった建物があるのは、砥石の色付けにべんがらが用いられていたから。


べんがらを扱っていた工場内へ足を踏み入れると赤く染まった工場内が幻想的だった。


外から差し込む光が赤い構内を照らし出す。










赤大工というのがべんがらで、砥石の原料にはボンドも用いられる。


こちらの建物には試作に使用されていた小さな窯がある。


神棚が据え付けられた建物も。


蔦に覆われた煙突。


ほぼ骨組みだけが残されているような建物も。



構内には窯は6基あったそうだが、その中でも最も大きな煉瓦積みの窯。



煉瓦積みの窯があった建物は一度火災にあったそうだが、なんとか消し止められ、焼け落ちることなく、その後も使用されていたという。
建物には、木材に煤けたような跡が残っていて、すごい迫力だった。





配電室。




材料の粘土を寝かしていたというプール。


攪拌するボールミルという機械。
石をいれて原料の粘土を細かく砕く。



土を細かく砕くためにいれるアルミナと呼ばれる石。(白い方)
硬度が高いものだそう。


大小二つの煉瓦の窯が並ぶ夫婦窯は、一つの窯で焼成している間に、
その熱で、もう一つの窯で素地の乾燥を行うという合理的なもの。


夫婦窯とは少し離れたところにある煉瓦造りの立派な八角形の煙突。これほどの規模の八角形の煙突は、珍しいのだそう。
煙は窯からは地下を通って煙突までやってくる。





建物に入る窓にはさまざまな型板ガラスも使われていた。


菊や銀河なども。





事務所のタイルも工場も見どころいっぱいで、あらためてこのような機会を設けて頂けた杉江家の皆様に感謝した。

見学者の方々からもご満足されたと、たくさんのよいお言葉を頂けて、杉江家の皆様も最後にこういった機会が持てて、
生前、お客さんを歓迎されていたお父様も喜んでいるのはと、話していただけたのが印象的で、こちらもとても幸せな気持ちになれた。
本当に良い体験をありがとうございました。



