
建築仲間の方々と久々に再会し、京都亀岡楽々荘へ。
結構不便な場所にあるのだけど、車を出して頂き、ラクラク現地に到着。
楽々荘にやってきたのは12年前ぶり。以前のレポ→☆
以前は和食とイタリアンの飲食施設だったが、現在はがんこになっていて、
リーズナブルな食事も頂ける。

楽々荘は、現在の嵯峨野トロッコ電車を敷設するなど、明治大正期に政財界で活躍した田中源太郎の旧邸。
明治31年に、迎賓館として建てられた和館と煉瓦造りの洋館からなる。

建物の前には七代目小川治兵衛に手掛けられた650坪の広大な回遊式池泉庭園庭園が広がる。
緑がきれい。

書院造りの和館。

トロッコ列車のトンネルと同じ煉瓦で造られたという洋館。

洋館の床下換気グリル。

洋館の扉は二重扉に。

タイルが敷かれた1階テラス

ドアノブにも細かい植物文様の装飾

こちらは食事を頂いた1階の部屋。

ウェッジウッドに特注したというタイルが使われた暖炉。

銅板転写の優雅なデザインのビクトリアンタイルが美しい。

天井は豪華な折り上げ格天井。

階段の奥にあった小部屋では梁や内部の煉瓦造りが見られる。

明るい階段室。
手摺の下部の透かし彫りなど細かい細工が見られる。


吹き抜けの階段ホールの天井からぶら下がる照明のシーリング装飾は和柄。
カキツバタかな?

二階には二部屋あって、

どちらも暖炉にはタイルがあしらわれていてうれしい。

こちらは飴と黄瀬戸の好きな色の取り合わせが市松状に貼られてる。

地模様の入った飴釉のタイルに、植物文様のレリーフタイル。


建物の二方をぐるりと取り囲む2階のテラスはガラス窓に囲まれサンルームのよう。


照明は棒状のガラスがぶら下がったシェード。

もう一つの部屋の暖炉も華麗なイギリス製のビクトリアンタイルが存在感を放ってた。

暖炉の床面には銅板転写タイルが、

周りにはエンボスのあるマジョリカタイルが美しい~

上品でシックな色合いのタイル

床は寄木貼りに。
建物見学し、ゆっくり食事をして、かなりお久しぶりの皆さんとも会え、お話することができて、よかった~
この後は嵐山方面へ向かった。