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土岐のタイル巡り

2022-03-08 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

前日は多治見のモザミューから土岐にやって来て宿泊。
10時にお約束したケラモスアートさんのギャラリーに行く前に、ホテルで貸してもらったママチャリで散策。


タイル貼りのクリーニング店。


丸太っぽい模様の入ったタイル。


焦茶の濃淡タイル。



こちらは元スナックの入口周り。


貼り方が独特。
凸凹感がおもしろい。


角の部分もこんな感じ。





「待屋」という喫茶店でモーニングすることに。


卵サンドのモーニングを。
コーヒーはポットに2杯分もうれしい。


土岐川の土手


セラトピア土岐の玄関ホールには、大きなスケールの陶板があった。





何屋さんだったか?お店の店先に埋め込まれた陶片。


元クリーニング店?の廃店舗には玉石タイルの腰壁。



グリーンのタイルで縁取りされてる。



住宅の壁面に貼られてたタイル。
かすかに中央が上下に膨らんでる?
ひょっとしたら錯覚タイル?と思ったけど、


寄ってじっくり見たら、やはり中央部分が膨らんだタイルだった。
珍しい〜初めて見たかも。


このタイルも真ん中がふっくら。


民家の玄関先に敷かれてたタイル。



粗目の土に渋い色合いのタイル。


こちらは凸凹した感じがプリントで表されてるのが面白いタイル。


タイルに囲まれた建物を発見。
隣向いの建物から出てきた方に伺うと、陶器商会のショールームだったそう。


ミントグリーンのモザイクタイルが貼られた柱。


両脇の腰壁には、発色がきれいな布目のボーダータイル。



玄関ポーチはブルーと白の市松模様。




両脇にあった窓周りにもタイルが貼られてた。



ショールームの後ろには、事務所棟が続いてる。



事務所の腰壁は茶系の型押しタイル。


更に続く建物の玄関ポーチのタイルも渋い。


ひとつの建物に何種類ものタイルが使われてるのは、タイルの町ならではで楽しい。


「山豊陶器株式会社」と陶器の看板。






お花付きのベランダフェンスが可愛い。


ケラモスアートさんの見学の後は、土岐市美濃陶磁歴史館へやってきた。
特別展の「小山富士夫と美濃」を鑑賞。



美術館へのアプローチもタイルでデザインされてる。


扉の引き手ももちろんやきもの。


エントランスには、こんなタイル壁面。



縦に貼られたボーダータイルに、小花のタイル。


展示室の扉の引手も色違いの陶器製。



美濃陶磁歴史館のそばには巨大な登り窯があった。



階段状に連なる連房式登窯では、茶道具、懐石道具、文房具などの
多種多様な織部製品が生産されたそう。

これにて、多治見&土岐の旅は終了。
やっぱりやきものの町の町巡りはワクワク楽しい~
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多治見のタイル巡りその三

2022-03-04 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

多治見の続き、、
土岐川沿いにあるカフェノイへ。
こちらもまだ入ったことがなかったので、一休みにお茶しに立ち寄った。


入口周りには縦長のグレー系のモザイクタイルが貼られ、ガラスブロックが入っている。



グレー、ブルー、白、黒とさまざまな色が重なり複雑な色合いを見せるタイル。



角の丸い大きな窓が明るい店内。



温かいチャイを頂いた。


カフェのすぐそばにあるこちらは元演劇場として建てられた建物。


玄関ポーチに立つ光沢のあるモザイクタイル柱。
レストランや、英会話教室などが入ってる。



お手洗いに入ると、かわいい色のヘキサゴンモザイクが貼られてた。

橋の袂にもタイル貼りの欄干。


公衆トイレはモザイクタイルで彩られている。








窓だらけのこの建物は写真館。


入口周りは、とても美しい宇宙?タイルが。


うっとりする美しさ。





色褪せ感が絶妙なシャッターの絵。


店先に敷かれたモザイクタイル。
大小さまざまな形のモザイク片。


アンティークショップ三角屋。



ここの軒周りのタイルもきれい。


明かりの灯った店内は、窓際に並べられたカラフルなガラスが光を通してきれいだった。


敷き瓦もあった。



更に奥にも、デッドストックの食器いろいろ。


ながせ商店街までやってきた。
元時計屋さんがリノベーションされて、ブック&カフェ、「ひらく本屋」と「喫茶わに」に。

元時計屋さんということで?階段に下がるシャンデリアは、メガネのレンズを再利用したものだそう。


階段の柱はタイル貼り


2階にあった書架(ディスプレイ棚?)はタイルで装飾されたものだった。


タイルは、市民のワークショップで貼られたものらしい。




こちらは隣接している「喫茶わに」
夕飯が近い時間だったので、お茶は飲まず。





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多治見のタイル巡りその二

2022-02-28 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
多治見市陶磁器意匠研究所を後にし、モザミューへ向かう。
研究所向かいにあるタイルも味わいがあって大好き。


窯変具合がうっとりする。


玄関ポーチのタイルもひと癖あるタイル。


星ケ台運動公園の外壁には、陶板で抽象的な図案が描かれてる。



うっすらと織部釉がかかる。

この辺り、登り坂でやたらとしんどかった、、こんな所に来てまでヒルクライムか〜と思ってたら、なんと借りた自転車が電動だったことに気付き慌てて電源入れた。この後急な下りもあり、、
駅から直でモザミューだと平坦のようだが、陶磁器意匠研究所経由だと一山越さないといけなくなる感じ。


星ケ台保育園の看板もモザイクタイルでできていた。
さすがにタイルの町。あらゆるところにタイルが用いられてる。


夜空に浮かぶ月と星がイメージされてるようで、青のグラデーションがきれいだった。





細かめのマーブルタイルが貼られた元店舗?




ガラスブロックとモザイクタイル。


カフェの入口壁面にはブルーがさわやかなモザイクタイル壁。


長さも大きさもマチマチ?!手でランダムに千切った感のあるタイル。


こちらも前回発見した元理容院のタイル尽くしファサード。


出窓の下部にも丁寧に貼られたモザイクタイル。


玄関ポーチは立方体に見えるモザイクタイル。


モザミューに到着〜
広場に自転車止めて。
こんな手洗い場があった。


オレンジっぽいベンチ。


こちらはスイカ。


モザミュー後は、再び多治見駅へ向かいつつタイル巡り。


いつも立ち寄ってしまう「しあわせなお家」は昭和20年代に建てられたモザイクタイルの貼り場だった建物。
DIYで改装し、活用されている。


外回りには、貼板にならべられたタイルがディスプレイされていて、見飽きない。


このパズルモザイクも一見複雑に見える。




モザイクタイルシンクも。
レトロなタイルの組み合わせがかわいい。
シンクはこちらで制作されていて、
メルカリでも販売されているようだ。


足元のタイルもいいなー





隣の建物もスクラッチタイル貼り。


この後、モザミューでも写真で見た笠原神明宮に山内逸三の神馬の陶壁を見に行ったのだが、、どこにあるか分からなかった;


途中で出くわした滝呂中央公園にあったアーチの門。


この門が味わい深かった。


所々織部釉が染み出したようにかかり、


そのアーチの天井がとてもきれいな発色のタイルに覆われていた。


所々、剥がれかかっているのもよい感じ。


モザイクタイル画で表された小学校がずらりと並ぶ道があったり、


外回りがタイル尽くしに彩られた住宅もあった。


そのお家にはいろんなタイルが用いられていたが、こんなイルカのタイルも。

その三に続く、、




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多治見市陶磁器意匠研究所のタイル

2022-02-26 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
レンタサイクルで、多治見駅からタイル巡りしながら多治見市陶磁器意匠研究所へやってきた。
ここの外壁のタイルは、自分的に最高に好きなタイルのひとつ。



前回は休館日で開いてなかったけど、今回は開館していて、多治見のやきものの企画展と卒業制作展が開催中だった。


まずは外壁をじっくり愛でる。


グリーンを基調として、グリーンからブルーの濃淡や、グリーンから黄色みを帯びたタイルも所々に入れられていて、
それが絶妙な彩りに。



所々に白い陶板が入ってる。


同じような色合いのタイルも、よく見るとひとつひとつ表情が違い、やきものの美を感じる。


タイル壁を見上げる。
真っ青な空に奥行きのある色味のタイル壁が映える〜〜最高ー


正面玄関。



志野焼の扉の引手。



そして、前回は外からしか見えなかった、ロビーのタイルに対面できた。


これまためちゃめちゃきれいなタイルに吸い込まれそう。


トルコ釉の濃淡は、濃紺から薄い水色まで。


一枚のタイルの中にも、中央部の模様の凹みで濃淡がつき、


更にそれぞれのタイルが凹凸つけて貼られていて、より複雑な表情に。


2階展示室から、正面玄関を望む。


1階の男子トイレが、こんな辰砂釉のタイル貼りに。


辰砂の赤と洗面ボールの白の対比が鮮やか。


そして、扉の外からチラッと見えた副所長室のタイル。
受付の方に見学をお願いして見せて頂いた。


壁一面に貼られた大ぶりなタイルは、表面がガラス質で見たことのないような質感。


水色のガラスタイルが所々にアクセントに入れられている。


受付の方の話によると、ここの職員さんが作られたとか。


そして、受付の奥にチラッと見えたモザイクも見逃さなかった。
近くで見させてもらう。


マットな色の釉薬のタイルが、ランダムに割られて貼られていた。


グランド側からのタイル壁面は、色味は同じだけど、表とはまた違ったボーダータイルが貼られている。

とても発色がきれいな透明感のある緑。


もう一つの棟と下部にはこんな大きな陶板が貼られてた。





そして、、建物の外、低い塀には、モザイクタイルがずらりと。


多治見市陶磁器意匠研究所を大満喫!
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多治見タイル巡り他

2022-02-22 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

モザイクタイルミュージアムへ行く前、
多治見の駅北口に降り立つと、いつも出迎えてくれる公衆トイレ。
タイル尽くしで、柱から持ち送りまでが一体となり優雅なラインにうっとりする。



持ち送りの先端まで、丁寧にタイルが貼られてる。



その軒裏には、小花のタイルがびっしりと。



壁面のタイルもニュアンスのある地模様が入っている。そして真ん中には一列、ライト風の意匠の穴あきタイル。
後ほど見学したケラモスアートさんで同じものを見つけ、ケラモスアートさんで作られた物と判明。


中もタイル尽くし。
白の大きさがランダムなタイルに、真ん中にピンクのタイルが一列に入ってる。
男子トイレは、このピンクの部分が青になってる。

この後、予約していたレンタサイクルを借りに行った。
いつもはバスに乗るのだけど、バスの本数が少ないのと、寄り道しながらモザミューへ向かおうと思ってたので、今回初レンタサイクル。


着いたのがもうお昼だったので、まずは腹ごしらえに「コーヒー&スパゲッティK」へやって来た。
一度入ってみたいと思ってたお店。


外観も可愛い。
赤いテントの入口。2階にはアーチのついた窓。


2階の壁面には、6角形と正方形を組み合わせた蜀江文様のタイルが貼られてる。


1階の窓。
窓上のアイアンの飾りもいいな。


店内へ。


クラシカルな椅子や天井、鏡。


床のタイルも美しい〜


お手洗い手前には、こんな小窓があって、周りの壁面はタイル。





名物、玉子引き鉄板ナポリタンスパゲッティのセットを頼んだ。
熱々のスパゲッティ、私には濃すぎるくらいだったけど、美味しかった。


ホットカフェオレも可愛いスタンド付きのガラスカップで出てきた。


ランチの後は、タイル巡りしながら、
最終モザミューを目指す。
タイル貼りの旧郵便局の建物。


庇の内側にも念入りに多種類のタイルが貼られてる。


Y字路に立つ住宅の腰壁にもタイルがめぐらされている。


経年変化で変色したタイルのグラデーション。


古い写真館があった。


玉突=ビリヤード店?
遠目で見ると玉石タイルっぽかった腰壁が、


近寄ると石が詰まった壁だった。


タイル貼りの理容ロビン


入口足元に貼られてたモザイクタイル。



いろんな型板ガラスも。


そして元町公民館まで、鹿に会いに。


細かいモザイクで描かれた鹿と山並。


公民館がこんなモザイクに覆われているなんて、さすがにタイルの町。


松の木もリアル。


こちらのタイルの渋い色どりもきれいだなあ。




入口周りには、擬木が描かれていたり、山の絵が描かれてたり、
不思議な玄関周り?だった。


元お風呂屋さんの廃墟?
入口にコラベルタイルが貼られてた。





多種類のモザイクタイル貼り浴槽?!


ピンクのタイル、可愛い。




表面が波打つピンクのモザイクタイル。


こちらは地模様のあるまだらタイル。
今まで見たことないかも。



喫茶店の入口。
色違いのボーダータイルを縦に貼って
デザインされていた。

この後は、多治見陶磁器意匠研究所へ。
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土岐市ケラモスアートギャラリーへ

2022-02-17 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

岐阜ではもう一つ、インスタを拝見していた土岐市のケラモスアートさんへ訪れるのも楽しみにしていた。
ケラモスアートさんは、全国の数々の有名近代建築のタイルやテラコッタの復元を手掛けられている。去年の夏にギャラリーをオープンされ少し前に訪れた京都タイルギャラリーでもタイルの実物を拝見していて、とても興味を抱いていた。


ギャラリーへ訪れると、外壁には、色とりどりの渋いスクラッチタイルが貼り巡らされていた。
なんというインパクト!
なんという美しさ!


これらの味わいのあるタイルは、神戸女学院の第三期の修復工事に携わった際に何度も焼き直し、試行錯誤した試作品なのだそう。


茶色に緑混じりや青混じり、グレー、さまざまな色味のタイルが美しい。


タイルは、湿式の押し出し成型で作られ、
一枚一枚、手作業でスクラッチを入れたもの。
機械では出せない味わいがある。



スクラッチタイルに見惚れてしまって、なかなかギャラリーに入れず、、


ご兄弟2人で、タイル制作をされながら運営されているギャラリーは、陶板、陶俑作家さんでおられたお母様の作品の常設展示をはじめ、オリジナルのハンドメイドタイルが展示、販売されてる。
あれもこれも欲しい、見たいものばかりで焦る、、



まずは、今まで近代建築の修復時にタイルの復元を手掛けられたものの資料を見せて頂いた。
京都市美術館の旧玄関のこのタイルもいくつか修復されてたんだなあ。


別府公会堂の藍色の布目タイルも!



銀座の奥野ビルの1階部分のスクラッチタイルも!

他にも京都図書館、京都大学、北海道大学、ロームシアター京都、山の上ホテル他多数、、あの近代建築も、この近代建築も数々の名だたる近代建築の修復に携わられていたのだった。
大手ではなかなかできないきめの細かな対応で、質の高い復元タイルをたった2人で作られているというのが驚きだった。



先斗町歌舞練場外壁の復刻タイル。


布目がよじれるように入ってる別府公会堂の布目タイル。


山の上ホテルの修復時に階段から出てきたというタイルの復元も。


なんとあの大阪の小川香料のアールのついた軒のテラコッタの復元品まで作られていたとは!


敷き瓦も。


イシュタール門のミニチュア。

大手の会社ではなかなか対応できないといったものが最後に回ってくることが多いのだとか。


復元だけでなく、他にも特殊な金型で作られた押し出し成型によるオリジナルデザインのタイルを手掛けられている。


お花の形をしたオブジェもかわいいし、


複雑な形を抜いた透かしブロックのようなタイルも美しい!
こんな風に積み上げて使っても、一個だけでも存在感がある。


そして別棟の展示室には、色とりどりのレリーフタイル!
ホームセンターの鉄筋を使って作られたというディスプレイ棚が、ローコストでシンプルなのにセンスよく、タイルの可愛さがめちゃめちゃ引き立ってる!


この中から欲しいものいくつか選ぶのに困難をきたす。
棚ごと買い占めたいレベル。


他にも様々な手作りタイルを見せて頂いた。
これもすごく面白いなあ。組み替えると又違ったデザインになるようだ。


作業場も見せて頂いた。
1250度まで上がる窯は、焼き上がりは6日間かけてじっくり冷ますという。
じっくり冷やすことで、結晶など風合いが生まれるようだ。
他にも粘土を圧縮して、押し出し成型する機械や、その口金となる手作りされてる金型、石膏型から空気を送り込んで粘土を外す機械など、興味深いものをいろいろと見せて頂けた。


更にはスクラッチ体験まで。
一本が半筒状の針を並べて作った器具を使って、フリーハンドで真っ直ぐ引っ掻く。
思ったより深めに引っ掻かないと、もろもろしたわらびが出ない。
引っ掻いた後は、ローラーで軽く押しつける。3回目でちょっとそれらしいのができたかな?!


お庭には、さまざまなタイルの試作品などが敷き詰められていて、一向に飽きない。



織部の敷瓦なども。


エントランスは、オリジナルのレリーフタイルが散りばめられている。


レリーフタイルの周りは筑波大学に使われた復刻タイル。



悩みに悩んで選び購入。



可愛い干支のトラのオブジェも。

ちょうど急ぎのお仕事があるにもかかわらず、丁寧に応対して頂き、
タイルの世界を超満喫させて頂いた。

復刻タイルなど、本物を再現するためには、質感や色味などきめ細かな調整が必要で、何度も焼き直しが繰り返され、手間と時間、コストのかかる大変な作業。採算が合わず閉業されていく同業者が多々ある中、ケラモスアートさんでは平成元年創業以来、制作を続けておられる。
見学をさせて頂き、近代建築の修復にも多大な貢献をされているこのような小さな会社があるということをより多くの人に知ってもらいたいなと思った。

ケラモスアートさんのHP→
一部通販されてます→☆

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